わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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マザー牧場に行ってきました その4:イベントの話

さてさて、今回はイベントのお話をしていきましょう。

 

しかし、いきなり残念なことが。

到着したのは11時だったのですが、その時すでにイチゴ狩りのイベントは

定員のために予約ができない状況でした。

残念。

 

ということでまずジンギスカンで腹ごしらえをして、

えっちらおっちら、まきばゾーンから山の上ゾーンに向けて歩いていきます。

地味ーに、腰に来ます。

 

山の上ゾーンで最初に見たのは

ひつじの大行進

150頭もの羊を思いのままに動かす牧羊犬が見どころです。

いや、しかし上手に操りますね。

羊の行動パターンは実は単純なルールに従っているために、

牧羊犬はそれを上手に利用している。という話を聞いたことがありますが、

まさにそのとおり。

実際に羊の群れが駆けるときにはものすごい音と砂煙が出ることも

初めて知りました。

 

次に見たのは

シープショー」

19種類もの羊が出てきます。

それぞれの羊の特徴があるんですね。

当然と言えば当然なんですが、知りませんでした。

羊の紹介の後は羊の毛刈りショウです。

実に手早く、慣れています。

1分くらいで1頭の羊の毛をすべて刈り取ってしまいます。

これだけで入園料分の価値はありますよ。必見です。

最後に牧羊犬の紹介をして終了です。

実時間30分ですが、それ以上に密度の濃い内容でした。

 

その後娘達は、アヒルの大行進などを見ていたようですが、

私はダウンしていたので(お昼寝していたとも言う)詳細は不明ですが、

楽しかったようですね。

 

最後、夕方になってから、

「動物ふれあい広場」

に行き、いろいろな動物を見ていました。

カピバラさんを触ったのは初めてですが、

意外にすばしっこいですね。

また、亀の甲羅と、皮膚はウオノメの硬さでした。

さすが、ケラチン。

 

 

 

教訓。

・予め、スケジュールを確認して(このページから確認できます)予定を組むこと

・行きたいイベントのそばの駐車場に車を停めること

 

マザー牧場に行ってきました その3:お食事メニュー

マザー牧場に行ってきたお話、

その3はご飯のお話です。

ジンギスカン。おいしかったですよ。

 

初めてのマザー牧場、最初のご飯はジンギスカンにしました。

どうも有名らしいので。

ラムにも全然抵抗は有りませんしね。

 

到着したのは11時ころでした。

朝はほとんど食べなかったので、入場とともに食事に向かいます。

入った先は牧場エリアのジンギスカンガーデンズです。

とても広いお店。外でも食べられます。

今回は全然混んでいない時間帯だったので、窓際にしました。

結構悩んだんですけどね。

ベビーカーも入ることが出来ます。(場所は選びますが)

 

こちらのメニューはカフェテリア方式となります。

食べたいものをトレイに載せていく方式ですね。

今回は初めてということもあり、セットメニューと野菜セット、海鮮、

後は変わり種でプルコギなどを選びます。

子どもにはお子様セットもありましたので、一緒に購入します。

トレイが重くても大丈夫。スタッフの人が代わりに運んでくれるので安心です。

また、子ども用にはキッズメニューがありますので、安心です。

(結局ウチの娘はほとんど手を付けませんでしたけどね)

また、焼き肉のタレも子供用には辛くない物が用意されていました。

 

ということで、いざ開始。

なのですが、結構難しいですねえ。

公式な食べ方では、まず野菜を敷いて、その上からお肉を載せるとありますが、

うまく焼けません。逆に焼けすぎることも有りました。

というのも、座った場所が悪かった。

景色も見たいと思い、しかし、寒いのもイヤということで、

ちょうど室内の一番窓側に座ったのですが、運の悪いことにちょうど風の通り道となっていました。

そして、火も消えてしまう・・・・

 

