わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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ブログ

学会に行ってきました(その1:土曜日編)

先週末の18日は早期に診察を終了し、皆様に御迷惑をお掛け致しました。

学会に行って、勉強してきましたので、ブログでご報告いたします。

 

学会とは何か。

専門家の集まりで、一つの分野についての研究の成果を発表するものです。

今回参加したのは

第39回 日本小児皮膚科学会総会

です。

なんと鹿児島でした。

 

学会の開催場所ですが、こちらもいろいろです。

毎年全国各地で行われることもありますし、

毎年東京で行うもの、

関東と関西で相互に行うもの

など、いろいろです。

小児皮膚科学会は、今回の受け持ち校が鹿児島大学だったので、

鹿児島で開催されることになったのです。

 

土曜日の診療が終了し、羽田空港から鹿児島空港に向かい、

鹿児島市内に到着したのはもう午後6時でした。

慌ててホテルにチェックインし、その後懇親会の会場に向かいます。

 

学会の目的ですが、もちろん最新の研究を知ることもあります。

しかし、それ以外にもそれぞれの会員の仲を良くし、人的ネットワークの充実を図ることもあります。

 

というわけで、懇親会という名の、宴会を行うのです。

あ、もちろんそのコストは参加費という形で徴収されていますよ。

 

今回の学会では、発表もあるので、懇親会は途中で抜けさせて頂き、

路面電車でホテルに戻り、そのまま原稿のチェックを行いました。

 

 

そんなこんなで土曜日は終了です。

季節や年齢その他の要因で保湿剤の種類は変えていくんですよ。というお話

今回は保湿剤のお話です。

 

保湿剤は一つでいいと思っている方はおりませんか?
成分についてはそれでもかまわないと思うのですが、 基剤については状況によって変えたほうがいいよというお話です。

 

基剤とは何か?
お薬の成分を何に溶かしてるかというものです。
軟膏/クリーム/ローションの違いといえばいいでしょうかね?
保湿剤に関してはこの基剤の違いが効果の違いに直結するのが興味深い点でもあります。

 

ではこの基剤はどう選べばいいのか?
実は単純に決めているわけではありません(すくなくともうちでは)
大まかに季節=環境要因、年齢によって細かく変えています。
それにも理由がありまして。

 

というお話を進めていきます。
最後に2025年5月からの夏期基剤変更が実際にどのような形で行われたのかというデータも提示させていただきます。
参考にしていただければと思います。

 

季節ボーナスがなくなる日(2019年9月)

季節ボーナス?何じゃそりゃという方もいるかと思います。

当院におけるそれは「湿度による湿疹の改善」のこととなります。

 

最近の外来で赤ちゃんや子どもたちを見ていて思うこと。

それは口の周りの乾燥が悪化してきたということです。

その理由として最も簡単なのが湿度が下がってきたことです。

これは季節的な理由なので仕方ないのですが、

秋になってきて、湿度が下がってきて、乾燥が悪化したことを

「季節ボーナスがなくなってきた」

と称しているんですね。

 

つまり、夏は湿度が高かったので、そのために湿疹の悪化は防げていました。

しかし、秋になり、湿度が徐々に下がってきたので、湿疹の悪化作用は徐々に薄れ、

乾燥するようになってきたのです。

 

ボーナスがなくなった。

皆さんドキッとしませんか?

でもまだ少しだけボーナスは残っているようです。

今のうちにしっかりと保湿の習慣を思い出していきましょう。

 

子連れでイベントページ追加。

今まで毎月のようにやっていた、我が子供を連れてのお出かけ。

どうも、仕事で子供と接しなれている目線で見るのも面白いものだと、最近気が付きました。

また、そこで気がつくことは、世間一般ではあまり見ない視点らしいということが分かって来ました。

 

そこで、体験しながら、考えたこと、思ったことなどを書いてみたいと思います。

 

それでは、「子連れでイベント」の始まりです。

子連れでイベント2013 東京ディズニーランド編

さて、2日目は東京ディズニーランドです。

昨年は忙しくてなかなか来れませんでしたが、一昨年は6回くらい来ていました。

何をしに?

