わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

雑記

雪と電気と知事選挙

もう雪はふらないですよね・・・

 

2月8日は朝から雪が降っていました。

当日は厳戒態勢で診療を迎えました。

HPやブログを確認された方は承知かと思いますが、

雪のためにスタッフが集まらないことまで想定していました。

実際は、朝の時間帯は比較的雪が弱かったので、杞憂に終わりましたが。

 

当日の雪かきは都合3回行いました。

最初の1回めは朝の6時です。

ついで、開院直前の9時ころ。

11時頃に簡単に雪かきを行い、13時前に雪かきを行っています。

 

しかし、今回の雪のすごかったことは、時間が進むに連れて雪が強くなったことでしょうか

回を重ねることに雪かきが強くなっていましたからね。

 

その後は自宅に戻っていました。

ニュースにはなりませんでしたが、実は「電力の使用状況」にも注意を払っていました。

実は、夕方には電力使用率は最大で97%まで上がっていました。

幸いなことに大停電になることはありませんでしたが、

これが工場や企業が活動する平日に起きたらと考えたらぞっとしてしまいます。

 

そして9日日曜日は東京都知事選挙でした。

・・・これも雪に祟られましたね。

でも、大停電になった後の選挙だったらまた違った結果になったのかもしれません。

これもまためぐり合わせなのかもしれません。

 

さて、新しく就任する舛添新東京都知事の元、東京都民の生活はどのようになるのでしょうか。

興味を持って見て行きたいものです。

 

転勤医師のための荷物収納術6 リアルはリアル?

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いつの間にか長期連載になりつつあるこのお話ですが、今回は少し話の向きを変えていきましょう。

 

リアルのお話です。

不動産は英語で何というか。リアル・エステイトですよね。

 

このリアルは「実際の」とか「現実の」といった意味ではありません。

正確には「リアル」というよりも「レアル」に近い意味合いを持っています。

「レアル」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、サッかーの

レアル・マドリード」といわれると、ああ。と思う方もいるかもしれません。

 

この「レアル」という言葉は「王様の」という意味です。

つまり、不動産は王様のものなのです。

まあ、実際のところ日本には王様はいませんので、厳密には国家のものということになるでしょうか。

つまり、土地は国から預かっているものと考えることもできるわけです。

実際に国家が土地を収用するというお話はあるわけです。

実際にそのための法律も存在しています。

 

日本だとあまりそこを意識することはないかと思いますが、お隣の共産中国の場合はよりはっきりと見えます。

共産主義ですから土地は国家のものです。じゃあ、あの上海や北京に林立するのは誰のものかって?

ですので、中国の人は土地を買っているわけではないのです。

あの土地は厳密には借りているんですね。住居で70年などと年限を区切って。

 

こうして考えてみると、「自分の土地」といった考えからは非常にあやふやな基盤の上に成り立っているのです。

実は今回の連載を始めるに至った理由の一つにこの考えがありました。

こんな不安定なものの上に、たくさん荷物を抱えていることができるのか?

いまだに考えてしまうテーマです。

 

 

転勤医師のための荷物収納術5 デジタル化に向くもの向かないもの

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さて、少し時間が空きましたが、今回はデジタル化に向くもの、向かないものと題してお話を進めていきたいと思います。

 

本をデジタル化する時に、なんでもデジタルにすればよいのかというと、答えは否です。

いくつかの考え方がります。

 

まず、その本をいつ使うのか。どんなシチュエーションで使うのか?

毎日何回もいろいろな場所を開ける必要がある本や雑誌は正直デジタル化には向いていません。

比較的頻度のすくない雑誌などはデジタル化に向いているでしょう。

 

どんな題材なのか?

その本が持っている題材も重要なものになります。

写真集や画集は現在のデジタル化の解像度を考えると、デジタル化は向きません。

書籍は比較的デジタル化に向いているでしょう。

漫画は好みが分かれます。私は全部デジタル化しましたが、スクリーントーンのがらがデジタル化により

変わってしまうものもあります。

また、精細なものを見たいのであれば、デジタル化はあまりお勧めできません。

 

いつ見たいのか?