と悪戦苦闘しているうちに料理がなくなったので、追加で料理を取ろうとし、

入口側をみてみると・・・ズラリと人が並んでいるでは有りませんか。

しかも、その歩みの遅いこと・・・

ということで追加の料理は諦めました。

 

なんとなく、不完全燃焼なジンギスカンでした。

まあ、楽しかったけどね。

 

ということで教訓です。

・早めに行くこと。11時半過ぎたら大行列。

・予約しても、料理を取りに並ばなければいけない。料理を取るのが律速になっている。

・窓際の席には行かない。風の入らなさそうな中の席で十分

・料理は最初にしっかりと持って行くこと。追加で料理は取れないとかんがえる。

・子ども用メニューはあえて取る必要はない。

なんてところでしょうか。

 

なお、このジンギスカンですが、まきばゾーンのところだけでなく、

山の上ゾーンでも、屋外で。

また、レストランでも食べられるようです。

今度は屋内のレストランで食べてみようかな・・・

 

 

マザー牧場に行ってきました その2:駐車場と地図の話

今回もマザー牧場のお話です。

地図と駐車場のお話ですね。

 

地図を見ると意外にわかりにくかったりするのですが。

というか、地図ではわからないのですが、

ちょうど山のてっぺんに位置します。

まきばゲート部分が山の中腹。

山の上ゲート部分は山の頂上。

奥の羊の牧場付近は山の反対斜面になるわけですね。

 

なので、駐車場選びはとても重要になります。

牧場エリアと山の上エリアの交通は大変です。

結構な距離の坂を登らねばなりません。

しかも、ベビーカー・・・大変でした。

どちらのエリアで遊ぶのかを考えて駐車場を選んだほうが良さそうです。

 

もちろん、2つのエリアを結ぶシャトルバスはありますが、

本数はあまり多いものではないので、時間効率を考えると、

あまりオススメ出来るものでは有りません。

 

なので、駐車場選びは大事。ですね。

 

マザー牧場に行ってきました その1:行き帰りの話

先日マザー牧場に行ってきました。

今回は、このお話をしていきましょう。

最初は行き帰りの話です。

 

マザー牧場、先月に比べて東京に非常に近くなりました。

もちろん、牧場が引っ越ししたわけでは有りません。

高速道路が開通したからです。

首都高、中央環状線。C2ですね。

いやいや。これがまた便利なんです。

 

今回は自宅から向かいましたが、首都高の用賀インターから乗って60分程度で

マザー牧場についてしまいました。

吉祥寺からだと、プラス30分くらいでしょうか?

 

もちろん、以前からアクアラインはありましたから、利用すれば、千葉経由で行くよりも

だいぶ時間は短縮できるのですが、

それでも高速道路で一旦銀座まで出るか、延々と環八を通る必要が有りました。

しかし、中央環状線が出来たことで、

池袋-新宿-渋谷-大井町-羽田-アクアライン

と、高速道路で一気に行くことが出来ます。

しかも、この道路は地下のトンネルで非常に快適な道路です。

まあ、ジャンクションでは延々とカーブを曲がるので、面倒といえば面倒なんですが

まだ車の台数はあまり多くは無く(特に渋谷-大井町の区間ですね)

快適に走ることが出来るのです。

 

そして、最後に大井町のジャンクションを出るところでは、

JR東海の車両基地の横を、高い位置で通ることが出来ます。

新幹線が沢山並んでいるのを見れて、子ども達も大はしゃぎです。

 

東京湾アクアラインは、半分が海底トンネル、半分は橋を渡りますが、ここで注意を一つ。

海ほたるですが、結構な確率で混雑しています。

混雑した時には駐車場に入るだけで数十分を浪費してしまいます。

計画をたてる段階でここで休むことを考えると、時間の管理が難しくなるので、

あえてパスする方向で考えたほうが良いかもしれません。

 

