わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

ブヨに刺されるとなかなか治らないのはなぜか?

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台風の季節となりました。当院は台風が直撃しない限りは診察しています。

また、雨の日は患者さんの数は少なめです。

ゆっくりと話しをしたいかたにはお勧めですが、小さい子はあまり外出すべきではないですよね

 

毎日、虫さされを診察していますが、数ある虫さされの中でも、ブヨに刺されたと話を聞いた時が一番緊張します。

これはなぜか?

実はよくわかっていません。

理由の一つは、ブヨは「刺す」のではなく「噛みちぎっている」からと言われています。

その分、皮膚表面のダメージが大きく、症状が激しくなるのではないかともされています。

もうひとつは出血です。といっても、血液の赤血球ではなく、問題は血小板。

あかくない「つゆ」がたらりとたれると、その血小板の中から炎症を悪化させる成分が出ると言われています。

そのために、ブヨに刺された傷が治りにくいとされています。

 

あとは、かさぶたの問題もあります。

このかさぶたも実は曲者。

特に小さな子はかさぶたを掻き壊してしまうのです。

すると、皮膚がえぐれ、より深い傷ができ、かさぶたになってしまう。

すると、また掻き壊してしまう・・・

この繰り返しで、深い潰瘍をつくってしまい、治った後が傷跡になってしまいます。

当然、先の血小板の問題も出てきます。

 

本当にひどいブヨの刺し傷は最終的には「結節性痒疹」になってしまいます。

この結節性痒疹は数年も続くことがあります。

この治療には手を焼くことがあります。

当院では、いくつかの方法を組み合わせて治療を行っていますので、

その治療法についてお話をしていきましょう。

 

往診の時に最初にするお話

少しずつ涼しくなってきました。

往診の時にはありがたいですね。

 

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さて、現在当院は数名の患者さんの往診を行っております。

疾患は様々ですが、褥瘡や湿疹などが多いです。

さて、この往診の時に最初に聞くようにしているお話があります。

それは何でしょうか?

 

 

そのお話は「(患者さんあるいは介助者が)ご飯をしっかりと食べていますか」というお話です。

玄関で介護者の方が迎えてくれるのですが、その時に世間話半分、診察に関係する話半分で聞いています。

そうすると、スムーズに現状の確認、問診に移ることが出来るのです。

 

そのお話をすると、なんで皮膚科で食事?と思われる方もいるかと思いますが、

食事の話は大事なのです。

 

往診の患者さんで多く見るのは床ずれ、褥瘡です。

褥瘡はやはり栄養状態が悪くなるとできやすく、治りにくくなることが知られています。

褥瘡は体の一部が死んでしまう病気ですから、治すのにタンパク質をはじめとする栄養分が必要なのです。

そのため、栄養状態の確認は非常に重要になるのです。

また、その他の病気についても栄養状態が良いことは治療を早めることになります。

逆に栄養状態が悪いと、全身にざまざまな問題をきたし、それが皮膚に影響することにもなります。

なので栄養状態の確認は非常に重要な話なのです。

 

また、介助者の食事の摂取状況も大事なお話です。

食事が十分にトレなければ十分に介助できません。介助は重労働なのです。

介助者が元気ないと、患者さんも元気がなくなります。

なので介助者の食事についても把握したほうがいいのです。

 

こうして往診は進められます。

小さな話が大きな治療のヒントになるのです。

すべてのクスリはリスクである。

以前聞いた話です。

或る先生が患者さんの診察をしてひとこと、薬は必要ありませんと言いました。

その患者さんはどうしてもクスリが欲しくて、先生に聞きました。「先生、薬を出してもらえませんか?」

その先生、薬がいらない理由を話して、最後に一言。

「クスリは逆から読むとリスクになります。すべてのクスリはリスクなのです」

今回の話を読んだ後、クスリと笑ってくれるといいのですが。

 

 