いつでも、どこからでも見たいというのであれはリアルは絶対的に向きません。

いくつかのツールを使いデジタル化してしまえば、インターネットにつながっていればどこから確認することも可能になります。

 

以前は本のサイズなども一つの要因となっていました。つまり、大きな本は物理的にデジタル化できませんでしたからね。

でもいまはだいぶその制約もなくなっています。

 

などということを考えた結果、私はこのような形でデジタル化を進めています。

漫画、小説→原則デジタル化。

トイレにもっていきたい本のみリアル

医学雑誌

症例集に近いもの→デジタル化

写真を確認したいもの→リアル

なにかのテーマに沿っているもの→リアル

医学書→デジタル化

 

さて、ここで問題になってくるのが、教科書と辞書です。

つまり、索引から検索したいものがある本です。

こちらは実際の書籍を持っているのであればそのままにしておいたほうがよいでしょう。

手元において追いたいものならなおさらです。

特にこれらの本はデジタル化はすることはお勧めできません。

なぜならこれらの本の索引を探すことが非常に難しくなってしまうからです。

可能であれば電子書籍版を購入しておくことをお勧めします。

 

よみうりランド☆ジュエルミネーション2014

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お安い!!子供とお出かけ 冬バージョン
小田急、京王線沿線の方にはおなじみですが、
今年も恒例の、よみうりランド ジュエルミネーションが開催されております。
何となく地味なイメージのある、よみうりランドですが、
意外に様々なイベントが催されております。
子供だけで乗ることが出来る乗り物もありますし、
お子様連れにおすすめの、ひよこパスなる安い1DAYパスもあります。
そして、イルミネーションを楽しむジュエルミネーションならではの、
夕方16時からの入園料は、
大人 700円、中学生 500円 なんと小学生以下は無料です!!
乗り物乗り放題でも、1200円という破格の安さ!(これは、年齢に関係なく一律料金です)
ただし、大観覧車だけは別料金になりますので、上空から楽しみたい方はお得な方を選んでくださいね。
我が家は今回、大人は入園券を買い、子供は乗り物券だけを買いましたが・・・
結局、乗り物に4つ以上乗ると、1200円パスを買った方が安かったかもしれません。
道路が混んでいたため、予定より1時間遅れての入園となりましたが、
子供の乗るような物は、さほど混んでいないため
次々と乗りまくって満喫できました。
今年はプールエリアでの噴水ショーも行われており、
子供がどうしても見たいというので、はじっこのアクアエリアまで移動。
木々に飾られたイルミネーションも素晴らしいですが、
噴水と光と音楽のショーもダイナミックで素敵でした!
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某テーマパークのように、ショーの時間が長いと、冬場は寒さがツライのですが、
10分くらい前に行けば最前列で見ることが出来ましたし、
ショー自体も10分程度で、17:00から19:20まで、3つのショーを交代でやっておりますので、
いついってもそれなりに楽しめます。
カップルの皆さんは、Je t’aime(ジュテーム)というイベントが、同じくアクアエリアで行われており、
様々なミッションをこなして、誓いの鍵(名前や願いを記入した南京錠だそうです)を、
二人でかけるのだそうです。
ロマンチックですね〜。
最後はお決まりの大観覧車。
高所恐怖症のパパは地上に置いておき、
子供と二人、上空からの素晴らしい長めを満喫してきました。
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よみうりランドは、隣にキドキドとシェーキーズを併設しており、
園内からダイレクトで行くことも出来ます。
また、再入場も可能です。
今回は、時間が遅くなってしまったため、ラストオーダーが近く、
シェーキーズはあきらめましたが、
いつもは、シェーキーズでピザ、パスタ、サラダ、デザートの食べ放題で閉めくくります。
早めに入場し、寒くなったら一旦避難してディナーでもいいですね。
夕方17:15からは、ライトオンパレードもやっているようですので、
16時にスタンバイで入場し、乗り物を満喫し、ディナー後にイルミネーションを楽しむコースが
オススメかもしれません。
我が家は車で行くことが多いのですが、小田急線よみうりランド駅からバス(増発便が出ています)、
または、京王線からだとゴンドラで遊園地を上空から眺めながら行くことが出来ます。
次回は京王線からのゴンドラに乗りたいな〜、と思っているのですが、
閉園時間になると、ゴンドラも長蛇の列で並びますので、ご注意くださいね。

