わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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「子」やけどの治し方

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さて、今度は「子」やけどの治し方についてです。

・・・え、「小」の間違いでしょ?いえいえ、それは前回お話をしたので、

今回は子どものやけどについてお話をしたいと思います。

 

子どものやけどと大人のやけどそのものには大きな違いはありません。

でも、子どもには独特なところがあります。

 

まず、こちらのいうことを聞いてくれないこと。

親御さんはいうことを聞いてくれるのですが、肝心の本人は

やけどのそんざいなど、どこ吹く風です。

したがって、どんな生活習慣にも耐えられる治療法を選ぶ必要があります。

また、痛みには我慢できないので、処置中、自宅では極力痛みを伴わない治療を選ぶ必要があります。

逆に子どもであることが有利に働くこともあります。

やけどの傷が早く治ることです。

若いって、いいねぇ・・・と思いながら治療していますよ。

 

さて、痛くない治療法ですが、来れば断然シートの方が良いです。

昔ながらのガーゼと塗り薬だと、ガーゼが傷口にガッチリとくっついてしまい、

剥がす時に痛くなってしまいます。

シートを剥がすほうが痛みは少ないのです。

また、交換の頻度はシートの方が少なくて住みますし、

周りに「つゆ」(浸出液といいます)が漏れることも少ないです。

当然ニオイも少ないです。

 

子どもがやけどになった時には

ぜひ近くのシート治療(閉鎖療法、密封療法、湿潤療法などともいいます)を行っている

医療機関を探してみてくださいね。

もちろん、当院でも治療を行っていますよ。

「大」やけどの治し方

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やけどの話、最後は大やけどについてです。

前の話にも書きましたが、大やけどと小やけどの区別は難しい物があります。

今回は入院が必要なやけどのお話だと思って下さい。

 

全身の数十%を超える大きなやけどの治療はとても大変です。

なぜか?ここまで大きなやけどになると、皮膚だけではなく、全身の問題になってしまうからなのです。

 

大きなやけどを受傷した場合、全身はショック状態になります。

この状態になってしまうと、血管から皮膚の下に全身の水分が移行してしまいます。

そうすると困るのは腎臓です。腎臓に流れる血液が減ると腎臓がおかしくなってしまうので、

腎臓からでるおしっこの量で治療を決めていく必要があります。

つまり、おしっこが出てこないと血液の量が少なく、危険というわけです。

そのために一生懸命水分を外から与えなければ行けません。

同様にタンパク質も血管から逃げ出してしまうので、輸血を一杯しなければいけないのです。

 

さて、そうしているうちに腎臓からおしっこが出てきました。

今度は皮膚の下の水分が一気に血管に戻ってきてしまいます。

こうなるとおしっこ、つまり腎臓の問題は落ち着いてくるのですが、今度は心臓と肺の問題が出てきます。

肺の中に水が溜まってきてしまうと呼吸がうまくいかなくなってしまうのです。

かといって、水を外から与えないと、やけどの皮膚から水が漏れてしまうので、水分が足りなくなってしまいます。

こうして、体の水分が多すぎても少なすぎてもいけないという、綱渡りの状態が続いていきます。

 

数日立ってくると、今度はバイキンの問題が出てきます。

死んだ皮膚をエサとして、バイキンが増殖してきます。

そのバイキンはそのままにしておくと血液を通して全身に広がっていきます。

そうなると大変なことになりますから抗生剤を使わなければいけません。

でも、今度はその抗生剤に抵抗力のあるバイキンが増えてくるので、抗生剤の種類を替えて・・・

とイタチごっこが始まります。

やけどから数日たったあとに急に調子が悪くなる場合があるのは、主にこのバイキンの問題が有るのです。

 

また、この頃からは皮膚の問題が出てきます。

多くは深い部分までやけどを追っていますので、その部分の皮膚はなくなります。

そうすると、他の場所から皮膚を持ってきて、移植してあげる必要があります。

同時に死んだ皮膚も取り除かないと、皮膚の移植は上手に進みません。

この手術も大変なものです。またそのためには麻酔をしなければいけませんが、

その麻酔の影響も当然考えなければいけません。

また、大量に出血しますので(皮膚を削り取るので仕方が無いのですが)

