わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

あごやほっぺたのニキビに左右で差がある子の場合

ニキビの患者さんで、左右の頬っぺたや下あごの出かたに
大きく差がある方がいます。

 

こういう方、実は触って、いじってニキビを悪くしている
可能性があるんですよねえ…
なお、これは無意識の行動なので、本人には自覚はありません。

 

ただ気をつけなきゃダメなのは、強く指摘すると
本人が別の変なくせを付ける可能性があることです。

周りは軽く指摘するだけにしておいた方がよさそう。
そのうえで本人がどのくらいニキビを治したいと思っているかで
その癖を矯正するかを考えてもらった方がいいでしょう。

周りは軽く指摘するだけで十分ですからね。

去る毛は追わず

円形脱毛症、抜ける毛を大事に頭の中で取っておかないでください。

 

普通にお風呂に入ってシャンプーして毛穴をきれいにしてほしいのですよ…

 

その抜ける毛穴は次の髪の毛が生えるために席を空けておいてほしいのですよ…

 

という風に思いながら外来をしています。

でもね、わかるんですよ。毛を残しておきたいという気持ちも。

でもそれは残しておいてもいいことは一つもないんですよねえ…

湯たんぽ注意

何度でも繰り返して言いますが、

湯たんぽはあらかじめ入れて、寝るときには外に出してください。

布をかけた?外れます。
固定した?ずれます。
横に置いた?自分が寝返って接触します。

そして低温やけどに…

なので、リスクを減らすために、
湯たんぽと一緒に布団に入らないでください。

 

皮膚科からのお願いです。

くれぐれも、気を付けて。

赤ちゃんのお風呂のケアって大事なんですよ。というお話

一度計算してみて、あまりの数字にケラケラ笑っているのですが、

ウチのクリニックでは
 
赤ちゃんの入浴方法の説明に
最 低 で も 年 間 で 2 0 時 間
 

ほど費やしていることが分かった…

これだけしゃべっている皮膚科の先生は他にいないだろうなあ…

とTwitterには書いたのですが、実は結構大事なお話しでして。

赤ちゃんのスキンケアの一番のポイントは入浴方法だから

なんですよねえ。

きちんとお風呂に入れてくださいね。
の「きちんと」を
どれだけ具体的に説明できているのか?

についてなんですよね。問題は。

これが実にできていないよね。
と思うことが多いのです。
小児科の先生は比較的問題なく説明できているのですが、
皮膚科で過去にどのような説明を聞いていたのか?を確認すると、
ほとんどお話を聞いていない。
ということが極めて多かったりします。

実はきちんとした入浴方法を具体的に説明するのは
赤ちゃんのスキンケアを行う上で一番大事だったりします。

ここが上手くいかないと湿疹のコントロールが上手くいかない。
逆に湿疹の治療が上手くいっていないことで入浴のケアをきちんと説明し
その通りに行うだけで全然よくなってくる
ということもよく目にするのです。

なので、入浴のケアってすごく大事なんですよねえ。

しもやけは予防が9割

しもやけ、いったんできると気温が上がるまで落ち着かないパターンが結構多いんですよねえ。
特に高齢者には多いように思えます。

だからとにかく予防してください。

足のしもやけで受診しているのに、メッシュのスニーカーを履いている、
手のしもやけで受診しているのに手袋をしていない。
そういう状態で受診される方が多いので、
それじゃあ治らないんじゃない?とお話をすることも多いです。

 

冷やさない、濡らさない をどれだけ徹底できるか?
そのために使用している物品や生活習慣、時間管理をどのように変えて行くのか?
という所まで踏み込んで予防を進めていくしかないのですよねえ…

ステロイド外用薬をアトピー性皮膚炎に使いたくないという方に読んでいただきたいお話

アトピー性皮膚炎でステロイドを使いたくない!
という方もいらっしゃるかと思います。
だから脱ステロイドの自費治療や商品に行く。
というのも今は少し違うよね?
という時代になってきたのはご存じでしょうか?
今のアトピー性皮膚炎の標準治療でも
ステロイド外用を上手に減らしながら治療することは
一部の患者さんでは可能になってきました。
言ってしまえば上からの治療と下からの治療ですね。
上からの治療というのは注射薬や内服薬を上手に使用することです。
標準治療でよくならない中等度以上のアトピー性皮膚炎の方には
このような治療が2018年から可能になり、
今では選択肢がだいぶ増えてきました。
このような選択肢が増えたことにより
定期的に注射を行うことでステロイドの使用量を減少させながら
治療のコントロールを保っていくことは
多くの患者さんで可能になっています。
また下からの治療としてステロイド以外の
抗炎症外用薬が挙げられます。
こちらも2020年以降に多数の薬剤が使用可能になりました。
そして症状の軽い方、特に小さなお子さんであれば、
これらの外用薬だけで十分にコントロールが取れる。
もしくはごくわずかなステロイド外用剤だけで
治療を行うことができるのもまた事実であります。
このように現在では皮膚科でのアトピー性皮膚炎治療は
ステロイド外用薬一本槍の昭和の時代とは異なります。
ステロイド外用薬も含めた多種多様な薬剤を
患者さんの状態に合わせて組み合わせ、
症状の変化に合わせて変更していく。
というのは令和の時代のアトピー性皮膚炎治療と言えるのです。
ステロイドを使いたくない。
というのであればその気持ちを一度皮膚科の先生に
伝えてみてもいいと思います。
そのうえでお互いに話し合ってちょうどいい治療法も
模索していってもいいのではないかと思います。
少なくとも一方的にその発言を拒否する先生は多くないと思うんですよねえ…

ニキビの受診は薬がなくなる前に!

ニキビの治療についてですが、

薬がなくなったら取りに行く ではなく
無くなる前に処方に行く ほうがいいんですよねえ…

薬がなくなった時点でどんどんニキビは 悪化してきます。

悪化している状況を診察してそれを 押しとどめる処方と、
薬が残っていて、ニキビは落ち着いている状況での 追加での処方は異なりますし、
後者の方が対応するのは容易だと思いませんか?

 

処方する側としては薬がなくなって
悪化した状態を毎回見ていると
その治療の手を緩めるタイミングを 見失ってしまうんのです。

で、結局強い治療を継続せざるを
得ないというお話にもなっていくんですよねえ。

逆に調子が良い状態を見て、
治療を下げていくようにしたい所なのですが、
悪化しているなら当然そういうお話しにもならず。

 

最終的にはダラダラと同じ治療が継続するという
状況になってしまうこともあるのですよ…
なので、調子がいいときにこそ受診して
薬をしっかりと減らしていく算段を付ける。

というのは大事な事なのです…

皮膚科は季節によって保湿剤を変更していきます

というお話です。

医療関係者向けの講演会でこういったお話をするので、
ちょっとまとめてみました。

 

皮膚科ではアトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹に対して
保湿剤を処方することも多くあります。
当然保湿なので、空気の乾燥する冬には使用量が増え、
夏は逆に使用量は減るはずです。

ということで当院での昨年の保湿剤処方量をグラフにしました。

差がきれいに出ていますねえ。

逆に夏でも使用しているというのはアトピー性皮膚炎の子が
これだけ多いということの証明でもあったります。

ウチは子供がかなり多いクリニックなので、差があまり出ませんが、
一般の皮膚科クリニックで高齢者が多いと、
その差はもっと大きく出るかもしれません。
皮脂欠乏性湿疹は基本的には冬を中心に発生する症状ですからね。

あとはこのグラフから気象条件とかと併せて
データ解析を進めてみると興味深い結果が出るかもしれないですね。