わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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ゲリラ豪雨にご注意を 混雑状況のご案内 2013年7月版

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夏です。梅雨も終わりました。

そして、ゲリラ豪雨の季節です。もう少し風情のある降り方だと、「夕立」と言えるのですがねえ。

 

さて、今月の混雑状況についてのご案内です。

 

曜日別の混雑状況です。

とても混みます・・・3連休後の水曜日

混んでいます・・・月曜日、水曜日、土曜日

比較的余裕があります・・・木曜日、金曜日

です。

特に月曜日は休み明けということもあり、混雑が激しいです。

待合室の椅子が足りなくなる可能性がありますことをご了承ください。

初診の方、ゆっくりとお話を聞いてほしい方は木曜日、金曜日がお勧めです。

 

時間別の混雑状況です。

混んでいます・・・平日13時ころ、16時ころ、19時ころ

比較的余裕あります・・・平日15時ころ

土曜日はごめんなさい、全く状況は読めません。

早い時間に混雑することもあれば、昼前に混雑することもあります。

年齢により、受診の時間帯が異なります。

平均年齢が高い方は午後の早い時間。逆に赤ちゃんも午後の早い時間が多いです。

おやつの時間になり、幼稚園児→小学生。

夜は中高生と働いている方、保育園児となることが多いようです。

 

 

夏になって、ゲリラ豪雨の日が増えてくることが予想されます。

天気の状況を見ていると、午後の3時ころから雨が降り始めることが多いようです。

吉祥寺にはいつも午後5時くらいに大雨が降るようです。なぜ?

夕方からよるにかけては天気が不安定になることがありますので、

出来れば早めの受診をお願い致します。

インターネットや電話で予約すれば比較的待ち時間は短く済みますので、

ご協力をお願い致します。

 

 

学会に行って来ました

「本日学会のために休診です」という案内はクリニックによく貼ってありますが、

その「学会」とは一体何でしょうか。

 

今回、その「学会」に行ってきたので、そのレポートをしたいと思います。

お医者さんの休日に興味のある方もどうぞ。

 

学会とは何か。私も正式に調べたことは今までありませんでした。

そういうものかなあ。と思っていたので。

いや、医師の場合、医局に入る(ほぼ就職すると同義語です)と同時に学会に加入した(?するように言われた?)ので、しっかりと考えたことはないのです。

Wikipediaによると、学会とは「学問研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。また同時に、査読研究発表会講演会学会誌学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流などの役目も果たす機関でもある。」

とあります。

つまり、その分野の専門家が集まって、その分野のことについて、検討・議論する場所

ということになるでしょうか。

その議論を行う場所として、学会雑誌があり、講演会や勉強会があり、パーティーがあるというわけですね。

(ん?パーティー?と思われた人。雑談や人脈形成も、その分野の研究を発展させる上では大事なことなのです。

茶飲み話が研究を進める大きなポイントになったという話もいっぱいあるんですよ)

私達がいつも「学会」と言っているのは、概ねその中の「研究発表会」に当たるものです。

 

 

今回私は行ったのは、日本小児皮膚科学会第37回日本小児皮膚科学会学術大会です。

会場は東京プリンスホテルです。東京タワーのお隣ですね。

あまり広くない会場です。

大きな学会だと、幕張メッセ、東京国際会議場、東京国際フォーラム、パシフィコ横浜、京都国際会議場

などの大きな会議場を貸しきって行うことがあります。

小さな学会では京王プラザなどのホテルを借りて行うことがあります。

ホテルの正面に「○○学会学術大会」と看板が立っていたり、会議場や宴会場に「○○学会総会」などあったり、

日中のホテルにスーツを着たおじさんやおじいさんがたくさん歩いていたらそこでは学会があるのでしょう。

 

閑話休題。

この小児皮膚科学会ですが、この学会は小児科のなかでも皮膚に興味のある先生と、皮膚科の中で小児に興味のある先生が集まって作られた学会です。

学会に所属する人は約1500人。皮膚科医の総数が1万人、小児科医の総数が1.5万人なので、そんなに多くはありませんね。

でも、小さな学会では逆に顔見知りの先生が多かったり、なにか相談したいことがあった場合、専門の先生を見つけやすいなど、いいこともあります。

逆に大きな学会では、たくさんのお話が聞けるので、知識を一気に増やすこともできるので、一概にどちらがよいとも言えません。好き好きですね。

 

