わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2023/1/3
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子供のパジャマを切り替えるのはいつからにすべきか?

少しずつ秋も深まっていく毎日ですが、

ときに聞かれるのがこんな質問です。

少し考えてみましょうか。

 

といっても、一律に考えることは難しいので、いくつかのパターンに分けてみましょう

1)自分で洋服の脱ぎ着ができる年齢

2)自分で洋服を着替えることができないが、ある程度自由に動ける年齢

3)まだ自分で動けない年齢

という3つの区分に分けてみましょう。

 

まず1)から。

概ね3-4歳以降といったところでしょう。

まあ、自分で洋服の選択ができるかという判断も必要になるので、大雑把な区分ですが、

結論は

「放っておく」

で十分です。

寒かったら自分で温かいパジャマを選びますからね。

寒そう?自分で選びますから大丈夫。

まあ、毎日布団にくるまっているようでしたら、暖かいのにするように

声をかけてあげても良いかもしれません。

大汗をかいていたり、布団をけとばして寝ているようでしたら

そのままでも全然問題ありません。むしろ厚着の害が出てしまうでしょう。

 

次は2)です。より小さな年齢の子ですね。

概ね1歳くらいからと言うことになります。

この年齢の場合、親の介入がある程度必要になります。

パジャマの選択ですが、まず布団をかけて様子を見てみましょう。

蹴飛ばさないのであれば、少し厚手のパジャマに変えてあげても良いかと思います。

蹴飛ばしているときは少し様子を見てあげましょう。

途中で布団に潜り込むときは厚手に変更。布団を蹴飛ばしたままのときは

そのままのパジャマで問題ありません。

暑いときには布団をけとばす。寒いときには布団に潜り込むという行動を

無意識のうちにしていますので、そんなに心配は要りません。

布団に潜り込む=寒いかもしれない。と考えて大丈夫です。

 

最後に3)のパターンです。大体1歳くらいまでですかね。

実は一番むずかしいのがこの年代です。

暑い寒いの判断が難しいんですね。

一つの基準は少し薄めにするということ。

親と同じ枚数、同じ布団のときには子供は絶対に暑くなっています。

なので、基本マイナス1枚くらいでも十分です。

あとは暑いかどうかの基準はすぐに寝入ってくれるかです。

暑いときはぐずってしまいます。で、なかなか寝てくれません。

暑くなければすぐに寝てくれます。

寝入りばなに子供がぐずっているときにはまず布団を1枚剥がしてください。

それですやすや寝るようでしたら少しパジャマが暑いんですね。

もう少し薄手のものに変えてあげるようにしましょう。

すんなりと寝てくれるときにはパジャマの暑さはそれで十分です。

 

その子の性格や、面倒臭さとの兼ね合いもあるので、この問題は少し複雑になることもありますが、

概ねこのような考え方で良いかと思います。

 

これからの季節のパジャマ問題ですが、こんな形で考えてみてはいかがでしょうか?

学研キッズネットに原稿を寄稿しています。

学研キッズネットってご存知でしょうか?

Web上のコンテンツです。

小学生が自分で楽しく読むことのできる記事もありますし、

保護者向けのページもたくさんあります。

 

学研キッズネットfor Parents

 

実は今年の夏から、こちらのページにおおよそ週に1回のペースで

記事を寄稿させていただいております。

 

お話の大まかな内容はブログで書いている部分と一部重複するものもあるかもしれませんが、

多分ブログよりも読みやすいかと思います。

なんと言っても編集さんがしっかりと原稿を確認してくださっているので、

記事が読みやすいこと。ブログと比べてもその差は明らかです。

 

今後もまだ記事の掲載は続きますので、

興味のある方は読んでみてくださいね。

 

悪天候が指先を救う(2018年10月)

今年の指の湿疹は皆さんなんとなく調子良いですね。

よくよく考えてみると気候天候の影響があるようです。

 

指先の湿疹の悪化因子は言わずとしれた外遊び。

多くは砂遊びですが、それ以外にも雲梯等があるようです。

また、学校行事による手荒れというものがありまして、

例えばイモ掘りとか、あとは運動会ですね。

 

ここ数週間は運動会シーズンです。ということは運動会の練習で

手指がホコリまみれになり、湿疹が悪化するパターンが多く見られるのですが、

毎週末のようにやってくる台風のために今年はなかなか屋外での練習ができず、

屋内で練習することが多いようです。

で、結果として手や指の湿疹が抑えられているという状況にあるようです。

 

本当に皮膚の湿疹とは社会・環境に大きな影響を受けるんですね。

赤ちゃんの乾燥肌が出てきました(2018年10月)

外来の診察を指摘がついたこと。

赤ちゃんの受診が少しずつ増えています。

秋です。秋がやってきたのです。

 

赤ちゃんの乾燥肌ですが、周囲環境の湿度に大きく影響を受ける印象があります。

つまり、夏は少なく冬に多い印象です。

 

そして秋になって湿度が下がってきたので、赤ちゃんの受診が増えたようです。

 

これからもどんどん乾燥が強くなりますので、

湿疹がどんどん出てくるようです。

 

湿疹ですが、こじれると治療の手間も時間も余計にかかりますので、

早めに受信することをおすすめします。

そろそろ保湿剤も冬支度を始めましょう

秋です。しかし本日は寒いですねえ。

最高気温20度を切っていますか・・・

 

さて、秋になってきたので、そろそろ保湿剤の変更を始めております。

今までは保湿効果は少し劣りますが塗り伸ばしの良いローション基剤を中心に

処方していました。

 

しかしそろそろ乾燥も強くなってきましたので、少しずつクリーム基剤に

保湿剤を切り替えていく予定です。

現時点では特に乾燥の強い子を中心に一部の子のみ変更していますが、

今後徐々に切り替えを進めていく予定です。

 

もしも、クリーム基剤に早期切り替えを希望される方は

一度外来に受診ください。そのときに相談していただければ

一気に切り替えることも可能です。

 

本格的に乾燥が始まる前にしっかりとした保湿剤で予防をしたいという方は

一度相談してみてくださいね。