転勤医師のための荷物収納術4 リアルとデジタルの違い

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さて、今回は収納術の中でもリアルとデジタルの違いについて考えましょう。

リアルの反対はバーチャル?ですが、データそのものは手元に持っているので、

デジタルの方が良い気がするので、今回は「デジタル」として話を進めていきます。

 

私の隠れた?趣味の一つに旅行が有ります。

といっても、飛行機や新幹線を使う旅行ではありません。

普通電車(各駅停車)を乗り継いで旅行をするのです。

その時の旅のお供に文庫本が有りました。

もう10年以上も前の話になりますが、山形から東京までそうやって旅行していました。

山形から東京まで最短で8時間。文庫本は5冊くらい読めるでしょうか。

でも、それだけ文庫本を持って行くと、荷物は本でいっぱいになってしまいます。

今はといえば、iPad1個持っていけば用が足りてしまいます。

ちなみに、手元にあるiPad64GBの中にはなんと200冊以上の本が入っています。

これだけの本を書籍のまま運ぶことを考えたらクラリとしてしまいますね。

 

実はこれがリアルとデジタルの違いです。

デジタルの方が、圧倒的に情報密度を上げることが出来るのです。

現在文庫本と同じ位の大きさの2.5インチハードディスクの用量は最大で2TBになります。

文書データのみを保管するのであれば1冊1GBもあれば十分すぎるほどですので、(実際は数百MB以下です)

ハードディスクの中に2000冊程度を入れることが出来るというわけです。

つまり、リアルで文庫本1冊の中にデジタルで2000冊のデータが入るというわけですので、言い換えれば密度は2000倍になります。

 

ただ、デジタルにすれば良いというわけではないのです。

デジタルには向いているもの、向かないものが有ります。

 

これは次にお話しましょう。

転勤医師のための荷物収納術3 空間のコストを下げる方法

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さて、次にこの空間のコストを下げる方法を考えてみましょう。

コストを下げるにはどうするか。

 

まず安いコストを利用することにしましょう。

しかし、これには限りが有ります。

空間のコストがかからないということは、不便であることと同義語です。

使いにくい、そもそも遠いなどの問題出るために限度があるでしょう。

 

ついで空間の使用効率を上げるのも方法になります。

先ほどの計算でも見ましたが、普通のお部屋でもトイレやお風呂場などの部分にはモノを置くことは出来ませんから。

そういった意味では大きな家の方は空間の効率は良いのです。

但し、気をつけるべきは、逆にコスト総数が増えてしまうことでしょう。

 

もう一つ、収納の使用効率を上げるのも一つの方法になります。

実はこの収納の使用効率。データ密度と言っても差し支えないでしょうが、

大きく二つに分けることが出来ます。

ひとつは、あくまでも書籍・雑誌のまま保有するという考えかた。

もう一つはデジタル化するという考え方です。

 

この二つの考え方については次回お話をしていきましょう。

転勤医師のための荷物収納術2 空間のコスト

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さて、医師のための荷物収納術の2回めです。

今回はまず、荷物のコストについてお話を進めていきたいと思います。

 

コスト、大事ですよね。

医師にとっては当たり前のように聞く話ですが、

部屋の一つが医学書及び雑誌で占拠されているという話があります。

幸いにしてまだ医学書で床が抜けたという話は聞いたことがありませんが、

多分、床が傾いたり、かしいでいるというのは十分にありうるでしょう。

また、一般に医師は本好きな人も多いですから、更に専門書以外の書籍も加わることになります。

 

ここで考えたいのが空間のコストです。

実際に書籍をおいておくことにより、どれだけのコストがかかるのか考えてみたいと思います。

さて、取り出したるは1冊の文庫本です。

縦15cm,横10cm,厚み2cmの本で660円でした。(計算を簡単にするために概算値を出しています)