まず、受付で学会の参加登録を行います。

領収書を兼ねた、登録・参加章を貰い、それを首から下げます。これがパスカード代わりになります。

その後、必要があればプログラムを購入します。普通は学会に入っている人には予め配られますが、

プログラムは会場でも販売されているので、非学会員でも心配なく参加することができます。

 

その後は演題を見るも良し。ポスター展示を見に行くもよし。特設された本屋さんで専門書を探すも良し。

器械の展示を見に行くのも良しです。

今回は患者さんの団体のブースもありました。円形脱毛症の患者さんの会です。

 

学会の演題の発表には様々な形式があります。

今回は、発表(口演と呼びます)でしたが、演題が多いとポスター展示になることもあります。

最近ではインターネットで予め事前情報を確認できるものもあるようです。

大きな会場にずらりとA0サイズのポスターが並んでいるのはなかなかの景色です。

当然、あることを発表する人には反対意見を言いたい人もいるはず。

その意見の交換で科学は進歩しますから、議論の時間もあります。

口演の時には発表終了後に、ポスターの時にも決まった時間にはそこに発表者はいなければ行けません。

そこで議論を交わすわけですね。

これもそのうち、ネット上でのやり取りに変わっていくのかもしれません。

 

また、学会の場は教育の場でもありますので、その分野の専門の先生が

時間を割いて、教育的な講演を行う場所でもあります。

どうしても専門の分野以外については情報が古くなりがちですので、

このような場所で最新の知識を仕入れる必要があります。

ですので、学会の会場には新人の先生からベテランの先生まで集まります。

最新の情報とは全く逆の、今は廃れてしまった技術の話や、診察風景の話なども聞けるので、

それもまた面白いものがあります。

私の場合は小児科の情報を興味深く入手することが出来ました。

 

こんな感じで学会は進んでいくのです。

 

RMK 回収です・・・。

RMK

我が家の証拠品です・・

 

お恥ずかしながら、カネボウの回収の件はメディア(主にTVのニュースですが)で知っていましたが、

日常の忙しさにまぎれ、きちんと確認するまでには至りませんでした・・

 

今回、購入したデパートの店舗からのダイレクトメールで回収を知りましたが、

メルマガ登録をされている方には、どうやら7月のアタマの段階でお知らせが来たようです。

 

私の知る限り、TVのニュースでも、『カネボウ』が大きく報道されていましたし、

それ以外のメーカーにも該当商品があるというアナウンスは、ほとんどなかったように思います。

正直、『ふんふん、カネボウね〜。私は買ってないから関係ないわ〜』と思ってました。

その後の顛末については、院長の記事の通りです。

3社、8ブランド、54品目という、とんでもない数だったんですね・・・

 

なお、皮膚がまだらに白くなる件については、非常にいい加減な使用頻度だったことが幸いしたのか(?)

まったくもって影響ありませんでした。

すなわち、まだらにすら白くなっておりません・・ハイ。

 

今回の件でひとつ疑問が。

 

海外に出かけた際に、免税店で化粧品を買う方はたくさんおられると思います。

また機内販売で買われる方もいるでしょう。

RMKに関して言えば、海外のみならず沖縄のDFSでも購入できます。

 

通常のデパート内店舗での販売では、多くの場合、顧客登録をし、購入商品の履歴が残ります。

私の場合、この購入履歴から、該当商品を販売した顧客ということでDMが届きました。

ですが、免税店や機内での購入に関して言えば、記録が残ることはありません。

 

また、海外からの観光客が購入した場合も同様で、おそらく旅行客は履歴を残すことは無いのではないかと思います。

こうしたお客さんたちに、回収情報をどう伝えるのか。

メーカーの努力だけでは、もはや限界な気がします。

 

私たちが海外製品を購入した場合も同様です。

回収命令が出ていたり、重大な問題が起きていた場合に、よほど海外の情報に精通しているか、

ニュースで取り上げられるほど大々的に報道されなければ、

帰国した私たちが知りうる方法は少ないでしょう。

 

化粧品購入の際のリスクを、真剣に考えなければいけないのかもしれません。

考えさせられる一件でした。

カネボウ狂”騒”曲 第2章

カネボウ株式会社のロドデノールのお話は前回で最期にしようと思っていました。

理由は、患者さんとしては来る可能性があるけれど、少なくとも我が家では使用していないからです。

・・・そう思っていた時期もありました。しかし、我が家も巻き込まれていたようです。とほほ。

 