千葉県に上陸した後も高速道路を走り続けます。

途中で片側1車線になるという罠もありますが、

そのままずーっと進んでいきましょう。

最寄りは君津パーキングエリアです。

ここには、スマートインターチェンジがありますので、

ETCをお持ちの方はここから降りると近いです。

 

後は、一般道路を利用して、山に登っていきます。

うちの車のカーナビは古いために一般道の記載も実際とは異なる部分がありましたが、

看板を見ながら、そのとおりに進んでいけば迷うことは無いでしょう。

なお、パーキングエリアの近傍は生活道路であり、道も狭く、対向車も来るので、

要注意ですね。

もう少しで到着というところで、「↑大型車両→乗用車」の看板のある、分かれ道が有ります。

これは右折して進んだほうが距離は短くなります。

でも、思いっきり山道ですので、心配な方は直進しましょう。

といっても、直進しても結構な山道ですが・・・

まあ、ガードレール等がしっかりとしているのでよしとしましょうかねえ。

(ガードレールがところどころ壊れたりなくなったりしています。峠を攻めている人がいるのでしょう。きっと)

 

 

帰りについても同様です。

ただ、注意すべきは渋滞です。

時間帯によっては、アクアラインがかなり渋滞するので要注意ですね。

もしも混雑しているようであれば木更津のアウトレットやその近くのスーパー銭湯で

時間を調整しても良いかもしれません。

または、夕方早めに出るかですね。

さすがに、疲れました・・・

 

次は駐車場と地図のお話です。

抗アレルギー薬のシロップを嫌がる子はいません

今回は治療の話をしていきましょう。

抗アレルギー薬のお話です。

小児向けのシロップを何種類か飲んだことがありましたが、

まずい薬は1つも有りませんでした。

まあ、飲み終わった後にわずかに違和感を感じるときはありますが・・・

 

なんでこんなお話をするのか?

もちろん聞かれることが多いからでもありますが、

先日にザイザルシロップを処方されたうちの娘が

そのシロップ(をいれたスポイト)を見ると満面の笑みを浮かべて、

ハイハイしていくのを見たからです。

 

なんだかなあ。

 

どうして直接リンクを貼らないんだろう?

今日の疑問点です。

 

慶応大学皮膚科の長尾先生らによる論文が話題を呼んでいるようです。

遺伝子操作をして、アトピー性皮膚炎のような症状を起こすマウスを作成したところ

そのマウスの皮膚には黄色ブドウ球菌が多く存在していたということのようです。

で、抗生剤を投与していれば、炎症をより抑えることが出来た。と。

 

記事のニュアンスでは、ブドウ球菌対策云々となっているところが多いようですが、

すでに人間のアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚には一般的には

黄色ブドウ球菌が沢山住んでいることが知られています。

イソジン消毒療法(私はオススメしていませんが)なども、上記の治験に基づく

治療法ですしね。

 

でも、問題はそこじゃない。

新聞はテレビは仕方有りません。

なんで、インターネットの記事からは、その論文にダイレクトにリンクが貼られていないのでしょうか?

 

その論文が気になる人、絶対にいますよね。

そして、その中には英語が読める人もいますよね。

更に、生命科学の論文を読める人もきっといますよね。

 

であれば、なんでリンクをはらないの?

一般の人が記事を読めるようにどうしてしないの?

と疑問に思ってしまうわけです。

 

新聞やテレビはしかたないですよ?

でも。インターネットに配信しているのならば、難しいことでは無いですよね。

 

記事を検索から探せばいい?

ええ、探しましたとも。

直接論文にアクセスするのに、2分で出来ましたとも。

 

でもね、それは私がその分野について詳しく知っているからです。

長尾先生の名前を検索欄に打ち、雑誌名を検索欄に打ち、

その雑誌を探し、その中から該当する記事を更に探す。

そんなに難しくはなかったのですが、それは自分の専門分野だから。

 

もしも、気になる記事が「地学」だったり「宇宙科学」だったり、

はたまた、「経済心理学」だったりしたらどうでしょう。

そうなったら、必要とする論文に辿り着ける自信は有りません。

 

なんで、リンクを貼るという行為ができないのでしょうか?

