わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。


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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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ある朝の出来事

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午後から診療といった不規則な受付時間のせいか、

午前中は何をしているのかといった質問を受けることがあります。

 

これはある朝の出来事です。

朝ごはんも食べ、子どもも学校に向かいました。

さて、のんびりしようかと思い、パソコンに向かった所、

エラーのメッセージが。

見てみると、ハードディスクが故障しています…………

 

今までののんびり気分が一気に吹き飛びました。

慌ててネット通販を探し回り、

ハードディスクの注文をしたのはしばらくたってから…

気がつくともう出発の時間です。

 

という感じです。

のんびりしている暇はありません。

それ以外にも原稿やブログを書いたり、院内掲示物の下書きをしたり。

小さな仕事をすっとしています。

決して寝坊しているわけではありませんよ。

 

プリント配布中

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クリニック入り口の北側、掲示板の中に自由に持っていける

病気のお話のプリントを設置致しました。

現時点では

・いぼ(尋常性疣贅)

・水いぼ(伝染性軟属腫)

・とびひ(伝染性膿痂疹)

の3種類のプリントを用意しております。

また、院内にはスペースその他の関係で置けなかった

プリントやパンフレット、リーフレットが各種置いてあります。

 

もしも興味がありましたらプリントだけもらいに来てもらっても構いません。

常識的な範囲内でしたらお友達の分もご一緒にどうぞ。

病気の話だけではなく、生活のアドバイスなども載せています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

水虫、流行っています

 

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5月も中頃を過ぎ、暑く感じる日も増えて来ました。

気温と足並みを揃えるように、水虫の患者さんが少しずつ受診するようになりました。

ゴールデンウイークのお出かけの影響もあるのでしょう。

 

水虫、よく見られるのは、赤いブツブツがあり、一部に皮膚が剥けたようみ見える部分があり、

とてもかゆいというのが相場でしょうか。

しかし、その症状がなくても水虫のことがあります。

赤くないから水虫ではない。痒くないから水虫ではない。

わけではありません。

 

水虫が痒いのは、自分の体が水虫を攻撃しているからです。

同時に赤くなったり、水ぶくれができるのも同じ理由。

厳密にはあの赤みは、水虫菌に対する「かぶれ」なのです。

ですから、糖尿病など、免疫が落ちる病気の方の水虫は痒くはありません。

また、長期にわたり水虫になっていると、反応が徐々に弱くなってしまい、

痒みが出てこないのです。

では、長期の水虫はどのようにして封じ込めるのか?

これは足の裏が厚くなることで封じ込めています。

つまり、痒みがなくなってきた→水虫が治ったわけではないのです。

 

「水虫」を心配して皮膚科を受診した患者さんの中で本当に水虫菌がいるのは、

その半分しかいないという報告もあります。

心配な方は一度皮膚科を受診してみて下さい。

さくらんぼ帯状疱疹?

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あれは、医者になってから2年目の事だったと思います。

ゴールデンウイークが終わった後、医局人事の都合で何回か地方の病院に行くことになりました。

 

その病院は地域の中心の病院で沢山の患者さんが来ると脅かされ、ビクビクしながら行ったのですが、

外来はガラガラ。のんびりと診察が出来ました。

診察終了後、その土地名物の肉そばを食べながら、看護師さんにその話をすると、

笑われ、理由を教えてくれました。

その時期はさくらんぼの収穫時期だったのです。

聞くと、さくらんぼの収穫時期はてんやわんやです。

普段はのんびりしているおじいちゃんやおばあちゃん、小さな子どもまで狩りだされ、

収穫、梱包、出荷と夜が明ける前から深夜まで、大忙しなのです。

当然、大きな病院にのんびりと受信している余裕はなく、病院側は閑古鳥が鳴く事になるのです。

なんでも、癌の手術ですら延期されることもあるとか。

 

逆に、その季節が終わると帯状疱疹の患者さんが増えるのです。

先のエントリーの通り、気が抜けてしまうのでしょう。

それを病院のスタッフは「さくらんぼ帯状疱疹」

と呼んでいました。

 

病は気からとはよく言ったものです。

帯状疱疹に流行はあるのか?

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帯状疱疹。

名前は良く知っているかと思います。

一説によるとお岩さんも帯状疱疹にかかっていたのだとか………

 

帯状疱疹の原因はみずぼうそうのウイルスです。

このウイルスは、水痘を引き起こした後、その人の神経の中に潜んでおり、

その人の体調が悪くなった時に再度、帯状疱疹という形で現れます。

したがって、季節との関係は無いはずですが、なぜか今の時期によく見かけるような気がします。

 

先に説明のとおり、帯状疱疹はその人の体調が悪いと出てきます。

今は、5月のしかもゴールデンウイークが終わった後です。

きっと、4月に環境が変わった方も多く、気が抜けてくるのでしょう。

5月病という言葉もありますしね。

あるいは、ゴールデンウイークにおもいっきり遊んだ後に

気が抜けるのでしょうか?

 

以前の病院に務めていた時にも、

新しく入った研修医や看護師さんがこの時期に帯状疱疹になっていました。

皆様、お気をつけ下さいませ。

なんとなく、ぴりりとした翌日以降に赤いぶつぶつが出てきたら、

それは帯状疱疹かもしれませんね。

早めに受診ください。