わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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日較差が10度を超えたらアトピーの悪化に要注意

春です。暖かくなりました。

しかし、朝夕はまだまだ寒いですね。

実は、この朝夕の寒さがまだ残っている季節はアトピーには要注意の季節なのです。

 

春と秋は一般的にアトピー性皮膚炎の患者さんから落ち着かないと言われることが多くなります。

誘因は多分たくさんあるのでしょう。生活の変化も一つのきっかけになりますし、引っ越しもあります。

時にはストレスなども有るかもしれません。

年度末の事務仕事が忙しい?それも有るでしょう。テスト・・・はもう終わったかな?

 

しかし、もうひとつ忘れてはいけないのは汗です。

特にこの時期の朝夕とお昼の温度差はかなりの物が有ります。

朝にちょうどいい服装でいたら、お昼に外出するときには暑かった。

ということもよくあるお話です。

その汗が湿疹を悪化させることもよくあるのです。

 

この時期の洋服については迷うことも多いかと思いますが、

迷った時は薄くする。

これが基本です。

ダイナミックに洋服の枚数を変えて上げて下さい。

それが湿疹の予防にもつながるのです。

最高気温が15度を超えたらとびひのことを考えよう

春になりました。

一気に気温が上がってきましたね。

でも、これから、春夏の皮膚の病気が増えてきますので、要注意です。

 

最高気温15度。

これがとびひ第一波の一つの目安となります。

 

とびひは皮膚の表面に黄色ブドウ球菌が繁殖することにより引き起こされます。

当然、高温多湿の環境では特に増えやすい状態になります。

どうも、その温度は一つの境目になるようです。

 

でも、第一波の後はしばらくお休みして、5月ころから本格的なとびひシーズンに入ります。

この理由ははっきりしませんが、一つは洋服かもしれません。

冬の洋服で春の気候の中にお出かけをする。

それにより、大汗をかいてしまい、とびひが出てしまうのかもしれません。

 

気温が上がった時には洋服を脱がせること。

鉄則です。

2015年4月2日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

2015年4月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-014
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
     
2015年4月16日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-017
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年4月23日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-003
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年5月14日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-015
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
     
2015年5月21日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-018
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年5月28日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-004
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
    
時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
問い合わせは下のサイドメニュー内からの問い合わせフォームをご利用ください。
予約完了時の返送は行っておりません。ご注意ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは前日まで、問い合わせフォームよりお願い致します。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

お申し込みは下のカレンダーの該当する日時をクリックして行ってください。
問い合わせフォームからはお申込み出来ませんのでご注意ください。

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赤ちゃんの、ご飯の前に保湿剤。

赤ちゃんのほっぺたの湿疹は良く見られるものですが、

それを予防する簡単な方法が有ります。

食事やミルクの前に保湿剤を塗ること。それだけです。

 

そもそも、ほっぺたや顎の湿疹の原因の一つには母乳や

離乳食によるカブレが有ります。

 

では、カブレとは何か。

詳しい話をしだすときりがないのですが、

何かが皮膚にくっついたために炎症をおこす状態です。

 

したがって、対処法としては何も皮膚につかなければ、理論上

カブレが起きることは有りません。

では、赤ちゃんの頬について、カブレを起こすのは何か。

 

答えは「なんでも」なのですが、その中でも特に注意すべきものが

幾つか有ります。

 

まず、

など、赤ちゃんの体から出てくるもの

 

次いで

ミルク

離乳食

などの食材。

 

最後に

塗り薬

保湿剤

石鹸

洗剤

などのスキンケア用品が上げられます。

 

特に注意すべきは前2者。

特に涎、母乳、離乳食が要注意です。

物理的に皮膚を荒れさせてしまうのです。

 

では、どうすれば防げるのか?