それはパレードを見にです。

 

パレード見ずしてTDLを語る事なかれ。

なのです。

 

パレード?フフン。

と思っていた時期もありました。というか、娘を連れて久しぶりに行くまではそうだした。

なにせ、以前に行ったのが小学生の時と中学生の時でしたから、

パレードを見るよりもどれだけアトラクションに乗れるかが大事でしたからね。

また、パレード自体が昔よりも精錬されたのもあるかもしれませんが。

 

特に小学生未満の小さな子供では乗れるアトラクションに限りが出てしまいます。

ジェットコースター系は身長制限がありますし、

ホラー系はビビリの娘ですからダメですし。

となると、なかなかアトラクションでは遊べないのです。

 

また、パレードの楽しみも伝わりにくいのです。

パレードは「とにかく最前列に陣取る」のが一番です。

一番楽しいのは最前列で見ることです。

まず、一番近くで見れること。

ダンサーさんやキャストが遊んでくれること。

ミッキーやミニーなども手を振ってくれること。

など、最前列が最も楽しくパレードを見ることができます。

 

一番の問題は待ち時間です。パレードの種類や見る場所にもよりますが、

2時間から2時間半前に場所取りをする必要があります。

まあ、これはパパの役目ですが。

パパはのんびりと場所取りをし、ママと娘はおみやげを買いに行く。

これが我が家では一番効率的なパレードまでの時間の使い方です。

文庫本やiPadなどでのんびりと時間を待っているのも乙なものです。

ただし、日光と暑さ対策はしっかりしないと大変なことになりますが・・・・

 

あと、最前列のデメリットは写真。

角運動量が大きくなるので、綺麗に写真が撮れない‥‥‥

 

子連れでイベント2013 東京ディズニーシー編

先日、東京ディズニーシーに行って来ました。

でも、大雨でした。

このとおり、シンデレラ城も雨に煙っています。

駐車場もがらがらでした、

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しかも、つくまでに大雨に降られ、入場口の時点で靴が水浸し。

のっけから気力が尽きかけてしまいました。

 

中に入ればそれなりに楽しいのですが、いかんせん雨が強くずっとブルーな気分です。

東京ディズニーシーの売りは広い面積の中にアトラクションが点在し、散歩気分で

色々と回れることです。

山の中の道のようになっている部分あり、橋になっている部分あり、普段は色々と楽しめるのですが、

雨が降っていると、そこが川のようになり、水が流れていきます。

雨が降っている時には東京ディズニーランドん方がいいかもしれない………

 

ということで室内施設に退避していました。

アリエルのプレイグラウンドは地下に設置されている施設です。

上下に運動するジェリーフィッシュ、カップやぐるぐる廻るレースなど、

遊園地のおなじみの遊具があります。

その後マーメイドラグーンシアターでミュージカル鑑賞しました。

ミュージカルのギミックに関しては大人でも一度見てみる価値はあると思います。

臨場感もたっぷりです。

そうこうしているうちに夜になったので、トイストーリーマニアに行き、遊んできました。

 

ディズニーリゾートのアトラクションは基本的に待たされることを前提に行動しなければなりません。

(ファストパスもありますが、アトラクションの種類によっては1時間以内になくなってしまいますからね。)

その点、ディズニーリゾートのアトラクションはよくできています。

トイストーリーマニアの建物の中に入ると、イメージは子供部屋でしょうか。

いたるところにおもちゃ(をデフォルメした装飾)があり、飽きさせない作りです。

よーくみてみると、アトラクションの内容についての説明もかいてあります。

細かいところまで整合性がとれているので、見ているだけでも時間を潰すことができます。

子供もあれやこれやと指さして楽しむことができます。まあ、たまにかじりついて列の邪魔になっていますが。

他の遊園地に比べて待ち時間から楽しませてくれるのはさすが、ディズニーリゾートといったところです。

 

東京ディズニーシーはランドに比べて遊んだ回数が、少ないのですが、

小さい子が楽しむのは難しい印象があります。

特にベビーカーの時期の子は難しいでしょう。

最低でも自分で歩ける2歳以降という印象です。

あとは、ショーについてもシーはランドに比べ、低年齢の子が楽しむのは難しい印象ですね。

この話は次のエントリーでしましょうか。

子連れでイベント2013 東京ディズニーシー ショー&レストラン編

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東京ディズニーシー編、2本目はショーとレストランについてです。

 

じつは、今回の旅行は娘の誕生会も兼ねていました。

レストランを予約し、誕生日用のケーキもお願いしました。

時間はショーの時間に合わせ、ミラコスタのベランダからショーが見られるように設定しました。

今回はそんなお話です。

 

予約したのは実際に行く数日前でした。

当然、ほとんど予約は一杯です。

なんとか、ミラコスタのビュッフェレストランに遅い時間に予約しました。

 