記者も元となる論文を読んでいなかったから?

発表原稿をそのまま記事にしているから?

 

まあ、そこまではわかりませんが、

記事を掲載する人が、

「実際に元の情報源について、一般人が確認することには意味が無い」

あるいは「必要がない」

などと考えているのでは無いか?

などと邪推をしてしまうわけなのです。

 

これって、日本だけなのでしょうか?

外国ではどのようになっているのでしょうか?

気になるところです。

 

 

 

最後に、今回の論文への直接リンクを載せておきます。

参考までに。(会員登録、もしくは有料ダウンロードが必要なようです)

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1074761315001284

そして、すべての記事の元となった、慶応大学からのプレスリリースへの直接リンクです。

クリックして20150422_nagao.pdfにアクセス

皮膚科でみる小1ギャップ

小学校が始まり、1週間が経過しました。

新1年生の肌のトラブルが増えています。

まあ、仕方ないことですけどね。

 

それはなぜか。

どうしても生活習慣がかわります。

そのために大きな精神的な重圧がかかってきます。

ストレスにより、悪くかるということがまず上げられます。

当然、睡眠の状況も変化するでしょう。

一般的には睡眠時間は短くなると考えられます。

 

また、汗をかいても今までの時間に帰ってこられるわけでは有りません。

より、汗が皮膚に付いている時間は長くなり、それが刺激になってしまいます。

 

次いでスキンケア。

どうしても学校が始まると朝のシャワーやお昼の塗り薬が出来なくなってきます。

 

そのために湿疹が悪化する子、蕁麻疹が出てくる子が続出するのです。

 

まあ、時間と共に多くは良くなっていくことも多いかと思いますが。

落ち着かない場合は少し頑張って朝や帰宅時にシャワーをする、薬を塗る、

早めに寝るなどの対処で良くなることも多いです。

 

是非試してみてください。

2015年5月14日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
2015年5月14日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-015
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
     
2015年5月21日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-018
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年5月28日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-004
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年6月4日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-016
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
     
2015年6月18日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-019
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年6月25日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-005
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年7月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-017
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2015年7月9日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-020
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2015年7月23日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-006
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します

2015年7月30日
虫さされのはなし IB-A-006
だれもが一度はかかる虫さされ、
原因から虫の種類、治療法までしっかりと確認しておきましょう

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
問い合わせは下のサイドメニュー内からの問い合わせフォームをご利用ください。
予約完了時の返送は行っておりません。ご注意ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは前日まで、問い合わせフォームよりお願い致します。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

お申し込みは下のカレンダーの該当する日時をクリックして行ってください。
問い合わせフォームからはお申込み出来ませんのでご注意ください。

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診断の正確さについて考える。

さて、前回、天気予報の信頼性についてお話をしていきましたが、

今回は病院での診断の正確さについてのお話をしていきたいと思います。

 

さて、質問です。

どうして、しっかりとした診断をつける必要があるのでしょうか。

 

答えは、

今後のことをより深く知るため

です。

 

 

診断というものは、将来を知るためのものです。

つまり、これからどうなっていくのか。

症状はどのように変わっていくのか。痕や後遺症は残るのか。

遺伝するのか。するとしたらどのくらいの確率で遺伝するものなのか。

もう一つ。

治療はどうすれがいいのか?何が効くのか?

治療出来なくても、病気の進行を食い止める方法はあるのか?抑える方法はあるのか?

ということを知るために「診断」を行う必要があるのです。

 

もちろん、診断の重要性については病気の程度である程度変わってきます。

ただのカブレ

遺伝性の病気

では、重要性は全然変わってくるでしょう。

 

カブレであれば、

かっちりと診断を付けなくても治療していけば良くなるでしょう。

何が原因かはあまり追求しなくてもよいでしょう。

「繰り返したら、原因を考えましょう」と私も良く言っていますが、

それは、慌てる必要は無いからです。

 

では、遺伝性の病気についてはどうでしょうか?