汚れる前にしっかりと保護剤を塗ってあげることが大事なのです。

 

特に食事前、ミルク前は意識して厚めに保護剤を塗ってあげましょう。

しっかりと塗ること。

そして、汚れたら水でしっかりと洗い流すこと。

 

これだけでも、口の周りのカブレを抑えることは可能なのです。

 

でも、湿疹が出てしまったら保護剤では落ち着かないので、薬が必要になるんですけどね。

しかし、簡単に出来る方法でしっかりと予防してあげることは大事です。

4月から予約のシステムが変わります

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4月1日より、当クリニックの予約システムが変わります。

 

主な変更点

・午前外来枠の新設

・受診順番を予約番号に一致

 

2015年3月現在、当クリニックの予約枠は2個でした。

一般診療→午前、一般

夜間診療→夜間

となっていました。

これを4月から

午前診療→午前

一般診療→一般

夜間診療→夜間

と、診療枠に応じて変更することにいたしました。

それに伴い、土曜日の予約は午前枠のみとなります。

 

診療順にも変更が有ります。

現在、診療は

「来院されている中で、予約番号が若い方から」

とさせて頂いています。

時間の読めない赤ちゃんやお子さんを待たせること無く診療できるように

予約順と診療順がマッチしない形になっていました。

しかし、受診される患者さんが増加し、逆に待ち時間が出てしまう。

また、混雑状況が読めない。

という問題も出てきてしまいました。

そのために、他の多くのクリニックと同じように、

診察の順番は予約の順番。

とさせていただきます。

診察時間に遅れてしまった場合、少し待ち時間が長くなるかもしれませんので、

ご留意下さい。

また、予約無く来院された場合も待ち時間は長くなりますので、

予めの予約をお勧めいたします。

 

赤ちゃんの湿疹、赤ちゃんのアトピーの診察は平日の午前中がお勧めです

新生児

今回は診察時間のお話です。

診察時間は同じでも、時間帯によって患者さんの混雑状況が変わることはよく有ります。

特に土曜日はかなりの混雑状況となります。

 

また、赤ちゃんの湿疹については、乳児湿疹・アトピー性皮膚炎を問わず、

問診に時間がかかること、またスキンケア指導をしっかりと行う必要が有ることなどから

診察をするのにはかなりの時間が必要となります。

 

正直なところ、土曜日の混雑している中ではどうしても説明が手薄になってしまう可能性があるのです。

説明が手薄になると、保護者が治療に納得出来ない部分が出てくるために

治療にも疑念が生じてしまいます。

結果的に治療効果も、治療期間も望ましくない方向に進んでしまうことも考えられるのです。

 

お仕事やお住まいの都合により、土曜日しか受診出来ない人はやむを得ないのですが、

可能でしたら平日の午前中に受診していただければと思います。

なお、気温が低い日や雨など気象条件の悪い時間帯も余裕を持ってお話ができるのですが,

さすがに連れてくるのは大変ですよね・・・

 

クリニックからのお願いでした。

 

赤ちゃんの湿疹には塗り薬を強くするよりも、回数を多く塗るほうが大事

娘に湿疹ができていました。

原因は不明です。

もっとも原因がはっきりしない湿疹など、いくらでもあるので、原因云々は重くは考えません。

左上腕の前面に米粒くらいの湿疹なので、洋服に擦りつけたか、何かの拍子に引っ掻いたのでしょう。

 

でも、この湿疹が数日たっても引く気配が無いので、

薬を塗ってみました。

思うところがあり、通常処方するよりも一段強いステロイドの塗り薬を使いました。

アンテベート軟膏です。

とある日の入浴後に塗りました。

(ちなみに、アンテベートは赤ちゃんに1回2回塗ったくらいでは副作用は出ませんよ)

 

さて、その翌日です。

治っているでしょうか?

・・・・治っていません。

 

たった1回だけ塗ってみて、湿疹を抑えこもうというのはさすがに虫が良すぎたようです。

 

そうなんです、湿疹を治すためには一日1回ではあまり効果が無いのです。

湿疹は中途半端に治っているのですが、完全には退いていません。

ややもすると、引っ掻いてしまうために、悪化することも十分にありえるのです。

その後どうなるか?湿疹は治らず、ステロイドの外用量のみ増えていくことになります。

そして、最期にはステロイドの副作用が・・・

というシナリオになることも十分に起こるのです。

 

なので、湿疹に対してステロイドの塗り薬を塗るときは一日2回3回としっかり塗りましょう。

まあ、薬の強さとの兼ね合いもあるので、お医者さんのいう回数よりも極端に多く塗るのは

やめておいたほうがよいでしょうが。

 

昔あった職業、これから出来る職業

高校ネタの続きです。また、昨日の活動弁士さんネタの続きです。

 

子どもを持つ親として、いつも考えているのが、将来どんな職業につくのだろう。ということです。

現時点では上の娘は「いたしません」になる。と言っています。

下の娘はいまいち何を考えているかわかりません。

 

でも、今なりたい職業は彼女がおとなになった時にも有るのでしょうか。

娘が将来就くであろう職業は今と同じ名前で、同じことをしているのでしょうか?