始まりは一通の封筒からでした。その封筒は「RMK」からのもので、”重要なお知らせ”と書いてありました。

当然、自分あてではないので、机の上に置きっぱなしにしていたのですが、該当者(というか、事務長ですが。)が

封筒を開けて、中を確認して、一言。

「コレ、うちにもあるんじゃない?」

 

おやおやと思っているうちに、事務長が洗面所に行って、その品を持ってきたら、どんぴしゃり、該当製品でした。

とりあえず、今は返品用の宛名を書いています。

 

さて、なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。不思議に思ったので考えてみました。

まず、ロドデノール製品を開発したのは、カネボウです。

そのカネボウの子会社のエキップがRMKというブランドを展開していたわけです。

 

我が家では

夫:RMKのブランドは知っている。買っていたのも知っている。

エキップの製品が返品対象になっているのも知っている。

でも、RMKがエキップのブランドであることは知らなかった。

妻:RMKはよく知っている。当然買っている。

カネボウの製品が返品になったのも知っている。

でも、エキップがカネボウの子会社であり、回収対象になっていることは知らなかった。

ため、傍目にはお間抜けな事態になってしまったわけです。

 

では、どうすれば良いのか。

まず、製品が回収されたという話を聞いた時にはメーカーのHPを家族全員で確認する。

テレビの言うことは鵜呑みにはしない。

(上記には語弊があるかもしれませんが、テレビでは放送時間に制約がある以上、

「カネボウ」としか言わない可能性が十分にあるわけです。

実際は、「カネボウ」の”ブランシールスペリア””suisai””トワニー””インプレス””アクアリーフ”

「リサージ」の”リサージ”、「エキップ」の”RMK””SUQQU”とそれぞれ対象商品がありますが、

ここまできちんとしゃべることは出来ないでしょうからね)

その時くらいは新聞を読む

など、色々と行動しなければいけないのでしょう。

 

でも、ここまで普通はしませんよねえ。

メーカー名とブランド名を別にすることにより、様々な問題が出てくる

ということを思い知った一件でした。

 

追記。

ここまで書いた所、「RMKって、免税店で売っていたわよねぇ。」という事務長の言葉。

これも大きな問題を孕んでいるわけですが、これはまた別稿で。

おヘソを出して寝ていてもいいじゃないか。

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ある寝苦しい夜のこと。あまりにも暑い日で、一晩中エアコンをつけていました。

ふと目を覚ましたら隣で寝ている娘の姿がありません。

一体どこにと、一瞬で青くなった顔で眺め回すと、ベッドと床の隙間ですやすやと寝ていました。

どうもそのエアコンの冷たい空気が最も貯まる場所を探して自分で降りていったようです。

翌朝にけろりとした顔で、何事もなかったかのように起きて来ました。

そういえばと思い返してみると、自分も子どもの時にお昼寝で一番涼しいところを探して、

廊下で寝ていましたっけ・・・

 

どうも、子どもとネコはその部屋の中で一番涼しいところがわかるようです。

(ということを妻に話した所、「イヌもよ。」と返事が帰って来ました。

人間の大人だけが鈍いのかもしれません・・・)

診察室で話をしていると、「子どもがあちこちで寝ているので、元の体勢に戻すんです。」

と言われることがあるのですが、そこまでしなくてもいいんじゃないかと思います。

 

また、洋服についても同様です。

自分で脱いでしまうのは暑いからです。

半袖を脱ぐならタンクトップに。タンクトップを脱ぐのなら腹巻だけにしてしまえばいいのです。

・・・とここまで話をするとよく言われるのが、

「風邪を引いたりしませんか」ということ。

でもね、風邪はウイルスでかかるので、周りに調子の悪い子がいなかったらそんなにそんなに風邪を引くことはありません。

 

また、もうひとつは、「寒くなったらどうするんですか?」ということです。

でも、この言い方は自分の子どもの力を信じきれていないように思えます。

寒くなったら、今度は子どもは自分で動いて、温かいところを探しますよ。

時々、親にピッタリとくっついて眠っていますが、これは温かいところを探して、

その結果、自分で決めてくっついていますから。

まあ、そのまま見ててあげるのが一番だと思います。