このコストを計算してみましょう。

対象となる物件は吉祥寺です。おや、クリニックの上の物件が空いていますね。

24.83平米で月7万8千円です。でも、バス、トイレなどがあるので、実際に使えるのはその1/3と言ったところでしょう。

部屋の高さ2.5mと仮定して、文庫本1冊の占めるコストを考えましょう。

ちょっと計算してきます・・・・

 

 

 

 

 

出ました。

年間0.5円かかっています。

さて、660円の文庫本に対して年0.5円の維持費です。

大体年率にして0.1%を少し切るくらいでしょうか。

 

もちろん、この中には機会損失のコストは考えていません。

機会損失とは、その行為をやめて(今回は本をおいておくことですね)そこに別の物をおいておくことで

得られたかもしれない利益のことです。

 

いかがでしょう。

そして、その本を年に1回見ることもなかったら・・・

と考えると、結構空間のコストがかかっていることが理解できるのではないかと思います。

言い換えましょう。空間対効果は悪くないでしょうか?

もちろん、その本はなによりも大切なモノだと考える方も居るでしょう。

そのようなものはしっかりと取っておけば良いのです。

問題は、そこまで大切ではない本についてなのです。

前項でお話した、たまにしか見ない医学雑誌なども当てはまるかもしれません。

 

では、どうすれば空間のコストを下げることができるのかを、次に考えていきましょう。

転勤医師のための荷物収納術1 はじめに

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そろそろ年度末です。

私の周りでも、人事異動の声が聞こえてきました。

まだまだ友達の先生は医局に所属しており、それに伴って引っ越しも多くなるのです。

今回は、それに絡めて、転勤する医師のための荷物収納術について考えてみたいと思います。

 

お医者さんは一般に本を沢山持っているというイメージをお持ちでしょうか。

もちろん、本も沢山持っています。

でも、はるかに本よりも雑誌を多く持っていることが多いのです。

 

ある学会に所属すればその学会の雑誌が届きます。

みんな幾つもの学会に在籍していますので、その数だけ雑誌は届きます。

また、それぞれの分野についての商業雑誌も沢山持っています。

総合的な雑誌もあれば、随筆がたくさんある雑誌もあります。医師会からも雑誌が届きますねえ。

しかし、医師にとって最も大切なのは症例報告や総論の乗っている雑誌なのです。

 

これらの雑誌はどのように使うのか?

ある特定の分野についてまとめられた論文(これを総論と言います)は、読み物として読めます。

逆にある意味厄介なものは症例報告と呼ばれるものです。

この症例報告は「私はこういった患者さんを経験しました」というお話なのです。

つまり、珍しい病気を持った人、ある特異な合併症を持った人、一般的な治療では良くならず特殊な治療が必要だった人、

世界で始めての病気の人、などなど、

非常にバラエティに飛んでいます。

 

この症例報告の難しいところは、いつそのお話が必要になるかわからないことです。

診断のつかない患者さんについて過去の記録をひっくり返してみる、

とある病気の患者さんに対して一般的な治療法で良くならなかった場合の、第2の方法を考える。

珍しい病気と病気が合併している患者さんの治療を考える。

薬の珍しい副作用を調べてみる。

など、ある時に必要になる「かもしれない」というところが厄介なのです。

その時に過去の雑誌をひっくり返して確認するという作業が必要になるのです。

 

そのため、医学雑誌は捨てることが出来ません。

・・・そして、医師の経験年数とともに雑誌の数が膨大になってしまうのです。

 

多分、このような問題は弁護士さんや学者さんなどにも共通して存在する悩みかもしれません。

でも、医師の場合違うことが一つあります。

転勤が多いのです。ひどい時には年に1回。これを数年繰り返すこともあります。

そのために荷物 の収容というのはとてつもない問題になってしまうのです。

 

次回以降は私の過去の転勤生活で経験した、荷物特に本や雑誌の収納術についてお話をしていきたいと思います。

コンビのベビーカートラブルに思うこと

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昨日でしょうか。

コンビのベビーカーがリコールになったというニュースが有りました。

 

