わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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あせもに対するスキンケア

夏ですねえ・・・あせもの季節になってきました。

今回はそのあせもに対するスキンケアのお話をしていきたいと思います。

 

あせものスキンケアの鉄則は洗うこと、流すことに尽きます。

話を聞いていると拭いていますという方も多いのですが、どうもそれでは

あせもを抑え込むことはできないようですね。

 

とにかくシャワーで洗うことが一番の鉄則になります。

温度についてはお任せですが、ベタベタしたあせもについては少し高めの温度の方が

良さそうです。

ただしあまりにも暑すぎるとシャワーのあとに汗をかいてしまいますので、

最後には少し低めの温度で流してあげるなど一工夫してあげるといいかもしれません。

 

石鹸についてですが、普通は使わなくても大丈夫です。

しかしベタベタあせもについては使ってあげたほうがベタベタはよく取れるようです。

まあ、なくても大丈夫かと思います。

 

その後はしっかりと水分を拭き取ってしばらくは裸のまま(もしくはおむつだけをして)

涼しい室内で数分待機しましょう。

その間にシャワーのときに出た汗も引いてくると思います。

汗が引いたら最終的に洗濯が終わった清潔な洋服を着せてあげてください。

 

シャワーの回数については特に制限はありません。

朝起きたあとは必須としても

外出後やお昼寝の後など汗をかいた後は必ずシャワーをしてあげても良いくらいです。

何回もシャワーが面倒くさい?

でしたら湯船にぬるま湯をいれて、お風呂でずっと水遊びさせてしまうのも一つの方法ですね。

 

よかったらお試しください!

 

あせもがでてきましたね

春ですねえ。徐々に暖かい日が増えてきました。

それと足並みを揃えるように汗疹が増えてきた印象があります。

 

原因については暖かくなったことで良さそうです。

寝汗をかいた、外で汗をかいた。

そのための汗疹性の湿疹が出ています。

 

対応についてですが、夏の汗疹と同じです。

洋服の枚数を調整すること

室温及び室内の湿度を調整すること

こまめに洋服の脱ぎ着をすること

汗をかいたらシャワーをすること

で十分に予防対応できますね。

 

春の温かい気候にもしっかりと対応していきましょう

アザの子は検診まで待ってよいのか?

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(アザにも色々ありまして・・・)

 

この質問、時々聞かれることがあります。

検診の時に相談すれば良いのか。ということですね。

 

結論から言いましょう。

極力早く連れてきてくださいね。

可能であればウチに来て欲しいところです。

 

周囲の先生との摩擦も有るのであまり強く主張することができませんが、

アザについては検診だけでは不十分な事が多いのです。

 

というのもいくつかの理由があります。

 

まずひとつは検診の先生のスキルの問題。

アザの診断自体は難しくないのですが、

治療法に着いての知識には先生毎に大きな差があります。

皮膚科で専門の先生と遜色ないレベルの先生もいれば、

数十年前のお話をまだしているのね。という先生もいます。

こればっかりはなんとも言えないのです。

あざの治療はレーザーの導入により大きく変わりましたが、

導入当初と近年ではその状況や副作用の出方も大きく変わっています。

そのために適応状況も変化しているのです。

検診の先生の知識のレベルがどの年代のものなのか?

それによりお話の内容が変わってしまう可能性があるのです。

 

もう一つは時間の問題。

検診ですから短い時間に多くの赤ちゃんを診察しなければいけません。

どうしてもアザを見つけてもそのお話は短時間で切り上げることになってしまいます。

したがって、十分な説明を受けられない可能性もあります。

疑問を持ってもそれを質問することができず、

もやもやしたまま帰ってしまう。

そして、治療のタイミングを逃してしまう。

というのも問題なんですね。

 

アザの症状が気になる場合は検診まで待たずに、

早めに皮膚科を受診し、どうすれば良いのか相談をしたほうが良いでしょう。

 

あざとは一体なにか?

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あざとは一体何か?

 

簡単なようでいて、なかなか難しい質問です。

というのも、あざの種類はたくさんあり、一言では言い表せないのです。

色でそれぞれ分類してみましょうか。

 

1)くろあざ

生まれた時から有るほくろが相当します。

ホクロはお母さんの体の中にいる時に皮膚に向かって「お引越し」をするのですが、

その時に異常に増殖しながら「お引っ越し」すると、その部分がくろあざになります。

逆に「お引越し」に失敗したものが

2)しろあざ

になると考えられます。

3)ちゃあざ

こちらは原因はよくわかっていません。

先ほどのくろあざとは異なり、ホクロの細胞の数は増えていないようですが、

色素の産生能力が高くなっているようです。

4)きあざ

黄色いのは皮脂のせいです。つまり、油の色。

これは脂腺と呼ばれる皮膚の一部が異常に増殖したものです。

こちらは皮膚ができる時に一緒にできますが、

その際に異常に増殖した物と考えられます。

5)青あざ

蒙古斑も含まれますね。

あおあざは色素のみ皮膚の中に存在している状態です。

ちゃあざやくろあざとはことなり、色素細胞には異常なところはありません。

ただ、色素がたまっているだけと考えていいでしょう。

6)あかあざ

あかあざは血管のトラブルでおきるあざです。

赤いのは血液の色ですが、問題は血管のほう。

普通の血管は寒くなると縮みますが、あかあざの血管は寒くなってもだらんとしています。

血管の問題なのか、その周囲の神経にも問題があるのか。わかっていません。

 

