わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ

お薬のみ処方をご希望の方へ(2020年5月14日から)

お薬のみ処方のシステムが一部変更になりました。

今回はそのお話になります。

 

(2020年4月から)

COVID感染拡大に伴う緊急事態宣言により、

社会に大きな影響が出ています。

不要不急の外出禁止もその一つとなります。

 

もう一点、大事なことがあります。

患者さんを不要な感染から守ることが診療所には求められています。

その一つの方法としては、待合室のような多数の人間が集まる環境を避けることがあります。

いわゆる、集・近・閉ですね。

 

したがって、当分の間ですが、当院ではお薬のみの処方を解禁いたします。

こちらはすでに厚生労働省でも認められておりますので、心配の要はありません。

 

今まで通り、即時処方が必要な場合は予約をとり、代理の方に来院いただきますが、

後日受け取りもできるようにしました。

 

 

(2020年5月14日から)

プリントの受付時間および交付時間はそれぞれの診療日の診療受付時間内となります。

また、今まで通りの平日12時から13時にも受付を行います。

診療時間外の時間の受付は行っておりませんのでご注意ください。

 

処方に必要なプリントは当院受付及び入り口脇の掲示板に用意があります。

また、こちらよりダウンロードも可能ですので、ご利用ください。

お薬処方希望プリント(pdf)

 

院内にて手続き終了後、プリントは院内預かりとなります。

受付後に当院より電話をさせて頂きます。

時間帯は診療状況によりはっきりしませんが、

概ね15時頃もしくは、診療時間終了後となります。

電話で症状及び処方内容について確認を行い、

問題ないと確認したら処方箋を用意いたします。

症状によっては処方なしの上、院内受診をお願いすることもあります。

受け取りについても診療時間内となります。

 

(2020年4月から)

なお、このプリントは使用制限があります

プリントの裏面にも記載されていますが、

当院IDをお持ちの方

3ヶ月以内に診察を受けた方

かつ、

「薬がなくなったら受診」、2週間以上の間隔を開けて受診

といわれた方のみになります。

 

該当しない方の場合は電話で受診をお願いすることもありますので、

予めご注意ください。

 

感染拡大防止のためにも皆様の協力をお願いいたします。

 

(4月17日追記)

なお、現在のこの方式は緊急事態であることを鑑みた上での初めての試みとなります。

運用に当たり、予期しないトラブルがいくつか出現したために

随時方法を変更させていただいております。

窓口で「当初の方法と異なる」などの苦情を受けておりますが、

そもそも、原則としていままで不可能であった方法が

今回の感染症に伴う緊急事態という形で可能になったことを

ご了承の上でご利用いただければと思います。

 

お肌の乾燥注意報

a0001_006352

先日、事務長がポツリと、「足の裏が乾くんだよね・・・」と。

そうです。皮膚の乾燥が始まったのです。

 

大人の皮膚が乾くときには子どもの皮膚も乾燥してきます。

実際、今週になって、乾燥肌が悪くなって受診する子どもがだいぶ増えました。

多分そういうことなんだと思います。

 

また、テレビやインターネットなどで、温度とともに湿度にも注目してほしいものです。

湿度が50%をコンスタントに割るようになった時から皮膚の乾燥は強くなる印象を受けます。

 

例年は秋分の日を過ぎてからでした。

しかし、今年は今週に入ってから急に出てきました。

多分、台風が秋の空気を運んできたのでしょう。

そう、思っています。

お湯で洗い物をするようになったら・・・

キュレル ハンドクリーム 55g

 

秋です。

昨日もお話をしましたが、今日は秋の気温のお話です。

水温かな?

 

温度が下がり、水での台所仕事がそろそろ難しくなってきました。

では、お湯に替えましょう。

そのときには保湿剤をしっかりと使うようにしましょうね。

というお話です。

 

水がお湯に変わり、何が良くないのか?

手の保湿には良くは無いのです。

 

お湯の方が手の保湿成分を奪い取る量が多いことがわかっています。

つまり、いままでは水で洗い物をしていたために保湿成分のロスが少なくて

問題なかった人でも

お湯に変わり、保湿成分のロスが増えると悪くなる。

結果として手荒れが悪化する。

という人が増えてきます。

 

なので、早めにハンドクリームで保護をしていたほうが良いかなあと。

考えてみたりもするのです。

 

早めに対処。それで予防。

結構大事なことですね。

お正月に塗り薬は足りそうですか?(2022年12月)

師走らしいといえば師走らしいお話です。

 

塗り薬ですが、お正月の休診期間足りそうですか?