さて、医療機関には毎月医薬品安全情報という冊子が届きます。

ここ数週間の医薬品の説明書の改訂がすべて記載されているものです。

私達はその説明書を見ながら、副作用を把握するのですが、

最近多く見られるのが、「スティーブンス・ジョンソン症候群」と「中毒性皮膚壊死」の副作用追加です。

あの薬にもこの薬にも追加されています。

 

この2つの病気は薬のアレルギーにより起こされる症状です。

皮膚が死んでしまうのです。時には命を落とすころも有る怖い疾患です。

皮膚に出る病気ですので、ほとんど皮膚科で治療する病気なのですが、

重症で、数週間の入院が必要になり、時にはICUに入ることも有る病気です。

この症状は極端なことを言えば、どんな薬でも出る可能性があります。

(自分を構成しているタンパク質に対しては本来起きることのない反応ですが、

薬の主剤以外の添加剤でも起こる可能性はあるのです)

 

結構多いものは市販の風邪薬。多分飲む人が多いのでしょう。

当然、病院で処方された薬で発生することもあります。

極端な話、どんな薬でも出ます。

 

これら薬剤アレルギーを診察治療している中で一番やるせないのが、

「念の為に出しておきましょうね」の薬にアレルギー反応を起こしてしまった場合です。

「念の為に」の結果、数週間の入院と、時には一生続く後遺症に苦しめられるのです。

治療をしていて、気の毒になってしまいます。

また、売る側の問題も有るだろうと思わせることもありました。(これはまた今度。)

 

一つ覚えていて欲しいことは、どんな薬にも非常に低い確率でこのようなアレルギーは起こりうるということです。

クスリはリスクとなるのです。

 

なので、当院では必要最低限の飲み薬を出すようにしています。

必要以上に沢山の薬を処方する先生を見るたびに「無茶しやがって・・・」と思うのは、職業病なのでしょう。

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「大」やけどの治し方

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やけどの話、最後は大やけどについてです。

前の話にも書きましたが、大やけどと小やけどの区別は難しい物があります。

今回は入院が必要なやけどのお話だと思って下さい。

 

全身の数十%を超える大きなやけどの治療はとても大変です。

なぜか?ここまで大きなやけどになると、皮膚だけではなく、全身の問題になってしまうからなのです。

 

大きなやけどを受傷した場合、全身はショック状態になります。

この状態になってしまうと、血管から皮膚の下に全身の水分が移行してしまいます。

そうすると困るのは腎臓です。腎臓に流れる血液が減ると腎臓がおかしくなってしまうので、

腎臓からでるおしっこの量で治療を決めていく必要があります。

つまり、おしっこが出てこないと血液の量が少なく、危険というわけです。

そのために一生懸命水分を外から与えなければ行けません。

同様にタンパク質も血管から逃げ出してしまうので、輸血を一杯しなければいけないのです。

 

さて、そうしているうちに腎臓からおしっこが出てきました。

今度は皮膚の下の水分が一気に血管に戻ってきてしまいます。

こうなるとおしっこ、つまり腎臓の問題は落ち着いてくるのですが、今度は心臓と肺の問題が出てきます。

肺の中に水が溜まってきてしまうと呼吸がうまくいかなくなってしまうのです。

かといって、水を外から与えないと、やけどの皮膚から水が漏れてしまうので、水分が足りなくなってしまいます。

こうして、体の水分が多すぎても少なすぎてもいけないという、綱渡りの状態が続いていきます。

 

数日立ってくると、今度はバイキンの問題が出てきます。

死んだ皮膚をエサとして、バイキンが増殖してきます。

そのバイキンはそのままにしておくと血液を通して全身に広がっていきます。

そうなると大変なことになりますから抗生剤を使わなければいけません。

でも、今度はその抗生剤に抵抗力のあるバイキンが増えてくるので、抗生剤の種類を替えて・・・

とイタチごっこが始まります。

やけどから数日たったあとに急に調子が悪くなる場合があるのは、主にこのバイキンの問題が有るのです。

 