並べてみると、まあ、色々あります。

しかも、原因は多彩です。

このうえ、さらに皮膚にあざを伴う病気たちがありますので、

原因は非常に多くなります。

大きく分けても

・遺伝子や染色体の異常

・増殖の異常

・分布の異常

・機能の異常

など、多彩です。

 

これを一言でまとめろというのも土台無理な話で

厳密にいうと、もうしっちゃかめっちゃかです。

あちらをたてると例外が出てきてしまうので、どうしようもありません。

最終的には、

いままで「あざ」と呼ばれていたものが「あざ」なんだ

などど言われる始末です。

(いや、これ、偉い皮膚科の先生が言ったんですよ。本当に。)

匙を投げているようにしか思えませんが、

それだけ、まとめるのは難しいんでしょう、

 

あざについては、それぞれを見ていったほうがよさそうです。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

 

本年もわかばひふ科クリニックをよろしくお願いいたします。

 

遅くなりましたが、新年のご挨拶とさせていただきます。

アカロローズ&ハーブガーデン@熱海

アカオ ローズ&ハーブガーデン

 

ホテルニューアカオの併設施設、アカオローズガーデンに行ってきました。

 

が。

今年の夏は、例年にない雨続き。

この日も、朝からザーザー振りでした(泣)

 

ですが、せっかくアカオに泊まったのだし、

なによりローズ風呂ですっかりバラ好きになった娘たちのためにも、是非行っておきたいところ。

というわけで、行きましたが・・

 

やはり雨ではガーデン部分はどうにもならず。

もっぱら、ショッピングとレストランを楽しむ形になりました。

 

ショップでは、ローズの他にも、ハーブ関係のものがたくさん。

香り系のもの、お茶関係、様々なフラワーグッズが、たくさんありました。

 

我が家が購入したのはこちら。

娘がレストランで飲んでいたく気に入ったハーブティー、香りつきクマちゃん、クマちゃんの笛、ローズの香り袋です。

ハーブティーは、頂いたものと同じブレンドです(レストラン使用のものとは違うそうです・・)

香りつきクマちゃんは、様々な香りのものがあり、迷いましたが・

我が家に一番必要な、というか一番実用的な

虫除けクマちゃんにしました♪

このクマちゃん、レモンユーカリの香りがかなりします。いつまで持つかはビミョーですが、そこはご愛嬌(笑)

香りが少なくなったら、我が家のハーブ系虫除けスプレーをかけて使おうと思います。

クマちゃんの笛、コレは熊除けの笛ではありません。

我が家は子供達に、笛を持ち歩かせています。通称、『助けて〜の笛』と呼んでいますが、災害時などに閉じ込めにあった場合、大声を挙げるのには限界がありますし、体力を消耗します。

そのため、常に持ち歩くバッグやランドセルなどに笛を付けて、イザという時に備えています。

ですが、常に携帯するのならなおさら、可愛いデザインのものがいいのですが、なかなかないのが悩み。

そして、持ち歩くため、結構な頻度で落としたり、破損したりします。

そのため、このクマちゃんの笛はドンピシャでした!

 

というわけで、雨でしたが、ショッピングが十分楽しめました♪

アカチャンホンポのセブンイレブン受け取り

アカチャンホンポの商品が、セブンイレブンで受け取れるのは、本当に便利です。ご存知でしょうか。

アカチャンホンポは、小さな子供がいるお家には本当に便利なお店ですが、我が家の近くにはなく、近年は大型ショッピングモールにあることが多い様です。
あまり小さい店舗は見かけないので、むしろ小さい店舗でもたくさん出店している西松屋に行くことが多くなりました。

ただ、西松屋はお洋服はコスパで優秀なのですが、生活雑貨や食品などでは、どうしても店舗面積が影響するのか、品揃えが足りなさを感じる事が多くあります。

またアカチャンホンポは、オリジナル開発商品がコスパ、使い勝手とも優秀。
こればっかりは、買いに行くしかなかったのですが、オムニセブンが始まり、本当に楽になりました。

なにしろ、店舗受け取りにすると、送料がかかりません。
しかも、だいたい1〜2日で受け取れます。

通常でも、3000円買えば送料は無料になるのですが、高額になりがちな洋服は見て買いたい。そうすると、消耗品を買うしかないのですが、
狭い我が家にそんなに大量のベビーの在庫を置くスペースはなく、3000円にするのに、四苦八苦していました。

先日、旅行の時に、ベビーのスプーンをどこかで忘れたらしく、見当たらなくて困っていました。
この数百円のスプーンを買いに、日曜日に渋滞に巻き込まれながら買い物には行きたくない。
でも、平日に往復500円を超える交通費をかけて、電車でなんて行きたくない。
でも、使い慣れたこのスプーンが、どうしても必要・・