 

飲み薬と比べて残薬量がはっきりとわからないのが塗り薬の欠点ですね。

 

可能であれば毎日の使用量を秤で計測して消費量を把握しておくのも一つですし、

新しいチューブやツボを開けたときに開封日を記載しておき、

消費量を日数で計算しておくのも一つの方法かと思います。

 

特にお正月に不足すると大変ですから、予め把握しておくか

もしくは心配であれば早めに受診してお正月明けぶんまでしっかりと確保しておくのも

一つの方法かとおもいます。

 

どうしてもお正月休み直前の受診は混雑しますので、

早めに動き始めることをご検討ください。

お化粧とって皮膚科に来てね

雨です。夏なのに涼しいです。

いいことのような悪いことのような。体調を崩さないように注意が必要ですね。

 

さて、今回は皮膚科受診の時のお話です。

特に顔のお話。

化粧はしないでね。

 

というのも、皮膚科は診てナンボの職業です。

顔の湿疹やニキビなど、病変のある部分の皮膚を診なければ治療は始まりません。

 

顔のニキビを診てほしいと言って受診した患者さんの顔を診てみたら思いっきり化粧されていた。

ほっぺたの湿疹を見てほしいと言って受診した患者さんの顔を見ていたら、ファンデーションがべったり。

 

診断できませーん。

と叫びたくなることもたまにあります。

 

普段日常で使っている言葉は、病名と完全に1対1で対応しているわけではありません。

例えば「ニキビ」と言って受診する患者さんの中には、

尋常性ざ瘡(アクネによる炎症。狭い意味でのニキビ)の他にも

マラセチア毛包炎(カビによる炎症。大人ニキビなどと呼ばれる場合もあります)や

その他の雑菌による毛包炎など、様々です。

 

で、これらは発疹を細かくみて、初めてなんとなく分かるものです。

また、湿疹もいろいろな原因でできることがあり、これまた細かく診ないとわかりません。

 

でもね、化粧されていると、この「細かく」が見えないんですね。

全体的にぼんやりとしてしまい、細かなディテールがわからなくなってしまいます。

 

じゃあ、化粧をその場で落とせばいいなじゃい。

と言われるかもしれません。

しかし、それくらいでは化粧なんて落ちないんです。

 

したがって、化粧をして受診しても診断の精度は上がりません。

診察室で「うーん」となってしまうわけです。

 

もちろん、治療もピンぼけになる確率が高くなります。

結果なかなか治らず、通院回数も増えてしまうのです。

それって、不幸なことですよね。

 

言いたいことは唯一つ。

顔の病変を皮膚科に見せに行く時には、化粧しないで受診すること。

です。

おねがいします。

 

オラフのチョコまん

師走も半ばを過ぎて、寒さも一段と厳しくなってきました。

春に公開された『アナと雪の女王』は、相変わらずの人気で、クリスマス商戦では様々なグッズが私達を楽しませてくれています

そんななか、見つけてしまいました。

 

オラフ!
ファミリーマートで買い物ついでに、何か暖かいものが欲しくて、肉まんのショーケースをのぞいたら、『オラフのチョコまん』なるものが!

ネット上では、錦織圭とか、えなりかずきとか、柳沢慎吾とか言われていますが‥

 

似ているかどうかはさておき、買ってみました。

自宅で開けて見ると、お店のお兄さんがキッチリ紙にくるんでくれたおかげで、ホカホカでしたが、鼻骨骨折の惨事に‥
お写真を撮るため、急いで美容整形を受診(笑)

気を取り直して撮影して、さあいただきます!

oraph1
中は、トロトロのチョコレートクリームでした。

チョコの甘さが苦手な娘には遠慮されましたが、私は美味しく頂きました。
ファミマにお立ち寄りの際は、のぞいてみると面白いかも。

我が家に来たオラフは、錦織選手に似ている気がしました。

お近くのオラフは、誰に似ているかしら?

oraph2

おむつ外しの季節がやってきました

今年の春もだいぶ進んできました。

桜も散り始め、時には夏日のニュースが町に流れるようになりましたね。

 

つまり、おむつ外しの季節の始まりです。

 

おむつ自体は乳幼児の成長の上ではやむを得ないものと考えています。

なしでの生活はありえませんからね。

しかし2歳を過ぎてくるとおむつをしている事自体による弊害が徐々に出てきます。

皮膚科で目立ってくるのは湿疹かぶれと感染症の2点ですね。

 

湿疹については運動が激しくなることに伴う擦れからの湿疹の出現がまずあります。

あとは交換頻度の低下及びおしっこ・うんちの絶対量の増加に伴う、

尿や便の付着に伴う皮膚の負けがあります。

感染については上記要因に伴う湿度の上昇により、

カンジダなどの真菌感染症、とびひなどの細菌感染症のリスクを上げることが知られています。

 

このように必要なものではあるのですが、年齢とともに徐々に弊害も出てくるのです。

 

かと言って外すのも時間が必要です。

どうしてもおねしょやおもらしなどの対応を必要になってきます。

まあ、手間はかかるのが事実ですよね。

最終的には親御さんのスケジュールや時間の余裕といったものもオムツはずしには

必要になってくるのですが、季節的な要因としては春から夏にかけての

洗濯物がよく乾く、濡れても寒くないといった条件も加味すると、

一般的にはこの季節からオムツはずしを行い、秋までにある程度済ませてしまうというのが

環境要因から想定される最も合理的な方法かと思います。

 