また、この頃からは皮膚の問題が出てきます。

多くは深い部分までやけどを追っていますので、その部分の皮膚はなくなります。

そうすると、他の場所から皮膚を持ってきて、移植してあげる必要があります。

同時に死んだ皮膚も取り除かないと、皮膚の移植は上手に進みません。

この手術も大変なものです。またそのためには麻酔をしなければいけませんが、

その麻酔の影響も当然考えなければいけません。

また、大量に出血しますので(皮膚を削り取るので仕方が無いのですが)

輸血も大量にする必要があります。

 

したがって、治療を続けるに当たり、元々の本人の体力も非常に重要なものとなります。

また、栄養失調になると、傷の治りにも影響するので、食事や栄養管理も大事になります。

 

大きなやけどの治療をするためにはこのようなポイントに気をつけながら、進めていく必要があるのです。

やけどのニュースを目にするたびに、本人と医療スタッフのがんばりに想いをはせるのです。

「子」やけどの治し方

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さて、今度は「子」やけどの治し方についてです。

・・・え、「小」の間違いでしょ?いえいえ、それは前回お話をしたので、

今回は子どものやけどについてお話をしたいと思います。

 

子どものやけどと大人のやけどそのものには大きな違いはありません。

でも、子どもには独特なところがあります。

 

まず、こちらのいうことを聞いてくれないこと。

親御さんはいうことを聞いてくれるのですが、肝心の本人は

やけどのそんざいなど、どこ吹く風です。

したがって、どんな生活習慣にも耐えられる治療法を選ぶ必要があります。

また、痛みには我慢できないので、処置中、自宅では極力痛みを伴わない治療を選ぶ必要があります。

逆に子どもであることが有利に働くこともあります。

やけどの傷が早く治ることです。

若いって、いいねぇ・・・と思いながら治療していますよ。

 

さて、痛くない治療法ですが、来れば断然シートの方が良いです。

昔ながらのガーゼと塗り薬だと、ガーゼが傷口にガッチリとくっついてしまい、

剥がす時に痛くなってしまいます。

シートを剥がすほうが痛みは少ないのです。

また、交換の頻度はシートの方が少なくて住みますし、

周りに「つゆ」(浸出液といいます)が漏れることも少ないです。

当然ニオイも少ないです。

 

子どもがやけどになった時には

ぜひ近くのシート治療(閉鎖療法、密封療法、湿潤療法などともいいます)を行っている

医療機関を探してみてくださいね。

もちろん、当院でも治療を行っていますよ。

「小」やけどの治し方

 

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さて、今回は小さなやけどの治し方についてお話をしたいと思います。

「小さな」「大きな」というのはやけどに関してはあくまでも便宜上の区別です。

しかし、体表面積の10%を超えると、場合によっては入院が必要となることもありますので、

治療の方向性が大きく変わることもあります。

今回は、クリニックに通院して治療することができる、それ以下の面積のやけどの話をしたいと思います。

 

さて、やけどとは一体何でしょうか。

体の中ではなにが起きているのでしょうか。

 

やけどは人体に熱を加えると発生します。

温度は50度以上なら起きると言われています。子どもはもっと小さい温度でも起きることがあります。

やけどの正体は熱により皮膚のタンパク質が壊されること。

それにより、皮膚の機能が果たせなくなることが問題なのです。

よく、やけどのあと、水ぶくれになることがありますが、これはあくまでも表面に見える症状です。

その周囲には役目を果たすことの出来ない皮膚が広がっている可能性があります。

また、その影響は時間が立ってから初めて見えることもあるので、油断できません。

一般に数日経過して初めて皮膚の影響がはっきりわかるのです。

(低温熱傷は例外。もっと外まで影響が広がっていることがあります)

 

皮膚に影響した熱の強さにより、皮膚の変化は様々に変わっていきます。

弱い時にはただ赤くなる。そして、ヒリヒリします。

更に強くなった時には水ぶくれになり、

更に強い時にはその部分が焼けたり、こげたりして死んでしまいます。

痛みはあったりなかったり。

でも、実は痛みが無い方が症状は悪いのです。

なぜなら痛みを感じる神経が死んでしまうために痛みすら感じなくなるのです。

なので、痛みが無いときには要注意です。

 