輸血も大量にする必要があります。

 

したがって、治療を続けるに当たり、元々の本人の体力も非常に重要なものとなります。

また、栄養失調になると、傷の治りにも影響するので、食事や栄養管理も大事になります。

 

大きなやけどの治療をするためにはこのようなポイントに気をつけながら、進めていく必要があるのです。

やけどのニュースを目にするたびに、本人と医療スタッフのがんばりに想いをはせるのです。

「商店街はなぜ滅びるのか」

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

 

商店街はなぜ滅びるのか?

回答、商店と人がリンクしてしまったから

以上。

 

つまり、ヤドカリとカタツムリのどちらかが幸せなのかという話だと理解しいました。

 

商店街の形成って、昭和初期だったんですね。

今までは江戸末期から明治の頃かと思っていました。

それよりもずっと歴史が短いことにまずびっくり。

コンセプトとしての、「縦のデパート、横の商店街」という話も、

言われてみると納得してしまいます。

 

しかし、時代の移り変わりにより、デパートも苦戦するような時代です。

当然、同じコンセプトの商店街も苦戦するのも仕方ないのかもしれません。

どこにでもあるものを普通に売っているだけでは競争できないわけですね。

新たな商業形態である、スーパーやコンビニエンスストアと競合して

量つまり品揃え(これはスーパーですね)と、

質つまり、欲しいものがピンポイントかつタイムリーにおいてあること(これはコンビニかな?)で

どうしても劣勢になってしまうのは致し方ないことなのかもしれません。

 

また、もう一つの問題は後継者と職住近接でしょうか。

少子化の時代ですから、後継者問題は避けて通れません。

実際に後を継がない子供も増えていますしね。

(余談ですが、学童・思春期を過ごしたところは商店街のすぐとなりでした。

いまはシャッター通りになりつつあるその商店街には同学年の子供も沢山いましたが、

後を継いだ人はほんの僅かです。)

 

では、赤の他人に商店を継がせることができるのか?

実はこれがまた難しいわけです。

お店のすぐ後ろには自宅がつながっており、住居と商店を完全に分離することができません。

居住者が(商店を経営するときには)使いやすいのですが、

他人に貸しにくい設計です。

また、商店をたたんでもそこで居住する人がいるので、お店だけ営業することができないわけです。

 

 

ここまで書くと反論されるかもしれません。

特に駅前のサンロードなどは流行っていると言われるかもしれません。

 

しかし、サンロードなど駅前の商店街をよーく見てみると・・・

・お店は全国区のものが多いこと

・地元のお店も、特徴があり、有名な一品があること。

ミートショップサトウさんや、おざささんなど有名ですね。

・個性的なセレクトショップがあること

・上に住居が無いこと

に気が付きます。

つまり、前述の職住近接の商店街とは異なり、

商店と住居が完全に分離しているのです。

そのため、お店が(残念ながら)潰れても

テナントとして他のお店を誘致することが簡単にできるのです。

 

時代とともに、お店の種類も内容も変わってくるのは当然です。

昔は携帯電話も、CD屋さんもなかったわけですし。

その変化にいかに追いつくかが生き残る上では大事なのですね。

 

最初の問題に移ります。

自分も周りも変化するのだから、衣を自由に変えられる

ヤドカリの方が幸せに思える今日このごろです。

 

「劇場版アイカツ!」を観に行ってきました。

先週末に劇場版アイカツ!を見に行ってきました。

今回はそのお話です。

え?ワタシ?はお留守番です。

母親と上の娘との2人での映画体験。さてさていかがだったのでしょうか。

 

 

12/13から公開の劇場版アイカツ!に行ってきました。

前売り券を買ったのですが、座席予約が2日前からとのことで、前日に予め予約をし、いざGo!