実際に行く2日前でしょうか。

ミラコスタから電話が入りました。

内容は食物アレルギーについてです。

実は私は食物アレルギーがあり、メロンを食べると生きが苦しくなってしまうのです。

問い合わせだったので、上記の話をした所対処しますとの返事でした。

 

さて、当日です。

まず、受付で時間変更してもらいました。(雨で人の入りが少なかったので、予約キャンセルがあると踏んだのです)

少し前の時間に変更してもらい、その時間に再度受付に行きました。

すると、ショーが始まるとのこと。予約している人はバルコニーでショーを見ることができるので、

バルコニーまで行きましたが・・・ここでも雨。風も出てきて、雨に打たれながらのショー鑑賞でした。

 

ショー自体は楽しいものでした。

でも、夜間雨の中という悪条件が重なり、子供には少しつらかったようです。

また、ランドのパレードとは異なり、ショーまでの距離がどうしても出てしまいます。

まあ、湖の上で、船に乗ってショーをしているので、やむを得ませんが。

晴れた時に再度見てみないとなんとも言えませんが、

小さな子供には辛い印象です。ショーを小さな子供が見るならランドの方がいいですね。

 

ショーが終了し、いよいよご飯です。

ご飯の前に、テーブル担当の方がやってきて、まず料理の説明。

ビュッフェスタイルなので、簡単な説明がありました。

飲み物が別料金ですので、その注文をします。

その後、アレルギーの確認。

メロンアレルギー。しかもメロンを調理したまな板で作った他の料理でも

アレルギー反応が出てしまうことをお伝えした所、

メロンの入っていないフルーツの盛り合わせを持ってきてくれるとのこと。

正直な所、生のフルーツを外食で食べることを諦めていたので、

良い方向に期待が裏切られました。

 

対応の良いレストランと悪いレストランの差はこのような細かい面で出てくる印象があります。

レストランの予約を行うときには必ず食物アレルギーについてお話をするのですが、

聞いているのか聞いていないのかこっちが心配になるような応対が帰ってくるところもあれば、

しっかりと対応した上で、代替品まで準備してくれるところもあります。

2回めに行きたくなるか、行かないかはこのような小さなことで決まります………

そういった所では、このミラコスタのオチェアーノはオススメでした。

小さな子、特に食物アレルギーにもしっかりと対応できるので、

パパやママとしても安心して、食事をあげられます。

 

次はコース料理に挑戦します。絶対に。

 

子どものサプライズなイベント、誕生日ケーキもミニーちゃん仕様です。

娘も大喜びでした。

お店側のすばらしい対応に親もご機嫌になったまま、2日目に突入です。

2日目はTDLです。

子育てのコスト

という考え方があります。

このコストは金銭的なものだけではなく、時間的なものや、手間なども含むものです。

子育てにかかるコストは年々高くなっているという印象を強く受けるのですが、

今回もそのコストを更に押し上げかねない事件がありました。

 

2014年9月現在、神戸で起きていた女子児童の行方不明事件です。

この事件は、最悪の結果となりました。

 

「もう、小学1年生を一人で歩かせることができないのか」

というのが、現在の考えです。

 

同じくらいの娘を持つ親としては、非常につらいものです。

小学1年生は早く家に帰ってきますが、一人でお使いにも行けない。

図書館にすら一人で行くことができないのは自分が子どもだった時と比較すると、

やるせない気持ちになってしまいます。

(田舎で育ったので、都会育ちの人はまた違った感想をお持ちかもしれませんが)

 

小学生の外出に親が一緒に行く。

このことは親にとっても非常に負担になるものです。

物理的に時間が取られます。

10分お出かけするのに準備も合わせて30分かかるわけです。一人で準備させるにしても。

(実際は面倒を見るので更に時間がかかる)

また、現在行っている作業を中断するので元に戻すのに更に時間がかかります。

 

実際に子どもの付き添いに出かける以上に作業は滞ることになります。

 

人出があればいいって?

どこにありますか?

祖父母が近くにいればいいでしょう。でも、そうじゃないひとは?

共働きの人は?

下に小さな子がいる親は?

(下の子の準備をするのにも時間が取られるのです)

「じゃあ、どうすればいいのさ?」

というのが、現在の心境です。

 

・・・これ、社会に対してもいいものではありません。

子どもを育てるのに手間がかかる。

まあ、これは当たり前かもしれません。

でも、今まで一般的には「手がかからなくなり始めた」

と認識される小学生になっても、現在以上にコストを掛けなければいけない。

ということになれば、どうなるのか?

