わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。


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インフルエンザワクチンの予防接種を開始します(2022年10月)

今年度、季節性インフルエンザワクチンの予防接種を行うことになりました。

インターネットより予約できるようにシステムを作成しておりますので、

希望者の方はご確認ください。

 

なお、電話予約も準備しておりますが、こちらは65才以上の方限定となっております。

定員に達した場合はこれ以上の予約ができませんのでご注意ください。

 

 

とひびのいない夏休み(2022年9月)

もう夏もおしまいでしょうかねえ。

今年は秋が来るのは早い印象を受けます。

なんか夏らしい夏は短かった印象を受けますが、

それはずっと屋内でお仕事をしていたせいなのでしょうか?

 

それにしても今年の夏はとびひの患者さんの数が少なかったようです。

例年の半分くらいでしょうか?

 

不思議ですねえとも思うのですが、ある程度納得するお話でもあったりします。

 

そもそも、とひびは皮膚の感染症ですが、みていると汗で悪化する傾向があります。

そのために汗をかかない環境にいることが予防でもあり、治療でもあるのですが、

今年の夏の特徴として

・気温があまり上がらなかった

・外出頻度が少なかった

というのがどうもありそうなのです。

 

気温があまり上がらなかったというのはまあ、太陽と地球の話になるので、

たまたまといえばたまたまなのでしょう。

外出については新型コロナウイルス感染症の拡大の影響はありそうにも見えます。

子どもたちの感染を恐れて、外出しなかったこと。

それがとびひの発生にも影響を及ぼしている可能性がありそうです。

 

そういうわけで、今年の夏の感染症は少なかったなあというのが印象です。

秋以降、子供同士の接触により発生する、

みずいぼ、しらみについても確認をしていく必要がありそうです。

JAK阻害薬内服のための事前検査を当院で施行することにいたしました

現在、アトピー性皮膚炎・円形脱毛症に対して使用が可能なJAK阻害薬。

非常に効果の高い治療法ではあるのですが、事前検査が必要になります。

貧血や肝機能などの検査の他にも、免疫抑制効果があるために肝炎・結核の

否定を行うための事前検査を行わなければいけませんでした。

 

今までは近くの小児科・内科の先生にお願いしていたのですが、

採血時に色々と問題になることがありました。

そのために今後は当院で基本的な採血はすべて実施し、

胸部レントゲン撮影による結核の否定のみは近くの内科の先生にお願いをする。

という手順に変更となります。

 

内科受診の手間はという面では以前と変わりないのですが、

当院内での情報の集積および内服可否の判断はより早く行うことができます。

 

しっかりと事前検査を行ってリスクを減らしていきながら

きちんと効果のあつ治療法を進めていきたいと考えています。

今年の秋は早いですね(2022年9月)?

今回は秋のお話です。

まあ、暦の上では秋なのですが、お肌の方にも秋がやってきましたね。

というお話です。

 

ここ数日、乾燥の悪化で受診される患者さんが増えてきました。

実際にお肌を触ってみると少しカサカサが出始めている皮膚のテクスチャです。

 

つまり、秋がやってきた。

ということですね。

 

例年であればこのように感じるのは9月の下旬なのですが、今年は半月早いようです。

理由ははっきりしないのですが、ひょっとするとここ数日の夜間の気温の低下が関係ありそうです。

 

仮説としてはこうです。

夜間の20度前後への気温の低下があります。

そのために飽和水蒸気量が減少します。飽和量を超えた部分は露になって水になります。

昼になって気温が上がります。

大気中の水分量は理論上変化はありません。

そのために気温があがり飽和水蒸気量が上がることにより、相対湿度は一気に下がります。

 

そんな理屈で秋の湿度は徐々に下がっていくのです。

 

今年は皮膚にとっての冬は早く来るのかもしれません。

いや、もう一回暑い時期は来るのでしょうか?

 

うーん。そのあたりはなかなか読むのは難しそうですが、少なくとも現在乾燥肌の悪化が見られる方は早めに保湿剤を使っていったほうが良さそうですね。

アトピー性皮膚炎治療外用薬の比較(2022年9月版)

現在のアトピー性皮膚炎に使用される塗り薬についての比較表を簡単ではありますが、作ってみました。

それぞれ利点・欠点がありますので、うまく組み合わせて副作用がより少ない、そしてより効果の高い治療法を目指していきたいところです。

いつか時間があったらそれぞれに文章を書いてまとめてみたいところですね。