(注:座席指定はしておいたほうが良いかと思います。直前では間に合いません)
上映館は、新宿シネマナインの13Fでした。
初めての映画館でしたので、勝手がわからずウロウロ。

パンフレットは、9F入口のグッズショップの他、館内のアイカツ特設ショップでも購入可能です。
フード類は、13階でも、小さいサイズのポップコーンと飲み物はありますが、種類が豊富な9階で購入してから13階へ向かうことをお勧めします。
我が家は、最初13階まで行ってから降りてくるという、ムダをしてしまいました。

(注:直通のエレベーターが有りますが、結構混雑しています。親子連れには厳しいかもしれません。
隣のデパートの中のエレベーターを使うのもひとつの方法ですね)
なんだかグルグル回っているうちに、アタマの中もグルグルしてしまったようで、まだ公開前の妖怪ウォッチ特製ケース付きポップコーンを、うっかり買ってしまいました。
ジバニャン、可愛い。

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カードも付いていたので、ウチの子は大喜びですが‥
まあ、ポップコーンの量が多いので、持ち帰りするには、とても便利でしたし、帰り道はチビッコたちの視線を釘付けにしてましたが。
特設アイカツショップは、10階フロアから奥に進み、階段を降りた中二階みたいな所にあります。
9階からは行けないので、一度10階まで上がってから行かないと行けません。

我が家は早目に到着したのにも関わらず、ムダな時間をたくさん費やしたため、鑑賞し終わってから行くことに。
子連ればかりかと思いきや、半分は大人の男性‥
しかも、スペースが狭く、レジがひとつしかないので、入場制限をしていました。
時間に余裕があれば、上映前がお勧めです。

(注:いわゆるアイカツおじさんですね。グッズを大人買いしていくので、会計に時間がかかります。
一般的に夜行性ですので、午前の早い時間は比較的空いているかと思いますが)

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グッズの数はそんなに多くはないので、ざっと見渡せる程度です。

アイカツ新聞やら、レターセットやら、乙女心をくすぐるものがチラホラ。

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あとは、10階下りエスカレーター前に、アイカツと妖怪ウォッチのフレームが選べるプリクラがありました
こちらも、写真を焼くのに時間がかかるため、上映前に一度並んだのですが、間に合わず断念。
上映後に直行したら、すぐに撮れました。

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さて、本題の映画ですが、先週木曜日のTV放送で前フリした通り、『大スター宮いちごまつり』が開催されるまでのお話&ライブです。

娘はいちごちゃんファンなので、大満足でしたが、美月ちゃんファンのママには、若干さみしい内容。
トップアイドル神崎美月、まさかの引退宣言⁉︎

さて。どうなりますことやら。
続きは劇場でお楽しみくださいませ。
余談ですが、開映時間から15分ほどは、延々と様々なアニメの予告が続きます。
これを見るのも楽しいですが、少々遅れても、本編には十分間に合いますので、慌てずに劇場に向かってくださいね。
子供連れには、予想外のトラブルはつきものですので(^_^;)

 

 

とまあ、私が次女をあやしている間に、楽しく過ごせていたみたいですね。

2月にはまた映画?をするみたいなので、今度はその体験記でも書ければと思います。

「令和」最初の虫刺されには要注意です

いや、まあ、今年に限らずの話なんですけども、

その年、はじめての虫さされは一般的に症状が強くなりますので、

要注意です。

 

いつもは4月の下旬から5月にかけて、その年最初の虫さされの患者さんが

やってきます。

で、その虫さされの反応って結構激しいんですね。

なぜかはよくわかっていませんし、一般的にあまり言われている話ではないのですが、

数年間外来をやっているとそのように思えてきました。

 

まあ、虫さされの経験値のようなものがあって、年が明ける

(というか、虫さされのない期間が長くなるに従って)

その経験値がなくなってくるのかな?とも思ったりもしています。

 

 

で、今年はめでたく改元と相成りましたので、

ちょうどそのタイミングでの新年初=新元号初の虫さされとなりますと、

一気に悪化してきますよ。

というお話でした。

 