遺伝する病気にはいろいろな種類が有ります。

ざっくりとしたお話になりますが、(詳しいお話はいろいろな本に出ているので省略)

人間は同じ遺伝子を2本持っています。

その2本の遺伝子のうち、

1本に問題があれば出る病気と

2本両方に問題がないと出ない病気が有ります。

それぞれ、遺伝の形式はちがうわけです。

メンデルのえんどう豆の実験を思い出してもらうといいかもしれません。

1本で出る病気は子どもに半分の確率で遺伝します。

2本の病気はそもそも発症する可能性はあまり高くないものがほとんどですが、

重い症状で出る病気が多いのです。

また、性を決める遺伝子に異常があるかどうか。

異常の有る子の中で症状が出る子はどこくらい居るのか。

など、もっともっと難しい話にもつながっていきます。

つまり、診断をして、遺伝の形式を知ることは、血のつながりという面からは

非常に大事なことになります。

 

最後に癌の話です。

癌の診断とは、がん細胞がどのような細胞なのか、

由来はどこかを考えることが主体になります。

人間の体にはいろいろな細胞が有ります。

そのほとんどすべての細胞が癌になるわけですが、

元々の細胞の性質を持っていることが有ります。

そのため治療方法も変わってくることが有ります。

放射線が効きやすいか効きにくいか。

抗癌剤はどのような物が効果あるのか。

手術の時に、見た目の癌の範囲から更にどのくらい細胞が散らばっているか。

などは、がん細胞の種類によって変わってきます。

また、転移はし易いかどうか。

転移するとしたらどこに転移するのか。

についても癌ごとにクセが有ります。

そのクセを知り、早め早めに対処するために診断をしっかりとしなければいけないのです。

 

診断の信頼性が低いこと。

言い換えれば大雑把な診断しかしないことについてはこれだけのリスクが有るのです。

したがって、大学病院などの大きな病院では

大勢のスタッフが集まり、診断を正確に下すために検討会をしっかりと行うのです。

また、必要があれば、他の診療科の先生や他の病院の先生に相談することも有るのです。

 

このように、診断をしっかりと行うことは未来を知ることと同義語になるのです。

天気予報の信頼性

天気が不安定。

なら、天気予報も信頼性悪いですよね。

というお話です。

 

私が子どものときには天気予報は大雑把なものでした。

住んでいたところのピンポイントの天気予報などはなく、

「秋田と新潟の天気予報」の平均+天気図の状況を見ながら、

天気を読んでいたものです。

 

最近は1時間天気予報やら、ピンポイント天気予報やら、

細かく情報が出るようになってきました。

それはいいことなのですが、

気になるようになったのはその信頼性です。

 

大雑把にいえば、昔よりは予報の精度は上がったのでしょう。

では、そのとき時の予報の精度はどうなのでしょう。

「雨」の予報でも、完全に雨が降るとの判断で雨の予報にしているのか、

それとも、ちがう確率はそれなりにあるのか。

がはっきりしないと感じることが有りました。

 

予報はあくまでも予報であり、確定したものでは有りません。

また、予報を出すことはとても難しいものであることも理解しています。

であれば、将来の天気を読みやすい日もあれば、読みにくい日も有ると考えるのは

当然のことでしょう。

読みにくい天気を読んで、たったひとつの「予報」として発表することは

難しい時もあるでしょう。

 

だとしたら、その「読みにくい天気」であれば、予報の時に

そのように記載があってもいいのかもしれません。

その予報の正確さは高いのか低いのか?

そこまで情報があれば、より天気の変化に対処しやすくなると考えるのですが、

いかがでしょうね。

 

まあ、予報の精度が上がってきたが故の贅沢な注文だとは思っていますが。