わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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帰省して、増える皮膚病、減る皮膚病

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お盆も終わり、学生の皆さんは夏休みの最後にむけて宿題のラストスパートでしょうか。

当クリニックもお盆休みを終え、スタッフ一同、気力を再充填して毎日診療にあたっております。

 

さて、子どもたちが実家に帰省し、あるいは旅行に行って来たあと、当クリニックを受診すると

お肌の状態が随分帰省前と異なる子がいます。

特にいくつかの疾患が増えた印象があります。

何故なのかも合わせて見てみたいと思います。

 

1)汗疹

特に背中、肘や膝の汗疹が増えた印象があります。

2)とびひ

これも明らかに増えたのではないでしょうか。

3)湿疹

意外に悪くなる方もいます。

 

この2つは、生活パターンやスキンケアの習慣が崩れたためにできたのでしょう。

毎日、お風呂やシャワーを浴びていたのが、交通機関に乗っている間は出来ない。

実家に帰った場合は、その家人との時間の都合が合わずにケアできない。

あるいは、色々なところに出歩くためにケアの時間が取れない。

時には、エアコンなどの冷房設備がそもそもない。

実家にいるペットやいつもと違う環境の抗原に反応してしまう。

など、様々な原因で東京でのケアと同じだけの密度でケア出来ないこともあります。

・・・実家がトトロの家みたいって言われたこともありましたねぇ。

 

 

逆に減った皮膚病もあります。

手足口病はお盆前の患者さんの数がウソのように減少しています。

病気は広がるためにはある程度の患者さんの密度が必要です。

東京都で8月上旬まで広がっていたのは、その密度が十分に高かったのでしょう。

しかし、規制することで患者さんの密度が下がったために減った可能性は有ると思います。

・・・ただ単にみんなすでにかかってしまったからかもしれませんが。

 

8月の民族大移動。

色々なところにその影響は見えてくるのかもしれません。

非常に興味深い話だと思います。

こどものホクロを大きく見ると、違う世界が見えてくる。

さて、質問です。
この機械は何に使うのでしょうか?

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これは、ダーモスコープと呼ばれるものです。

この機械を使うことによって、ホクロを約10倍に拡大して見ることが出来ます。

それにより、ホクロの中にあるメラニン色素の分布をより細かく確認することが出来るのです。

細かく色素を確認できることで、どのようなメリットがあるのか?

 

細かく見ることで、そのホクロが悪いものかそうでないのかの区別を付けられます。

つまり、ホクロの悪性腫瘍、悪性黒色腫なのか、良性の腫瘍、色素細胞母斑なのかを

区別することが出来ます。

 

昔はホクロは「7mmを超えたら取りましょう。」

と言われることが多かったのですが、いまでは、7mmを超えていても、

そのホクロの色素の分布を見ることによって取るべきか取らざるべきかを区別することが出来ます。

 

小さいこどもの手術を行うということは本人や家族にとっても大変なことです。

そのリスクを、てのひらに乗るくらいの小さな機械で防ぐことが出来るのであれば、

とっても良いことなのでは無いでしょうか。

 

当クリニックでもダーモスコープによるホクロの診断を行っております。

前の病院から行っている検査方法ですので、既に数百人以上に検査を行ってきました。

時間はほんの数十秒から数分の検査です。麻酔なども必要なく受診したその日に検査を行うことが出来ます。

 

もしも診断に迷うような場合は、ダーモスコープの専門家が勤務している病院に紹介することも可能です。

小さなお子さんで、ホクロが心配という方は一度近くの皮膚科に相談してみてはいかがでしょうか。

もちろん、当クリニックでも診察を行っておりますので、心配なかたはどうぞご来院ください。

2013年8月28日勉強会のお知らせ(中止になりました)

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマをきめて勉強会を行なっております。
皆様の御参加をお待ちしております。

2013年8月28日

手の湿疹のはなし HE-A-001
なかなか治りにくい手の湿疹のでき方、なおし方

時間
開場 10:15
講義 10:30-11:15
質問の時間 11:15-11:30

場所
わかばひふ科クリニック 待合室
180-0002
吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
0422-22-1232

定員
6名

費用
無料

講師
野崎誠
わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
駐車場は1台分のみあります。予約は受け付けておりません。
駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

予約時の注意事項
キャンセルは前日まで、メールでお願い致します。
当日のキャセルは申し訳ありませんが、お受け出来ません。

個人情報について
個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

じんましんも流行っています?

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いよいよお盆です。
帰省ラッシュも始まったみたいです。

 

今週、診察をしていてあれあれと思いましたが、
どうもじんましんの患者さんが増えているようです。

幼児、小学生、大人と年齢は様々です。

原因ははっきりしません。少なくとも食事や薬といったものではないようです。

ただ、共通しているのはつかれていること。
夏休みもそろそろ折り返しを過ぎ、子どもも疲れが溜まっているのでしょうか。
また、大人もお盆休みの前に仕事を全部終わらせないと行けないのでしょうか。

ウイルス感染などはないようですので、一つ安心ですが、
しっかりと薬を飲んで、休んでくださいね。

 

あ、でも、みんな疲れているということは
お盆明けに帯状疱疹も増えるかもしれません。
このように考えると、お盆というシステムもいいのか悪いのかわかりませんね。

最後に一つ。このうだるような暑さは絶対に体にわるいです。
ふう。