ちなみに、症状としての痒みも炎症も結構強く出ることが多いので、

早めに皮膚科を受診するようにしてくださいね。

 

「人見知り」は怖さ半分、興味半分

人見知り。

このような仕事をしているとよく見られるものです。

印象としては大体生後半年からはじまるようです、

診察室に入ってベットに横になって、じーっと目があって、

その後、「ふえっ」とされたら要注意。

ふえーんと泣かれてしまいます。

でも、その間にはじーっとこちらを見ているんですよね。

 

でも、何回か診察されて慣れてくるのか、大きくなってしまうのか。

そのうちに人見知りがなくなってきて、ハイタッチをしながら帰っていくようになるのです。

 

その人見知りに対する面白い研究結果が発表されました

赤ちゃんのキャラクターを幾つかに分類し、その行動を分析すると、

人見知りの強い赤ちゃんほど怖がり。

だけど、人見知りの極端に強い子は逆に人に寄りたがる。

(人見知りのない子も人に寄る傾向がありましたが、これはまあ、そうでしょうね)

という傾向があったようです。

つまり、気になるけど、怖い。この心理が人見知りという形で現れるようです。

 

また、赤ちゃんが相手の顔のどこを見ているかも特徴があるようです。

人見知りの子はそうでない子に比べ相手の目を見ている時間が長く、

よそ見をしている顔をよく見る傾向があるようです。

「目は口ほどにものを言う」をまさに地で言っているわけですが、

直接相手の目が見られない。その辺りにも心理的な葛藤がありそうです。

 

逆に赤ちゃんに接するときには(特に人見知りの子には)、直接ジロジロ見ないほうがいいのかもしれませんが、

その辺りは実際に診察室で検証してみましょうかねえ。

「人口負荷社会」

人口負荷社会(日経プレミアシリーズ)

 

「人口負荷社会」

小峰隆夫:著

 

少子化および高齢化は待ったなしの状態です。

医師会界隈では2025年問題がしきりに言われています。

なんでも年間の死亡者が現在の1,5倍になってしまうそうな。

いや、でも、子どもが生まれないほうが問題でしょ。

と思って読み始めた本です。

 

人口負荷とは、最近巷で言われる「人口オーナス」と同じものです。

でも、人口オーナスと言われてもピンときません。

子どもが減り、社会が全体的に老齢化していく中で

どのように社会を組み立てるのかというのが今回の問題のキモになります。

 

経済は縮小する。当たり前でしょう。働く人がいなくなるんだもの。

そこをどうするのか?

うまく社会を回すにはいろいろな人に働いてもらうしかありません。

主婦の人、定年後の高齢者の方にももっと働いてもらわなければいけないでしょう。

 

でも、そのための社会ができているのか、非常に疑問です。

パパは外で働いて、ママは家にいるという考え方はもう古いと言いますが、

果たして子どもを保育園に預けるシステムができていますか?

子どもが熱を出した時にパパがお迎えに行けるシステムができていますか?

疑問に思えます。

 

結局、社会は子育てしやすいように、パパママが社会にしっかり出来ていけるようにはなっていません。

なぜか?政治はパパママを向いていないからなのです。

そのためには政治を変えるしか無いでしょう。

政治を変えるには選挙を変えるしかありません。

だって、政治家は高齢者しか見ていませんからね。人数も多いし、投票率も高いし。

 

そこに面白いアイデアが有りました。

「デーメニ投票」あるいは「ドメイン投票」と呼ばれるものです。

この投票方式は親権者に子どもの分の投票権を与えるものです。

本来投票できない参政権授与前の子どもに選挙権をあげるわけですね。

すると、どうなるか。

両親は子どものことも考えて投票します。

子どものための政策をしっかりと行っている政治家が当選しやすくなります。

結果的に子どものためになる政治がなされるわけですね。

 

最終的には今のような「政策先送り」をすることは、子どものためにならないので、

なかなか行えなくなるというわけです。

 

このシステムはしっかりと考えてみてもいいと思うんですよね。

一人のパパとして感じています。

 

