わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2023/1/3
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アトピー性皮膚炎が落ち着いてくる気候だった(2019年7月)

先月末から今月にかけて、小さな子のアトピー性皮膚炎は

軒並み改善を見せています。

この現象、昨年までには見たことがありませんでした。

・・・ということは、今年のこのうっとおしい天候が

湿疹を抑え込む要因になっているような印象があります。

 

小さな子のアトピー性皮膚炎は気象に関連する病気です。

その中でも特に湿度に依存する傾向があります。

湿度の下がる冬には明らかに患者さんの数が増え、

症状が強くなる傾向があります。

では、逆に湿度が極端に高くなったら?

そうですね。乾燥が改善するために

アトピー性皮膚炎の症状がよくなってくる。

ということが理論的に考えることができます。

 

実際、ここ数週間の平均湿度は100%近辺をウロウロするという

例年以上に高い傾向がありました。

そのために湿疹もきっと落ち着いてきたのです。

 

ということで非常にいい季節になっていたんだなと。

 

 

残念ながら年長児には改善傾向が少なかったようです。

多分年齢が上がってくると乾燥のために湿疹ができるというよりも

汗やホコリなどの刺激が原因になっているからなのでしょう。

むう。

 

夏休み期間中は土曜日の追加診察を行います。(2019年7-8月)

もう早いところは夏休みが始まっているようですね・・・

 

今年も夏休み期間中の土曜日の追加診察を行うことにいたしました。

7月20日土曜日から8月31日土曜日までの各土曜日に

外来予約枠を追加で用意いたします。

 

予約枠の追加ですが、いくつかのルールのもとに開けています。

・その日の予約がすでに完全に埋まっていることを確認したのち

・早い時間帯から、1つずつ

・時間帯予約枠を開放いたします。

 

最終的に開放されるのは

12時00分、12時15分、12時30分、12時45分の4枠が最大となります。

最初は12時00分の予約枠を開け、

もしもその予約枠が全て埋まっていることを確認した場合、

12時15分の予約枠を開けるという形になります。

なお、特殊外来の追加開放はありませんのでご注意ください。

 

延長予約枠ですが、通常の予約枠と同様の扱いになります。

予約時間開始前にご来院ください。

また、遅刻した場合は現予約枠の診療が終了してからお呼びする形になりますので、

来院時間にはご注意ください。

 

また、最終予約枠の時間が終了すると同時に院内の受付も終了となります。

遅刻すると診察が受けられなくなりますので、ご注意ください。

また予約枠内であったとしてもその時間内の患者さんの診療が終了した場合、

予約時間終了を待たずに診療を終了する可能性があります。

追加予約枠についてはスタッフの残業対応となりますので、

早めに勤務を終了させる義務があります。ご了承ください。

 

土曜日の外来は平日よりも更に混雑が予想されます。

平日でも診察可能な方は平日の予約を強く推奨いたします。

 

よろしくお願いいたします。

2019年度夏休みのご案内 8月6日から13日

2019年度、今年の夏休みの予定についてお知らせいたします。

 

8月6日火曜日

から

8月13日火曜日

まで

となります。

 

例年よりも少し早めの夏休みとなりますので、

お間違いの無いようにご注意ください。

 

なお、予約センターは夏休み期間中も予約受け付けを行っております。

電話対応については5日診察終了を以て停止となりますので、

処方箋の薬局へのお早い提出を推奨いたします。

電話対応は14日診察開始から通常通り行わせていただきます。

往診依頼についても夏休み期間は対応不可となります。

 

 

取材や原稿等のメール依頼については行う予定にしておりますが、

通常よりも返信が遅れる可能性が高いので、

必要な方はよりお早めにお願いいたします。

テレビ出演については夏休み期間は一切不可となりますので、

ご了承ください。

「指先採血」やってます

今年の春から始めた検査法ですが、

通常の採血とは異なるアレルギー検査方法が出てきたので、

今回はそのご紹介をしていきましょう。

 

うちでは「指先採血」などと読んでいますが、

正式な名称は・・・なんだろう。

 

こちら、指先で血を数滴取ればある程度のアレルギー検査が即日できるという

スグレモノの検査なのです。

 

一般的な採血では小さな子どもの場合、ルート確保に大騒ぎになります。

そして大量の検査を行うには良い方法なのですが、

ある程度単純化した検査を行うには必要以上に採血する結果となります。

また恐怖心も採血より指先からの方が少なくて済むでしょう。

トラウマのリスクも減りますし。。。

 

結果が出るまでの時間が短いこともメリットとなります。

20分で結果が出ますので、待たせる必要がなく、ありがたいです。

 

しかし欠点もあります。

まずはきちんとした数字で出ないこと。

あるか、ないか、強いか、

くらいしかわかりません。

次に検査項目が限られること。

現状8品目のみの検査となっています。

 

花粉系として

スギ(ヒノキ含む)

カモガヤ

ブタクサ

ヨモギ

の4種類。

 

ハウスダスト系として

ヤケヒョウヒダニ

ネコ

イヌ

ゴキブリ

の4種類

 

合計8種類しか検査できません。

 

しかし小さな子が花粉症がないか?

ダニアレルギーがないか?

検討するには十分ではないでしょうか。

現在は舌下免疫療法という対処法もあるのですから。

 

ということで新しいアレルギー検査についてのご紹介でした。

繰り返すヘルペスに「1日だけ飲む」内服薬誕生

どんどん新薬が出てきます。

皮膚科についても例外ではなく、当院でもここ2年で

「オテズラ」、「デュピクセント」

という新薬を使う機械が増えました。

 

そして、以前からあった薬についても新しい使用方法が出てきました。

今回はそんなお話です。

 

ヘルペスの治療薬としてファムビルというおくすりがあります。

現在ヘルペスの内服薬はいろいろな種類が出ており、

どれも飲み方は似たり寄ったりなのですが、

このファムビル、新しい飲み方が出てきました。

 

それが、一日だけの内服という方法です。

 

通常の抗ウイルス薬は何日か連続して内服する必要がありました。

現在一般的に使用されている薬剤では5日間かな?

それが1日で良くなる?

なんだか騙されているようにも感じてしまいます。

 

しかし、そのためには条件がいくつかあるので注意が必要です。

新規の処方の場合、年に数回以上の発症履歴があること、

そして、症状の出現後6時間以内の受診であること。

その二点が必要となります。

 

そして、処方された直後に1回4錠、

その12時間後に更に4錠内服する。

それで終了。

 

つまり、発症のごく早期に内服を開始し、

ウイルスの増殖を一気に止めてしまおう

という考え方なんですね。

 

したがって飲むまでの条件は厳しい。

しかし飲み方は単純。

 

という形になるのです。

 

 

早く飲んで、早く効く。

どこぞのCMのようですが、こんな治療法、いかがでしょうか?