治療ですが、また症状によって変わります。

皮膚が赤くなった時には細胞はまだ生き残っているので、

炎症をステロイドで抑えることで落ち着くこともあります。

 

逆に皮膚の表面が死んでしまった場合はその死んだ皮膚を剥がして、

新しい皮膚を生やして上げる必要があります。

必要があれば皮膚を移植する手術も行うかもしれません。

 

一番、治療の選択にバリエーションが有るのは水ぶくれが見られるときです。

水ぶくれを剥がすべきか残すべきか。

薬を使うか、シートで覆うか。

これは人によりかなり方針が異なります。

当院では破れていない水ぶくれはそのままにし、

上からシートで覆うような治療法を行っています。

これは、水ぶくれの中にはバイキンがいないということ。

中の水には傷を早く治す成分が沢山入っていること。

という事実を基に選択する治療法です。

もちろん、薬が早いと思えば薬を使うこともありますが、大部分は

シートを使います。

あと、シートの利点はもう一つ。

痛みやひりひり感はシートを使ったほうが痛くないのです。

 

なので、当院では8割以上の患者さんにシートを使っています。

軟膏とシートの併用も含めるとほとんどすべての患者さんにシートを使った治療を行っています。

(なお、このシートを使った治療は閉鎖療法や密封療法,湿潤療法と呼ばれています。)

リンパの流れと血の流れ

あまり、知られていないことですが、血液の流れと、リンパの流れは違います。

 

虫刺されのあとや、蜂窩織炎(皮膚の下にバイキンが入る病気です)のあとに、

腫れた部分から体の中心に向かって、赤くなった皮膚が帯のように広がっていくことを

診察時に目にすることがあります。

 

これが、リンパの流れです。

正確にはリンパ管の流れということになるでしょう。

かぶれや虫さされ等のアレルギー反応や細菌などの感染症が起きた時には

このリンパ管の中をリンパ球が通ります。

そのリンパ球はリンパ節にいたり、そこで、「敵の襲来を告げる」=炎症反応を起こすように司令を出すのです。

もちろん、リンパ管に沿って、その反応は伝わりますから、リンパ管周囲には赤く腫れた部分が出来上がります。

当然リンパ節もぐりぐりに腫れることになります。

 

実は、この反応はアレルギーや感染症だけで起きるわけではありません。

他にも悪性腫瘍の時にも同じような原理で、免疫反応が起きると考えられます。

また、転移をするときにはこのリンパ管を経由して起きることがあります。

悪性腫瘍があった部分からリンパ管を経由して、最初に出会うリンパ節のことを

センチネルリンパ節と呼びます。

センチネルとは見張りの意味ですね。

 

ですので、悪性腫瘍がリンパ管を通して転移するときにはまずこのセンチネルリンパ節を経由することになります。

逆にこの原理を逆手に取り、まずセンチネルリンパ節をとってみれば転移が有るかを判断することが出来ます。

この方法をセンチネルリンパ節生検と呼びます。

ここに腫瘍細胞が入るかいないかで転移の有無をある程度判断することが出来るわけですね。

 

では、なぜ、こんなお話をしているのか?

じつは、先日蚊に刺された時にキレイにリンパ管の流れに沿って、赤みが広がってきたんですね。

感心して、思わず写真をとってしまいました。

↓ 毛深いのはご容赦下さい。

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帰省して、増える皮膚病、減る皮膚病

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お盆も終わり、学生の皆さんは夏休みの最後にむけて宿題のラストスパートでしょうか。

当クリニックもお盆休みを終え、スタッフ一同、気力を再充填して毎日診療にあたっております。

 

さて、子どもたちが実家に帰省し、あるいは旅行に行って来たあと、当クリニックを受診すると

お肌の状態が随分帰省前と異なる子がいます。

特にいくつかの疾患が増えた印象があります。

何故なのかも合わせて見てみたいと思います。

 