それとも、現在は影も無い職業なのでしょうか?

少し考えてみたいと思います。

 

私は現在小児皮膚科医です。

しかし、そもそも小児皮膚科医という職業は昔はなかった職業です。

もともとは皮膚科医の中のいち部分でした。

皮膚科の中で小児に精通しているために名乗っているのですが、

もちろん皮膚科医でも小児を見ることが出来ます。

スペシャリティーとしての職業名ですね。

(一般に受け入れられるかはともかくとして)

もちろん、マーケティングとしての問題も有りますからね。

でも、医療関係者の中で言えば、

不妊治療医やアレルギー科、スリープクリニック

などと言った職業は今有る職業から別れたものと考えることが出来そうです。

 

また、同じ職業名でも過去と未来とでは仕事の内容が変わることも十分にあるでしょう。

「いたしません」の外科医ではすでにその萌芽が出ています。

昔に比べて内視鏡手術が増えてきましたし、

最近ではロボットを使用した手術も増えています。

つまり、十分に広い通信回線を確保さえできれば、日本にいながらヨーロッパやアメリカ、アフリカでの

手術を行うことも可能かもしれません。

それが当たり前の世界になると、ひょっとすると手術室には

通信回線を開け、維持するためのスタッフが必要になるかもしれませんね。

臨床通信士などと呼ばれることになるのでしょうか?

 

対して、昔沢山いたのだが、今はなくなってしまった職業もたくさんあります。

例えば、蒸気機関車に石炭をくべる機関助手。

飛行機のエンジンの調子を飛行中に確認する機関士。

証券取引所で注文を仲介するために場内で取引を行っていた場立ち。

いずれも現在は存在しない、もしくは最盛期に比べるとほんの少しだけしかいなくなってしまった職業です。

昨日の記事にも書いた活動弁士もその中に入るでしょう。

 

最期に、アメリカの学者さんのお話をしましょう。

「小学校に入ったばかり子の65%は、現在存在しない職業に就く」

とのことです。

多分、これは日本でも同様でしょう。

これからは「この職業にしたいからこの教育」ではなく、

「どんな職業に就いてもきちんと仕事ができること」の方が

大事なのかもしれませんね。

活動弁士?活動弁士!

ちょっとしたことがきっかけとなって卒業した高校についての活動を行うことが有りました。

そのご縁でお知り合いになった先輩が活動弁士をされていました。

活動弁士、知ってます?

 

小児皮膚科医も人数がとても少ない職業ですが、

活動弁士さんもとても少なさそうです。

そもそも若い人は活動弁士さんと言ってもピンと来ないでしょうね。

 

Wikiはこちら

昔の映画は白黒でした。戦前はそうですよね。

もっと昔の映画は音声も有りませんでした。いわゆる無声映画というものです。

無声映画だけでは、映画のおもしろさは伝わりません。

ということで活躍したのは活動弁士さんです。

と言っても、見たことは無いんですけどね。

 

今の映画は毎回同じ声や演出ですよね。

でも、昔は違ったということも有るのでしょう。きっと。

観客の受けをみながら、少しずつ話題を変えていくこともありそうです。

ちょうど俳優さんとタレントさんの中間のようなものでしょうか。

位置づけ的には落語家さんから脚本を除いたようなものでしょうか。

 

しかし、時代はかわり、映画に音声が付いたら活動弁士さんの活躍の場は

少なくなってしまいます。

そのため、現在日本に居る活動弁士さんはほんの僅かになっています。

 

でも、逆にそれが面白い。ということも有るのです。

 

春休みに入って、最初の日曜日。

新宿で上映会が有るようです。

http://cinemart.co.jp/theater/shinjuku/lineup/20150308_12436.html

興味の有る方はいかがでしょうか。新宿です。

 

私も子どもを連れて行ってみようかな?