そこで、オムニセブンでスプーン1本だけ買いました。
翌々日に、自宅近くのセブンイレブンにちゃんと届きました。しかも、送料無料!
有り難かったです。

このオムニセブン、アマゾンがあるからいらないとか、色々言われていますが、アマゾンは気をつけないと、送料上乗せ価格で販売されています。
見せ掛けだけの送料無料もたくさんあるのが事実です。
また、当然ですが、オリジナル商品は売っていません。

子育て真っ最中の忙しいママ達に、ぜひ知って欲しいサービスだと思います。

ちなみに、梱包がやたらと大きいので、私は店舗でダンボールをから出してもらい、商品だけ持ってかえりました。
びっくりするくらい、過剰包装です・・

あかちゃんのほっぺたの湿疹のなおしかた

テレビを見ていると、ついつい赤ちゃんが出ているシーンを見入ってしまいます。

職業病ですね。

雑誌や本でも赤ちゃんに目が行きます。

では、赤ちゃんのどこを見ているのか?実はほっぺたです。

 

赤ちゃんのほっぺたはもちもちつるつるしている。

これは意外とウソなのです。

いや、本当はもちもちしていますよ。理論的にも、もちもちしているはずなんです。

でも、実際に赤ちゃんをみてみると。結構な確率でほっぺたは荒れているのです。

テレビを見ていても・・・・・・ほら、ほんの少し赤いでしょ。

 

さて、このほっぺたの荒れはどこから来るのか?

大部分は乾燥と汚れからです。

乾燥についてはわかりますよね。冬にはみんな、肌が乾きますから、

汚れの原因はよだれ、汗、涙、ミルクや離乳食など。

皮膚に何かがつけばそれが汚れの原因になり、湿疹の原因になります。

いわゆる乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の症状でもありますが、

その本態は汚れによる反応が大いにあると考えます。

 

したがって、対策はそれに応じたものになります。

ひっかきがある場合は湿疹の治療が必要になります。

しかし、ひっかきがない場合は、保湿剤/保護剤のみで症状が落ち着くことも大いにあります。

ただし、気をつけることは回数。

1日2回、3回では症状は落ち着きません。

回数の目標は1日20回です。

 

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(;゚ Д゚) …!?

 

 

そんなん無理じゃん。

というツッコミが聞こえてきそうですが、よーく考えてみると、実はなんとかなってしまう回数です。

起きている時間には1時間に1回。

汚れるのがわかっている時、

授乳の前、離乳食の前、お出かけの前と後にそれぞれ1回ずつ。

これで20回になります。

 

つまり、高校生の時を思い出してくださいと。

高校の時に休み時間のたびにリップを塗っていた。

この行動を子供のためにしてあげて下さい。

こう考えたら、大丈夫そうになってきませんか?

 

回数は頻繁に。では1回あたりの塗る量はどうしたら良いのか?

これは薄くて構わないでしょう。

つまり、汚れるのがわかっているので、薄く塗る。

その代わり、ほっぺたを拭いたらすぐに塗り直す。

これをしっかりと繰り返すことが大事です。

逆に厚塗しても洋服についてしまうだけですからね。

 

実際に診察をしていても、ほっぺたのぬる回数と

ほっぺたの乾燥具合や湿疹の出方には関係があるようです。

もちろん、塗る回数が多ければ、出にくいようですよ。

 

ウチの子のほっぺたの乾燥が気になると方はぜひ試してみてくださいね。

 

あかちゃんのおでこの赤いぶつぶつ

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赤ちゃんのおでこ。つるつる、すべすべしていて触ると気持ちがいいものです。

でも、時に赤いぶつぶつができることがあります。

 

何もしていない赤ちゃんにはできず、スキンケアをしっかりとやっている子ほどよく出来るという

不思議な症状ですが、これには理由があるのです。

 

おでこのぶつぶつはおおきく2つに分けることができます。

「汚れることによるかぶれ」と「アセモ」です。

汚れれば、荒れるのは当然として、アセモとは??

とおもわれるかもしれません。

 

実はこれはスキンケアのやり過ぎなのです。

一般的には油でできた保湿剤・保護剤を塗ることが多いかと思いますが、

おでこから目の周り、鼻背の部分はそんなに汚れることがありません。

また、乾燥もあまり強くは無いのです。

逆にほっぺたやあごの部分は乾燥し、汚れるので、

その2つの部分を同じように保湿/保護することは合理的では無いのです。

 

つまり、ほっぺたは頻繁に保湿する必要があるのに対し、

おでこの部分はあまり頻繁には塗ってはいけないのです。

むしろ、回数を塗りすぎると、軟膏の油部分が皮膚の上に乗っているために、

汗が十分に蒸発することができず、湿疹を作ってしまうのです。

つまりアセモの原因になるのです。

 

なので、おでこのぶつぶつを見た時にはしっかりと洗っているか?

逆に保湿しすぎていないか?

を確認する必要があります。

 

おでこはあまり一生懸命に保湿を剃る必要は無さそうですね。1日3回くらいで十分ですよ。

ほっぺたは?これはまた次回。