1)汗疹

特に背中、肘や膝の汗疹が増えた印象があります。

2)とびひ

これも明らかに増えたのではないでしょうか。

3)湿疹

意外に悪くなる方もいます。

 

この2つは、生活パターンやスキンケアの習慣が崩れたためにできたのでしょう。

毎日、お風呂やシャワーを浴びていたのが、交通機関に乗っている間は出来ない。

実家に帰った場合は、その家人との時間の都合が合わずにケアできない。

あるいは、色々なところに出歩くためにケアの時間が取れない。

時には、エアコンなどの冷房設備がそもそもない。

実家にいるペットやいつもと違う環境の抗原に反応してしまう。

など、様々な原因で東京でのケアと同じだけの密度でケア出来ないこともあります。

・・・実家がトトロの家みたいって言われたこともありましたねぇ。

 

 

逆に減った皮膚病もあります。

手足口病はお盆前の患者さんの数がウソのように減少しています。

病気は広がるためにはある程度の患者さんの密度が必要です。

東京都で8月上旬まで広がっていたのは、その密度が十分に高かったのでしょう。

しかし、規制することで患者さんの密度が下がったために減った可能性は有ると思います。

・・・ただ単にみんなすでにかかってしまったからかもしれませんが。

 

8月の民族大移動。

色々なところにその影響は見えてくるのかもしれません。

非常に興味深い話だと思います。

こどものホクロを大きく見ると、違う世界が見えてくる。

さて、質問です。
この機械は何に使うのでしょうか?

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これは、ダーモスコープと呼ばれるものです。

この機械を使うことによって、ホクロを約10倍に拡大して見ることが出来ます。

それにより、ホクロの中にあるメラニン色素の分布をより細かく確認することが出来るのです。

細かく色素を確認できることで、どのようなメリットがあるのか?

 

細かく見ることで、そのホクロが悪いものかそうでないのかの区別を付けられます。

つまり、ホクロの悪性腫瘍、悪性黒色腫なのか、良性の腫瘍、色素細胞母斑なのかを

区別することが出来ます。

 

昔はホクロは「7mmを超えたら取りましょう。」

と言われることが多かったのですが、いまでは、7mmを超えていても、

そのホクロの色素の分布を見ることによって取るべきか取らざるべきかを区別することが出来ます。

 

小さいこどもの手術を行うということは本人や家族にとっても大変なことです。

そのリスクを、てのひらに乗るくらいの小さな機械で防ぐことが出来るのであれば、

とっても良いことなのでは無いでしょうか。

 

当クリニックでもダーモスコープによるホクロの診断を行っております。

前の病院から行っている検査方法ですので、既に数百人以上に検査を行ってきました。

時間はほんの数十秒から数分の検査です。麻酔なども必要なく受診したその日に検査を行うことが出来ます。

 

もしも診断に迷うような場合は、ダーモスコープの専門家が勤務している病院に紹介することも可能です。

小さなお子さんで、ホクロが心配という方は一度近くの皮膚科に相談してみてはいかがでしょうか。

もちろん、当クリニックでも診察を行っておりますので、心配なかたはどうぞご来院ください。

じんましんも流行っています?

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いよいよお盆です。
帰省ラッシュも始まったみたいです。

 

今週、診察をしていてあれあれと思いましたが、
どうもじんましんの患者さんが増えているようです。

幼児、小学生、大人と年齢は様々です。

原因ははっきりしません。少なくとも食事や薬といったものではないようです。

ただ、共通しているのはつかれていること。
夏休みもそろそろ折り返しを過ぎ、子どもも疲れが溜まっているのでしょうか。
また、大人もお盆休みの前に仕事を全部終わらせないと行けないのでしょうか。

ウイルス感染などはないようですので、一つ安心ですが、
しっかりと薬を飲んで、休んでくださいね。

 

あ、でも、みんな疲れているということは
お盆明けに帯状疱疹も増えるかもしれません。
このように考えると、お盆というシステムもいいのか悪いのかわかりませんね。

最後に一つ。このうだるような暑さは絶対に体にわるいです。
ふう。