わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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子どもが水いぼ取りを嫌がるときのたとえ話

今日は水いぼ取りのお話です。

水いぼ取り、いやですよね。

本人もいや。家族もいや。実は取る医療者側も結構いやだったりします。

今回はそのいやな水いぼ取りを頑張ってもらうためのテクニックです。

 

対象年齢は2歳から5歳程度です。

特に男の子。

女の子はしっかりと因果を問いて上げれば暴れずに水いぼ取りに協力してくれますが、

男の子ではそうも行きません。どうしても暴れてしまいます。

 

では、どうすればよいか。

わかりやすいようにたとえ話を使うといいのです。

使うキーワードは「虫」です。

 

子どもは虫は好きですが、異様な形をしている虫は嫌いです。

そこがポイント。

 

水いぼの中には白い虫が居る。

その虫が寝ている時に起きて動きだして、子どもを作って新しい水いぼを作る。

というように教えてあげます。

 

どうでしょう。なんとなくその虫に対する嫌悪感が出てきますよね。

 

そして、クリニックで1個水いぼをつまみ(大きなものがよい)

中の白い塊を本人に見せます。

そして、ヒトコト。

「動いてる?」

と聞くのです。

 

そうすると結構な割合で「動いている」というので、

もう一度上でしたお話をするのです。

最後にもう一度聞きます。

頑張る?

と。

 

このテクニックを使うことで

みんな、頑張って水いぼ取りに来てくれますよ。

 

家で、水いぼを取りに行きたくないと泣いている子どもがいたら試してみても良いかもしれませんよ。

手足口病が流行しているようですね 2014年9月

今年は例年に比べて遅い時期に流行っているなという印象です。

例年は6月から8月だったように思いますが、

今年は9月に入ってからポツポツと患者さんが受診しています。

 

なお、昨年の手足口病が手足の爪が剥がれるタイプでした。

今年の手足口病は・・・

ごめんなさい。まだ、そこまで確認できていません。

 

お気をつけ下さい。

子育てのコスト

という考え方があります。

このコストは金銭的なものだけではなく、時間的なものや、手間なども含むものです。

子育てにかかるコストは年々高くなっているという印象を強く受けるのですが、

今回もそのコストを更に押し上げかねない事件がありました。

 

2014年9月現在、神戸で起きていた女子児童の行方不明事件です。

この事件は、最悪の結果となりました。

 

「もう、小学1年生を一人で歩かせることができないのか」

というのが、現在の考えです。

 

同じくらいの娘を持つ親としては、非常につらいものです。

小学1年生は早く家に帰ってきますが、一人でお使いにも行けない。

図書館にすら一人で行くことができないのは自分が子どもだった時と比較すると、

やるせない気持ちになってしまいます。

(田舎で育ったので、都会育ちの人はまた違った感想をお持ちかもしれませんが)

 

小学生の外出に親が一緒に行く。

このことは親にとっても非常に負担になるものです。

物理的に時間が取られます。

10分お出かけするのに準備も合わせて30分かかるわけです。一人で準備させるにしても。

(実際は面倒を見るので更に時間がかかる)

また、現在行っている作業を中断するので元に戻すのに更に時間がかかります。

 

実際に子どもの付き添いに出かける以上に作業は滞ることになります。

 

人出があればいいって?

どこにありますか?

祖父母が近くにいればいいでしょう。でも、そうじゃないひとは?

共働きの人は?

下に小さな子がいる親は?

(下の子の準備をするのにも時間が取られるのです)

「じゃあ、どうすればいいのさ?」

というのが、現在の心境です。

 

・・・これ、社会に対してもいいものではありません。

子どもを育てるのに手間がかかる。

まあ、これは当たり前かもしれません。

でも、今まで一般的には「手がかからなくなり始めた」

と認識される小学生になっても、現在以上にコストを掛けなければいけない。

ということになれば、どうなるのか?

 

いくつかの影響は出てくるでしょう。

まず、社会の労働力は減ります。確実に。

これは自分の経験からも明らかです。

というのも、人材募集の時には結構応募があるんですよね。

小学生の子を持つお母さんの。

これらの人は社会に出て仕事をすることが難しくなってしまうでしょう。

 

もう一つの影響は、出産の問題です。

もう子どもは産まないよ。最初から子どもを作らないよ。

という流れになる可能性もあるでしょう。

だって、そうですよね。子育てに余計時間を割かねばなりませんから。

出産を希望しない。子どもの数を増やさない。

という変化が起きる可能性もあると思います。

 

一人の親としても、子どもに携わる職業に就いていることを差し引いても

頭の痛い問題です。

子供が予防接種の日にはパパは早く帰りましょう

今日は生まれて2回目の予防接種でした

 

最近は予防接種を何種類も同時にできるようになったので、

スケジュール乱れの心配は減りましたが、逆に一日に打つ種類が増えています。

今日は5種類。

肺炎球菌、HiB、B型肝炎、ロタウイルス、4種混合。

というわけで前日の夜はママが夜なべして問診票を書き、

(ママ、長女も予防接種したので、合計7枚!!)

本日は4本の注射を打たれました。(ロタは飲み薬です)

 

そのため、今日の夜の娘の機嫌が悪いこと、悪いこと。

ずーっとご機嫌ななめでした。

特に腕を触られるとすぐに大泣きしてしまいます。

 

こんな日にはママさん一人では大変です。

家事と上の娘のお世話もありますので、てんてこ舞いです

普段であれば赤ん坊をある程度放置して、上の娘の世話をすればいいのですが、

予防接種の日はそうもいきません。

 

こんな時にはパパさんの出番です。

上の娘の世話を買って出るもよし、赤ちゃんの面倒を見てあげるもよし。

 

いつもなかなか手が出せないパパさんでも、こういう時くらいは早く家に帰ってあげて

子育てのお手伝いをしてあげてくださいね。

きっと、家族からの株も上がりますよ。

 

・・・さあ、泣いている子を抱っこしてあげようかな。

運動会の練習が乾燥肌を悪くする

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どうしても仕方のない話なのですが、運動会の練習は皮膚の状態を悪くします。

運動会シーズンを前にした皮膚科の悩みです。

 

湿疹の原因はいろいろありますが、

汗や埃もひとつの原因です。

また、物理的にこすれることも湿疹を誘発します。

紫外線も皮膚を悪くしてしまいます。

 

そのため、運動会の練習を行うことが湿疹を悪くしてしまうのです。

悪くなる要因がたくさんありますからね。

 

もともと湿疹を持っている子は、運動会の練習が始まる前に

しっかりと保湿をして、湿疹を作らないようにしましょうね。

もちろん湿疹ができた時には薬ではやく治してしまいましょう。