暖かくなってきた今の季節からしっかりとオムツはずしを進めて行きたいところですね。

おむつをいつ外すべきかは子ども自身が知っています。

暖かくなって来ました。

夜も、そろそろ寝苦しくなるくらい。

大人が寝苦しくなり、朝にシャワーを浴びたくなる頃はおむつを外すには調度良い季節です。

では、子どものおむつを外すべきサインはどのような物があるでしょうか。

皮膚科医編おむつはずしサインの確認の仕方です。

 

当然、子ども自身に聞いてもよくわからないでしょう。

しかし、その子のひふを見ると、「外そうよ」のサインがすでに出ていることがあります。

 

診察をしていると、2歳を過ぎてからは赤ちゃんの時と比べて

おむつトラブルの場所が変わって来ることに気が付きます。

赤ちゃんの時は以前の記事のとおり、外性器から肛門のまわりにかけて最もよく見られます。

しかし、2歳を過ぎると、おしりと(特に腰の)おむつギャザーの部分のトラブルが増えるようです。

また、形態も単純なかぶれと言うよりもアセモに近いような状態になるようです。

 

これは何を意味するのか?

一つ目は動きが活発になってきたためにおむつギャザー部分で皮膚がこすれてしまうのです。

そのため腰やふともものおむつのギャザー部分に痒みが出てしまい、

「手を入れてもぞもぞ」という行動が出てきます。

二つ目は、年齢があがることでおむつの中の体積も増え、同時におむつの吸収体の体積も増えますので、

ちょっとおしっこをしただけでは、おしっこが漏れる事がなくなります。

しかし、おむつの中はおしっこを1回するだけで湿度は100%になってしまい、

その湿度を原因としてアセモのような湿疹を作ってしまいます。

おもに腰のギャザーの部分から殿丘(おしりのほっぺ)部分にできることになります。

 

具体的に検証したわけではありませんが、二歳を過ぎるとこのような湿疹が増えるようです。

そうしたら外そうねのサインだと私は考えます。

しっかりとトイレに生き、おしっこやうんちをすること。

そして、おむつをしっかりと外すこと。

これは親としてのお仕事ですね。

大きくなってもずっとおむつでは居られませんから。

オムツカブレは3つある

今回もおむつのお話をして行きましょう。

 

さて、ママさんが皮膚科におむつの中のトラブルで駆け込んだ時に

皮膚科医は何を考えているのかというお話です。

 

「おむつかぶれ」とママさんたちは言いますが、実はその中身は幾つかにわかれているということ、

知っていました?

 

この、オムツカブレですが、3つの病気がいっしょくたになったものです。

その3つとは………

・昔のオムツカブレ(=間擦性湿疹)

・今のオムツカブレ(=接触皮膚炎)

・外陰部カンジダ症

の3つです。

 

あれ、ここでもオムツカブレが2つあると思われたかもしれませんが、

今と昔では出方も症状も違うのです。これはおむつが変わったことが大いに関係しています。

つまり、昔は布おむつだったので、おむつの布の擦れによって赤くなってしまう。

今は紙おむつなので、こすれることは無いが、蒸れてしまい赤くなってしまう。

わけです。

 

確かに、紙おむつの材質は非常に良くなりました。先に記載とおり、日本の紙おむつは世界一だと思います。

しかし、あまりにも快適すぎるために、おむつの中におしっこをしても、それを不快に思わない。

また、少量おしっこをしただけでは漏れないため、おしっこをしても親が気が付かない。

そのために長い時間を蒸れたおむつで過ごしてしまい、おしっこやうんちで負けて赤くなってしまうのです。

同じようにカンジダというカビが繁殖してしまうのです。

 

技術の進歩で毎日の生活は非常に快適になりました。

ママさんたちが子どもの時に比べると、目に付く大きな変化というのは確かに少ないのですが、

目につかない小さな所での変化は非常に大きなものになっています。

今後も生活が変わるのかもしれませんが、それに合わせて新しい病気が生まれてくるのでしょう。

きっと。

おむつかぶれとメーカーの関係

ひよこクラブ 2013年 05月号

職業柄、ひよこクラブは時々目を通すことにしている雑誌の一つです。

最新の5月号の付録で、紙おむつの調査をしていたので、購入してみました。

今回はその結果を見ながら経験を含めた感想を書きたいと思います。

 

今の紙おむつではトラブルはだいぶ少なくなったと年配の先生はお話をされます。

確かに、実際に娘に使った時も紙おむつそのものによるトラブルはあまりありませんでした。

しかし、これはあくまでも皮膚がしっかりとしている子の話であり、

乾燥肌やアトピーの子ではまた少し話が違います。

紙おむつを他のメーカーに変更したらその後オムツカブレが出たという話はありますし、

実際に経験しています。

メーカー名まできちんと把握しているわけではありませんが、印象としては

「安売りしないP」から別のものに変えたあとによく出ているようです。

逆は無いんですよね………(最も、メーカーを変えて出ていなければ受診はしないですけどね)

本当かどうかははっきりしませんが、あくまでも参考までに。