コンビといえば、子育て中の家族であれば必ず一度は耳にした、目にしたことのあるメーカーかと思います。

ベビーカーでコンビ製品を使っている人が多いように思えますが、

それ以外にもアパレルなど、様々な分野で商品を販売しているメーカーです。

 

そのコンビのベビーカーのアームレスト部分に破断が生じたためにメーカーはリコールを始めたというのがニュースでした。

製造台数は2万3千台。トラブルの報告数は600件にもなりますが、重大な事故はなかったとのことから、

メーカーの正式な対応は2012年7月の最初の報告から1年半経過した、2014年1月になったということです。

 

メーカーは安全基準は満たしていた。重大事故はなかった。

都のことで、発表が遅くなったということですが、では、それで対応は良かったのでしょうか。

 

うん、ちょっとまずいよね、これは。

と思う人もおおいのではないでしょうか。事実、私もこのニュースを聞いた時には呆れてしまいましたから。

メーカーの「ルールさえ守っていればそれでよい」という考えにはどうも納得できません。

ケガをするのは赤ちゃんですよね。それに、事故が起きたら「重大じゃない」事故でも

一生、皮膚に傷が残る場合もありますよね。

それって、本人や母親によっては大事なことだよね。

と思ってしまうのです。

 

さて、メーカーはこのように考える人にはどのように答えるのでしょうか。

気になるところです。

 

あと、ひとつ気になった点が有ります。

2万3千台の中の650台。発生率は2.8%です。

といっても、ピンと来ないかもしれないので、言い換えましょう。1/35です。

35台ベビーカーがあったら1台にトラブルが発生したということです。

さて、学校のクラスで例えれるならばクラスで1人。

サイコロでたとえるなら、2個サイコロを振って、1と1の目が出る確率。

これは多いか少ないか。いかがでしょうか。

よくゲームをやっていた人間としては、結構でる確率だと思うんですが。

 

 

最後にコンビ社の「製品への想い」のページから抜粋しました。

赤ちゃんを育てることが、いつも楽しく幸せであってほしいから。
コンビが何よりも優先しているのは、子育てする家族が心から信頼を寄せられるものづくりをすることです。
安心して使えるよう、厳しく品質管理をすることはもちろん、育児の専門家集団による赤ちゃんの快適性も追求しています。

残念です。

幼稚園児でわかる、ソ連がアメリカに負けたわけ。

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幼稚園児「にも」わかる、ソ連がアメリカに負けた訳を教えるのはきっと難しいと思います。

しかし、今回は幼稚園児の行動を通してみることで、その理由を知ることができるかな。というお話です。

 

幼稚園児というのは、ある意味欲望に忠実というか、本能の赴くままに行動するので、

観察していても結構楽しい物が有るのです。

 

先日の事です。家族でクリニックでお仕事をしていました。

父親はネットワーク関連の整備、

母親は軟膏づくり、

娘はプリントを折っていました。

 

最近の娘のお仕事はプリント折りです。今回はゲーム1回分をお駄賃として渡す約束に成っていました。

しかし、プリントを折りはじめて10分位してからでしょうか。勝手に休憩に入ってしまい、待合室で絵本を読み始めました。

どうも、娘の中ではプリントを全部おらなくても、その日が終了すればお駄賃がもらえると思ったみたいです。

 

ここで慌てたのは親です。娘の認識を訂正し、「約束の分が終わらなければ、お駄賃はなし。」

「もしも終わらない時には家に持ち帰ってでも仕事をしてもらう。そうすればお駄賃を上げる。」

というように説明したのです。

その後、目の色を変えた娘は10分位で仕事を全部終わらせることが出来たのです。

 

これって共産主義と資本主義の違いですよね。

仕事の時間に対する対価をもらうのか。仕事の成果で対価をもらうのか。

たった、その小さな違いだけで、仕事の生産性については大きな差が出てきてしまうのです。

その違いが積もり積もって、ソ連とアメリカの違いになり、結果として冷戦にソ連は負けてしまったのでしょう。

 

ということを考えながら、幼稚園児のお仕事を見ていたのでした。