 

いくつかの影響は出てくるでしょう。

まず、社会の労働力は減ります。確実に。

これは自分の経験からも明らかです。

というのも、人材募集の時には結構応募があるんですよね。

小学生の子を持つお母さんの。

これらの人は社会に出て仕事をすることが難しくなってしまうでしょう。

 

もう一つの影響は、出産の問題です。

もう子どもは産まないよ。最初から子どもを作らないよ。

という流れになる可能性もあるでしょう。

だって、そうですよね。子育てに余計時間を割かねばなりませんから。

出産を希望しない。子どもの数を増やさない。

という変化が起きる可能性もあると思います。

 

一人の親としても、子どもに携わる職業に就いていることを差し引いても

頭の痛い問題です。

子供連れで行く大人のためのレストラン

dancyu (ダンチュウ) 2013年 05月号 [雑誌]

 

第一特集のチャーハンも良かったのですが。

 

今回の目玉は子ども連れでいけるレストラン特集でしょう。

個人的には。

 

子どもが生まれてからは立派なレストランに行けず、結構ストレスになっていました。

赤ちゃんOKなレストランを知っていればぜひいけたのに………

子どもも楽しめる盛りつけとお皿で、美味しい料理をみんなで食べることができたら幸せですよね。

お店からすると赤ちゃんや小さな子ども連れはあまり利益が上がらないかもしれませんが、

色々なお店が増えてくれると嬉しいですね。

 

子供のパジャマを切り替えるのはいつからにすべきか?

少しずつ秋も深まっていく毎日ですが、

ときに聞かれるのがこんな質問です。

少し考えてみましょうか。

 

といっても、一律に考えることは難しいので、いくつかのパターンに分けてみましょう

1)自分で洋服の脱ぎ着ができる年齢

2)自分で洋服を着替えることができないが、ある程度自由に動ける年齢

3)まだ自分で動けない年齢

という3つの区分に分けてみましょう。

 

まず1)から。

概ね3-4歳以降といったところでしょう。

まあ、自分で洋服の選択ができるかという判断も必要になるので、大雑把な区分ですが、

結論は

「放っておく」

で十分です。

寒かったら自分で温かいパジャマを選びますからね。

寒そう?自分で選びますから大丈夫。

まあ、毎日布団にくるまっているようでしたら、暖かいのにするように

声をかけてあげても良いかもしれません。

大汗をかいていたり、布団をけとばして寝ているようでしたら

そのままでも全然問題ありません。むしろ厚着の害が出てしまうでしょう。

 

次は2)です。より小さな年齢の子ですね。

概ね1歳くらいからと言うことになります。

この年齢の場合、親の介入がある程度必要になります。

パジャマの選択ですが、まず布団をかけて様子を見てみましょう。

蹴飛ばさないのであれば、少し厚手のパジャマに変えてあげても良いかと思います。

蹴飛ばしているときは少し様子を見てあげましょう。

途中で布団に潜り込むときは厚手に変更。布団を蹴飛ばしたままのときは

そのままのパジャマで問題ありません。

暑いときには布団をけとばす。寒いときには布団に潜り込むという行動を

無意識のうちにしていますので、そんなに心配は要りません。

布団に潜り込む=寒いかもしれない。と考えて大丈夫です。

 

最後に3)のパターンです。大体1歳くらいまでですかね。

実は一番むずかしいのがこの年代です。

暑い寒いの判断が難しいんですね。

一つの基準は少し薄めにするということ。

親と同じ枚数、同じ布団のときには子供は絶対に暑くなっています。

なので、基本マイナス1枚くらいでも十分です。

あとは暑いかどうかの基準はすぐに寝入ってくれるかです。

暑いときはぐずってしまいます。で、なかなか寝てくれません。

暑くなければすぐに寝てくれます。

寝入りばなに子供がぐずっているときにはまず布団を1枚剥がしてください。

それですやすや寝るようでしたら少しパジャマが暑いんですね。

もう少し薄手のものに変えてあげるようにしましょう。

すんなりと寝てくれるときにはパジャマの暑さはそれで十分です。

 

その子の性格や、面倒臭さとの兼ね合いもあるので、この問題は少し複雑になることもありますが、

概ねこのような考え方で良いかと思います。

 

これからの季節のパジャマ問題ですが、こんな形で考えてみてはいかがでしょうか?