わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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予約システムについて

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当院の予約システムについてご紹介させて頂きます。

当院の診察は午後から夕方ですが、電話やインターネット上の受付は

朝の6時から開始しております。

また、院内での診察の順番は

「その時に院内にいるひと」のなかで、「一番早くに電話やインターネットで受付をしたひと」

が最優先されます。

極端な話、「受付を1番にしたひと」はクリニックに来れば「いつ来ても最初に診察ができる」

わけです。

 

このシステムですが、海外のEarly birdという考えかたを元にしております。

Early birdといえば海外のことわざでEarly bird gets the warmというものがあります。

日本では「早起きは三文の得」というのが同じ意味になりますね。

このシステムは、レストランに早く行くことによって、料金が割引になるというものです。

早く行動すれば得になるわけです。

 

この考え方を当院でも採用させて頂きました。

つまり、朝早く予約すれば、待ち時間なく、ストレスもなく診察に向かうことができるというわけです。

忙しい方ほど、早く予約していただければすぐに診察ができるシステムなのです。

ぜひ、活用してみてください。

乾燥肌はどこから始まるのか?

今日は乾燥肌のお話です。

 

 

気温が下がり、同時に湿度も下がり、乾燥肌も悪化がみられるようになってきました。

ただこの乾燥の悪化。子供と大人では少し状況が違う気がするんですよねえ。

出方が少し違うかな?

 

大人と子供の乾燥の最初はいずれも膝と肘から始まるようです。

正確には膝の裏と肘の内側。

この原因ははっきりはしていませんが乾燥+こすれの刺激による悪化というのは

理論的にはありそうです。あとは汗の刺激とかですかねえ。

 

その次の部位は四肢の伸側になります。

上腕、前腕の外側と大腿下腿の前側ですね。

こちらも原因は乾燥と、こすれも少しはあるでしょうか?

 

その次に乾燥する部位なのですが、子供と大人では少し違う印象を持っています。

子供はほっぺた。大人は手。かなという気がするんですよねえ。

こちらは生活習慣の違いが要因でしょうか?

というか、大人の場合は水仕事が一番の要因な気がします。

明らかに女性のほうが手と指の湿疹になる方が多いですからねえ。

子供は水仕事はあまりしないので、手と指は比較的落ち着いているのかもしれません。

逆に頬部に湿疹ができやすいように見えますが、これはずっと外を走り回っているから

かもしれませんねえ。

いずれにしても生活習慣の違いが症状の出方の違いを生むということはありそうに見えます。

 

 

これからだんだん乾燥が強くなってきます。

早めに保湿。そして症状が出るようであれば早めに湿疹を抑える塗り薬を使っていきたい

ところです。

乾燥肌が徐々に増えてきた印象があります

直接データを取っているわけではありませんが。

 

ここ1週間から2週間ほど、乾燥肌の受診が増えています。

定期的に受診されている方でも悪化したとの訴えが増えてきました。

 

時期的にちょうど湿度の低下が徐々に進み乾燥の悪化が見られる時期です。

また気温の低下傾向もあり、シャワーなどのスキンケアの低下があること、

風邪を引いてしまい全身の体調が悪化したこと

 

などから湿疹が悪化する要因が揃ってきた印象があります。

 

ひっかきが強くなってから治療開始するよりも乾燥だけが見える段階で

治療開始したほうが必要な薬の量もコントロールの状態も

全然変わってきますので、乾燥肌の段階で受診して治療を開始したほうが

よろしいかと思います。

 

というお話でした。

 

乾燥肌が出てきました。

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今年は夏が短かったですね。

というお話です。

 

今年の8月下旬から9月にかけての気象は例年とだいぶ異なりました。

日照時間の低下、気温の低下、降水量の増加など、例年の9月から10月の

天気が前倒しされて現れていれうようにも見えます。

その影響もあるのでしょう。秋の乾燥肌の子がチラホラと出てきました。

 

例年であれば秋の乾燥肌が出てくるのは秋分から体育の日の当たり、

おおよそ9月下旬から10月上旬あたりでした。

しかし、今年は9月上旬です。

 

この違いはどこから来たのか?

