わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。 医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や それぞれの趣味の話などを掲載しております。 2017/3/14 ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。 無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。 ご了承ください。 なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、 一切お断りさせていただいております。 2021/3/1 ブログ記事に対する返信は行っておりません

ブログ一覧

ニキビ・ヘルペス+アトピー性皮膚炎=モイゼルト?

思春期のアトピー性皮膚炎の患者さんに対する薬の選択って結構難しいことがあります。

アトピー性皮膚炎の治療薬は基本的にニキビを悪化させてしまうからです。

感染症とアレルギーはオモテウラの関係なのでやむを得ないところがありますが、最近その図式が崩れてくました。

理由は研究の進歩。一体であり不可分と思われていた、感染症とアレルギーの関係が崩れてきたからです。

つまり、アレルギーは抑えるけれども感染症が悪化させないという薬が色々と出てきたのです。

 

すでに内服薬ではデュピクセントが発売されています。またそろそろミチーガも発売されますが、こちらも易感染性の副作用はありません。

塗り薬でもモイゼルトという薬が今年の6月から使用可能になりました。こちらもありがたいことに易感染性の副作用はありません。

 

つまり、思春期のアトピーに使ったときにニキビの悪化を防げるのではないか?

と考えることができるのです。

またヘルペスが頻繁にでるアトピー性皮膚炎の方にもよい治療法になるのではないかと考えています。

 

ただ、いかんせん新規発売の薬ですので、情報の蓄積がありません。

大事な皮膚炎の治療効果は読みきれないところもありますが、副作用の面では明らかなメリットのある塗り薬となっています。

 

ニキビも抑えつつアトピー性皮膚炎も抑えていきたい。

そんな過去には欲張りと思われていた希望も今後は当たり前の様に叶っていくのかもしれません。

 

モイゼルトを試してみたいという方は外来で一度声をかけてくださいね。

只今水いぼ治療中です!

ということを周りの方にしっかりと知っていただくためにあらたにカードを作りました。

 

水いぼの治療中での問題の一つがプール問題。

治療の前には感染の問題のためにプールに入れてくれ無いというのはまだわかるんです。

でも、治療を行っているつまり水いぼのウイルスの量が減っているのにプールに入れてくれないのはいくらなんでも問題ありませんか?

というのは以前より考えていたのです。

 

そこで今年新しく水いぼの治療を行っている方にはカードをお渡しすることにしました。

題して「水いぼ治療中カード」です。そのままですね・・・

 

内容は至ってシンプルです。

治療しているから(学校・プール管理者は)配慮してね。

ということ。

つまり、その子の感染リスクを考えた上で個別に対処してね。

という問い掛けをするためのカードです。

 

なお、現在水いぼを治療中の方でこのカードがほしい方はスタッフに言っていただければ用意しますので、声をかけてください。

 

え、プール行きたくない?

そういう子はカードを学校に渡さないでプールはお休みしても良いのではないかとー

 

必要なのは選択肢を用意することであり、なにかを理由にして一律に行動を決めることではないと思うのですよ。というのが当院のコンセプトでもあります。

老健施設入居者に対するZOOMを用いた遠隔診療を行っています

新型コロナの感染者、なかなか減りません・・・

 

現在当院では老健施設入居者に対する往診を行っております。

しかし昨今のこの社会情勢の中、感染症伝播のリスクもあり、

現在は往診にての診察は最低限となっております。

クラスターが出ても怖いですからねえ・・・

なので、患者さんを診察したい/させたいとしてもできる数が限られてしまう。

そんな問題に悩んでいました。

 

そこで、今年に入ってからZOOMを使用して診察を行うこととしました。

当院と施設を直接ネットワークで画像データを送ってしまおうというわけですね。

すでに数回、延べ数十名に実施をしています。

 

結論。

当初予想していた以上にしっかりと診察できます。

まず診察診断はしっかりとできるかの問題。

微妙にわかりにくいところもありますが、診断は問題なく可能である。

少なくとも感染症なのか湿疹なのかの判断は問題なし。

しかし、一部画像のあらさ、ピントのあわなさが気になりますね。

治療については診断がしっかりとできているのであれば問題なく進められます。

効果の判断もある程度はできるようです。

 

