わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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安全性と安さを天秤にかけるというお話

 

今回のお話のテーマはこちらです。

https://news.ntv.co.jp/category/international/c19af36e574d4be0a62f21d8ab8e7c52

 

中国の大手通販サイト(どちらかというと安売りがメインという印象を個人的に持っています)の

販売製品から、有害な化学物質が検出されたというお話です。

 

中国の通販サイトをときに利用している身としてはまあそうでしょうね。

という話なのですが、知らない方は知らないようですねえ。

 

こちらの問題、実は海外の通販サイトから購入できる

お化粧品、スキンケア用品、ヘアケア用品についても同様の可能性があるのです。

もちろん可能性なだけで、全部が全部問題が有るわけではありませんが、

ただその一部には有害な化学物質が含まれていてもおかしくはないでしょうね。

 

 

もちろん上手に使えば安い製品ですので、いわゆるコスパの良い買い物ができるでしょう。

ただその安くなっているからくりというのも有るわけです。

・人体に使えないグレードの原料を使っている

・製造の現場の衛生管理や安全管理を抑えている

・保管流通時の艦橋の調整が行われていない

などのリスクも逆に考えられるのです。

これって、購入者からは見えないですよねえ?

 

あともう一つ、なにか問題が生じた際の補償・対応についてもあります。

個人的によく買う電化製品では交換対応ということになることが多いのですが、

化粧品で例えば永久的に残る副作用が出た場合の補償はどうなるのか?

というのは常に頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

また時間が経過してから予期しない副作用が生じて問題になることも有るのです。

化粧品では例えば茶のしずく石鹸やロドデノールがそうでした。

そういう問題が出たときに一番に影響を受けるのは実際に使っていた消費者です。

 

海外から通販を行うということ自体にまずリスクが有るということは考える必要もあります。

そしてやすさを謳う商品であるがゆえのリスクの増加にも気をつけたほうが良いでしょうねえ。

 

面白さや楽しさはないけど、一番安全なのは今まで使っていて問題ないことがわかっている

製品なんですよねえ…

例年以上に細菌感染症がはやっています(2024年8月)

どうも巷では人食いバクテリアが結構ニュースになっているようですが、

現在外来には例年以上に細菌感染症の患者さんが受診をされています。

 

皮膚科でよく見る細菌感染症としては

子供では、とびひや爪囲炎など。

大人では爪囲炎や蜂窩織炎、毛包炎などでしょうか。

 

今年は特に大人での細菌感染症特に蜂窩織炎を多く確認します。

 

なぜなんでしょうねえ?

そのあたりについては今後はっきりしてくるとは思いますが。

抗生剤の効きが悪いということはあまりなく、例年とそこは変わりは無いかと思いますが。

 

ただ、注意すべきは細菌感染は最悪の場合、どんどん拡大することが有るということです。

人食いバクテリアもとい壊死性筋膜炎ではそこそこの確率で致命的になることもあります。

もちろん最初は小さな感染から始まるんですよね。

例えば水虫のジュクジュクからだったり、虫刺されからだったり。

ただそれが治療の遅れ、不適切な対応で一気に拡大する。

ということになるわけです。

 

痛い、熱を持っている、腫れている

というようなときにはお早めに受診をして、しっかりと抗生剤を飲み始める。

そして完全に症状が落ち着くまでは飲み続ける。

ということをきちんと行う必要があるようです。

 

ということで、今年の夏は感染症に注意です。

ひと夏に手足口病に2度かかる!?(2024年8月)

今日も手足口病のお話

 

診察をしていて気になっているのですが、7月の手足口病と今の手足口病、

少し症状が違うような気がするのですよね。

 

7月のは先のブログにも書いたとおり、手足口肘膝尻と広い範囲に大きな発疹が出るのが特徴です。

そして多分爪が落ちる。

今の手足口病は発疹のサイズが小さいのが以前のと異なる点です。

そして発疹の領域は手足口とおとなしい。

その違いがあります。

 

多分原因となるウイルスが違うんでしょうねえ。

コクサッキーとエンテロとかかなあ?

 

手足口病は簡単に説明すると夏風邪の一種であり、それが皮膚にも症状を及ぼすわけです。

夏風邪もいくつものウイルスが原因となるように手足口もいくつものウイルスが原因となり

症状が出ます。

そして免疫はそれぞれのウイルスに対して別個に付くので、コクサッキーの手足口にかかったから

エンテロの手足口を防ぐものではありません。

つまり、ひと夏に2回手足口になりうる。というわけなのですよ。

 

まあ今回感染して免疫が付けば今後数年はそのウイルスにはかかりにくくはなるのですが。

ただ今年の夏は大変ですよねえ。というお話でした。

 

手足口病が流行中です(2024年8月)

 

流石に少し落ち着いてきましたかねえ?

 

でも手足口病はまだまだ流行しています。

ご注意ください。

 

今年の手足口病の特徴は手のひら、足の裏、口の中にはあまり症状が出ないこと。

むしろ肘や膝やおしりといったそれ以外の部位に多くの発疹が出るのが特徴です。

手足口というよりも手足口肘膝尻病ですね。

今年は。

 

そして、発疹が大きいのが特徴です。

それに伴いかさぶたも大きくなります。

 

この理由はウイルスの種類によります。

手足口病の原因ウイルスはいくつか有るのですが、

今年はその中でもコクサッキーA6という型のウイルスだろうと想定されます。

 

コクサッキーの手足口の特徴はまさに上に書いたとおりですが、

もう一つだけ注意することがあります。

 

それは爪が剥がれること。

1ヶ月くらいしてからポロッと爪が剥がれ落ちるということが知られています。

 

今年の手足口の流行が7月からだったので、早い方は爪に病変がそろそろ出てくるかもしれません。

もしも爪がポロッとしても、びっくりしないでくださいね。

また生えてきますので

 

ということで手足口のお話でした。

新型コロナウイルス用のワクチン予防接種を行います

現在当院では新型コロナウイルスワクチンの接種を行っております。

 

接種ワクチン:コミナティ(ファイザー製)

接種日時:月水金 午前

金額:16500円(税込み) 現金でお願いします

対象者:12歳以上のみとなります。ご注意ください

 

予約の進め方

当院の予約サイトにワクチン接種枠ができております。

1週間先まで予約可能ですのでそちらで時間をお取りください。

その後自動的にWEB問診票に移行しますので、

必要事項をご記入ください。

当日は発熱の有無の確認、問診票を使用して必要な事項の確認を行います。

問診の内容によっては接種が出来ないことも有りますので、あらかじめご了承ください。

また基礎疾患をお持ちの方はあらかじめ主治医の確認を取り了承を得てからご予約ください。