一つは気温でしょう。明らかに下がっています。

もう一つは湿度です。

晴れた日の日中の湿度が50%を割る日が出てきています。

どうも、この条件が秋の乾燥肌が出てくる要因になっているようです。

 

ということで、今年の秋の乾燥は早い。という訳です。

さあ、みなさん冬の支度を早めにしていきましょう。

今年の冬はどのような天気になるでしょうか・・・

乾燥性湿疹は二度悪くなる

今回も秋の乾燥肌のお話です。

外来で診察を行っていると、不思議な光景を目にすることがあります。

今回はその原因について少し考えてみました。

 

秋の乾燥肌についてですが、患者さんの症状出現時期には2回のピークが

有るように思えます。

1回目は徐々に気温が下がってくる時。

2回目は、一度極端に禁が下がってきた時。

です。

 

1回目の気温が下がるときですが、これは屋外の湿度が下がる時に一致します。

つまり周りの空気が乾燥してくるわけです。

そして、皮膚も乾燥してくる。それで乾燥肌が出る。

まあ、これは毎年のことなので、あまり気にするものではありませんでした。

 

2回目の現象は今まで不思議に思っていたものです。

寒波が来て、いったん気温が数日間一気に下る。

その後元の気温に戻るのですがその時に乾燥が悪化した患者さんが沢山やってくるんですね。

この原因は今までわかりませんでした。

ちょっとしたミステリーですね。

 

この原因は未だにはっきりません。

でもなんとなくの仮説が出せるようになりました。

それは、暖房。

 

つまり、今年初めてヒーターを使った時に乾燥が悪くなるのではないか?

と思えるのです。

 

さて、ヒーター。皆さんは何を使って室内を温めていますか?

東京では一番多いのはエアコン。

そうです。そのエアコンが原因なのです。

 

なぜか?

温めると湿度が下がるからですね。

 

言ってしまえばそれだけ。なーんだ。と思われるかもしれませんが、

よくよく考えてみるとそこにははっきりとした理由があるのです。

 

まず、気温が下がること。

つまり、室内に存在している水蒸気の量が減ります。

飽和水蒸気量は気温によって決まる。なんて、中学校でやりましたよね。

つまり、大気中・室内の水蒸気は結露してしまい一気に減少します。

そして、エアコンをつける。

つまり、室内の温度を上げるわけですが、もともと水分の少ない空気を

温めることですから、水蒸気量は少ないまま。

結果として一気に湿度を下げてしまうのです。

・・・外気を取り入れるから大丈夫?

いえいえ。外気の温度も下がっている状態ですから、その中の水蒸気量も少ないまんまです。

したがって外気を取り入れても水分は供給されません。

 

気温が上がったらどうなるのか?

それも簡単です。気温が上がるということは晴れているということ。

つまり、雨として水分の供給はありませんから、湿度は上がりません。

と言うことは湿度が更に下がるわけですね。

 

気温が下がり、エアコンを使い、気温が再度上がる。

その連続により、湿度は一段二段と下がります。

そして、皮膚の乾燥は一気に悪化します。

 

多分それはが寒波の後の乾燥肌の原因と考えられるのです。

本当かどうか。一度気象関係の方とコラボして調べてみたいものですね。

乾燥の季節がやってきました

冬です!寒いです!

ただ皮膚科に取っては寒さよりも乾燥のほうが問題になるのです。

 

最近皮膚の乾燥の悪化が目立って来ました。

カサカサの悪化。それに伴い湿疹の悪化。

いずれも起こっている状況です。

 

皆さん、加湿器の準備はよろしいでしょうか?

保湿剤の準備もよろしいでしょうか?

ただ、痒くなってくると保湿剤だけでは症状を抑えることができません。

しっかりと薬を使ってかゆみを抑えていく必要がありますからね。

 

この冬も頑張ってスキンケアして保湿して乗り越えていきましょう!