現状では最初の診察から全て遠隔診療で行うことはあまりやりたくはないですね。

最初の診察、治療開始は肉眼で確認したいところです。

対して2回目以降の効果確認及び治療薬の選択は遠隔でも問題はなさそうです。

特に減薬、休薬の判断は遠隔で全く問題ありませんでした。

 

移動にかかるコストや柔軟性を考えると今後も老健施設に対する遠隔診療は

進んでいくような気がしますね。

必要な患者さんのみ往診もしくはクリニックに来ていただき、

落ち着いている患者さんは遠隔で診察を行っていく。

という流れが進んでいくことになりそうです。

 

なお、当院では新規老健施設に対する遠隔診療もお受けしております。

詳しいお話が聞きたい場合は問い合わせより連絡をお願いいたします。

また、個人に対する遠隔診療も外来通院との組み合わせになりますが、行っております。

料金授受などのためにZOOMではなく別のシステムを使用しますので、詳細については外来受診時に受付スタッフにご確認ください。案内させていただきます。

 

ここ2年で医療システムもずいぶん様変わりしてきました。

最新の技術もうまく使っていきながら、よりよい医療を提供していきたいと考えています。

顔の長引く赤みに対する治療のお話

今回は顔の湿疹のお話についてです。

診察をしていると数年にわたり顔の湿疹が落ち着かないと受診される患者さんが来られます。

それ、「しゅさ」かもしれませんよ?

 

しゅさ。酒さとも書きますが、以外に悩まれている方も多いような印象があります。

特に思春期以降の初老期までの女性が多いのですが、

顔面特に頬部から鼻翼にかけて、また眉間部から鼻背、人中部にベッタリとした赤い湿疹がでてきます。

経過は長く、数年にわたりいろいろな治療を試されていることも多いようです。

しかしなかなか効果が無いというお話もよく耳にします。

 

原因ははっきりしないのが治療にも結びつかいところであり、厄介なところでもあります。

体質が関係しているとか、皮膚の表面の小さな環境とその菌のバランスの崩れも影響しているとか言われています。

あとは、皮膚の表面の炎症ですね。

 

現在当院では皮膚の炎症を抑えるための抗炎症剤と微小環境のバランスを整えるための抗真菌剤や抗生剤を併用して使用しています。

そこに最近新規の薬剤が使えるようになりました。ちょうど6月から使用可能ですね。

「ロゼックス」というお薬になります。

こちらはゲル状の外用薬で必要な部分に塗って頂く形になります。

成分としては一部の菌にのみ効果のある抗生剤のような薬剤になります。

また皮膚の表面の炎症のバランスを整えるとか・・・(詳しく話すと難しくなってしまうので)

当院では少しずつ処方を開始するようになっています。

 

以前から治りにくい、顔に湿疹がある方、「しゅさ」と診断され、もう少しガッチリと治療を行いたい方、一度皮膚科に相談してみてはいかがでしょうか?

 

こういう日は暖房つけてもいいですよね

寒い、そして雨が降っています・・・

6月なのに肌寒い日もありますねえ。

 

そういう日の服装だったり環境の管理だったりは難しいものがあります。

厚着してもいいのですが、ジメジメベタベタしてしまいますし、汗もかいてしまいます。

かと言って薄着は嫌だし・・・

 

そんな日にはあえて暖房を少しだけ付けてみてはいかがでしょうか?

もしくは除湿に設定して温度を高くする。

 

温度を上げることはもちろん考えてとしてありなんですが、

湿度を下げるのはこの環境では難しいです。

確かに下げるのは簡単なのですが、今度は温度が下がり肌寒くなってしまいます。

 

なので、除湿をする時には設定温度を上げる方向で設定してみてください。

だいぶ快適になります。

 

暖房でも気温が上がる分飽和水蒸気量が上がり、相対湿度は下がります。

その分快適さが増しますので、こちらもおすすめ。

ちょっとだけ気温を上げたいときには除湿。しっかりと上げたいときには暖房。

 

こういう日にはしっかりと環境を整えて汗疹の予防もしっかりと進めていきましょう。