乾燥が気になるときにはまずは保湿剤入の入浴剤を

お薦めすることが多いです。

理由は簡単だから。

お風呂に入れるだけ。準備は30秒で終わります。

全身に保湿剤を塗るのに比べ、手間は1/10ですからね。

でも、まあ、効果はそんなには高くないのですが。

 

もちろん痒くなってしまうと湿疹の薬が必要になります。

保湿剤ではおちつかないのでご注意を。

 

もう一点保湿剤入りの入浴剤での注意を。

滑りますので、転ばないように気をつけて。

 

当院でおすすめしている保湿剤入りは以下の2種です。

コラージュのほうが保湿力は高いのですが金額も・・・

おさいふと相談ですね。

キュレル 入浴剤 本体 420ml

コラージュ Dメディパワー 保湿入浴剤 500mL (医薬部外品)

乾燥が強くなってきましたね(2017年10月)

秋も徐々に深くなってきました、

もう、汗疹もいつの間にか見なくなってきましたね。

 

汗疹の減少に対して増加してきたのは乾燥肌です。

夏には調子良かった子どもたちも続々受診をするようになっています。

高齢の方の四肢の乾燥肌も強くなってきました。

 

あとは、手荒れ。

洗い物の時の水がお湯に変わると一気に症状が悪化するパターンが多く見られます。

 

もうそろそろ冬。空気も徐々に冬の空気になってきました。

冬の病気の治療も少しずつ始めていきましょうね。

 

 

乳児の日焼け止めはどうすれば良いのか?

この質問も外来で良く聞かれる質問です。

結構難問ですが、少し考えてみましょう。

(なお、乳児ですので、生後1歳までの赤ちゃんに限ってのお話です。理由は後述)

 

まず、根本的なところから考えてみましょう。

日焼け止めはなぜ使うのか?

答え:皮膚の紫外線に対する露出を減らすため。

ですね。それが最終的には皮膚の老化を抑え、皮膚がんの発生を抑えることになります。

 

では、赤ちゃんの場合はどうなのか?

紫外線に露出する場合は、どのような場合なのか考えてみましょう。

もちろん外にでる時ですよね。

では、赤ちゃんはどのような状態で外に出ていますか?

ほとんどの場合はベビーカー、抱っこひも、おんぶなどの形で外出しているのでは無いでしょうか。

少なくとも、自分ひとりで勝手に歩くことは有りませんよね。

 

と、ここまで考えると一つ疑問が出てきます。

本当に気をつけるべきは赤ちゃんなの?ということです。

そうです、お母さんの方が実は重要な要素なのです。

 

自分で歩かない赤ちゃんはいつもお母さんと一緒です。

なので、まずお母さんが気をつけるべきなのです。

・日向を歩かない

・日光の強い時間帯(正午+-2時間など)に外出しない

など、お母さんが少し気をつけるだけでも、ずいぶん日光への露出を減らすことが出来ます。

 

また、当然ですが、日焼け止めが赤ちゃんにカブレを起こすリスクも有るでしょう。

皮膚の弱い赤ちゃんはそのリスクは成人よりも高いと考えられます。

 

そうやって考えると、お母さんは十分に気をつけることが出来るなら、

日焼け止めを使うメリットは、他の年齢の子どもに比べてあまり多くないことが分かりますよね。

 

でも、これは一般的なお話です。

・どうしても外出しなければいけない人

・南国に居る/行っている人

・保育園など、お母さんの目が届かない時間が長い人

については、日焼け止めは塗ったほうがよいでしょうね。

 

そして、日焼け止めが必要な場合ですが、

無理にSPFを上げる必要は無いです。25-30もあれば十分。

その代わり、汗で日焼け止めが流れてしまいますので、

2時間おきくらいに塗りたしをすること。

帰宅直後にシャワーで洗い流すこと。

をしっかりと、行ってくださいね。

 

最後に当クリニックおすすめの日焼け止めを挙げておきます。

成人ですが、皮膚テスト済み。ほとんど刺激感のない製品ですので

オススメですよ。

NOV ノブ UVローション EX SPF30 PA++ 35mL

中秋の名月

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昨日は満月でした。

中秋とは、秋の真ん中の日のことで旧暦の8月15日限定だそうです。
ちなみに、仲秋と書くと、秋の3ヶ月のうち、真ん中の1ヶ月になるので、期間はぐっと長くなります。

なぜ、中秋と仲秋を比べたかというと、
どうも今年は本物の中秋の名月にあたったようです。

なんでも次は8年後とか。

おお、オリンピックの後になってしまうんですね。

皆様は昨日のお月様、見ましたか?

月見団子がメインの人も多かったかとは思いますが・・・