 

現在のマスコミの論調はあくまでも表面的にしか人口問題を捉えていないことがわかりました。

経済学の原則から、これからの人口問題に対して何をすれば良いかを考えた本です。

将来、自分たちの子どもが大きくなった時に有るべき社会の形を考えてみてもいいのでしょうね。

 

「乳児湿疹」では治せない

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今回は少しショッキングなお話をしていきましょう。

 

乳児湿疹。

赤ちゃんのいるお母さんはよく耳にする言葉だと思います。

一般的にもよく耳にしますね。

 

でも、私はこの病名は大っ嫌いです。

なぜか、「思考停止ワード」だからです。

 

湿疹(皮膚炎)の名前の付け方にはいろいろな物があります。

まず、原因によるもの

接触皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、小児乾燥型湿疹、自家感作性湿疹など

ついで、部位によるもの

手湿疹

あとは、形や症状によるもの

貨幣状湿疹

等があるでしょう。

あとは、特殊な病名の付け方としてアトピー性皮膚炎があります。

しかし、このアトピー性皮膚炎というものは「時とともに湿疹の出ている部位がかわる」湿疹

という意味ですので、これは症状を表した病名ということになります。

 

では、乳児湿疹とは何か。

これは「乳児にできた湿疹」を意味します。

 

乳児にできた湿疹は乳児湿疹。

では幼児湿疹、思春期湿疹、中年湿疹、高齢者湿疹はあるのかと言えば、それに当てはまる言葉はないのです。

 

なぜ乳児湿疹という言葉だけが大手をふっているのか?

それには2つの理由があります。

一つ目は時間が経ってしまえば落ち着いてしまうから。

もう一つは何が起きているのか、医療者の側もよくわからないから。

なのです。

 

つまり、「よくわからないけど、そのうち治るから」という理由で「乳児湿疹」と名づけていることがあまりにも多いのです。

湿疹が起きるには原因があります。しかし、その原因がなにで、一体皮膚表面には何が起きているのか。

そして、それはなぜ悪化したのか。

そこまで考えて初めて治療法が見つかるのです。

また、治療とはタダ単に薬を塗るということではありません。

毎日のスキンケアについての指導を行うことも立派な指導になるのです。

 

しかし、その部分への注意が少ないと、「乳児湿疹」という診断だけ行い、漫然と治療を行う。

ということになってしまうのです。

 

湿疹が起きるのには原因は必ずあります。

(一部、原因そのものの対処ができない物ありますが、それはまた別の問題です)

 

その原因がわからなければ「原因による病名」をつけることができません。

ですので、「乳児湿疹」と名前をつけてお茶を濁すことになるのです。

 

 

最後にもう一度繰り返します。

私は「乳児湿疹」という病名は大っ嫌いです。

原因を探すこともせず、対処もせず、思考停止をしていることがわかってしまう言葉だからです。

「やりきる技術」

やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん

 

やりきる技術 著:小倉広

日本経済新聞出版社

 

人材育成会社の社長さんでもあり、経営コンサルタントでもある著者の

物事を「やりきる」ための技術論が今回のテーマです。

 

「やりきる」ためにはなにが必要なのか。

当然、始める。続ける。ことは大切ですよね。

意外に見落としがちなのが、もう一度「やりなおす」技術です。

途中で諦めてしまえば「やりきる」ことは出来ませんから、当然大事な技術ですね。

この、やりなおすためには何が必要なのか。

体(段取りや手続きなど)と心(意識、意欲、モチベーション)のそれぞれの面から検討を加えています。

 

物事を細かく分けることで、再起動のエネルギーを減らすことや、

前向きな気持ちになって物事を進めることのメリットなど興味深い内容がたくさんあります。

当たり前や常識と思っていたことでも、変えることで意外にスッキリとするということがわかりました。

 

私は今は、HPの更新をしっかりとすることかな?

毎日忘れずに行えるように頑張ってみましょうか。

「やらないと決める」ことが湿疹をつくる(2019年8月)

さて、いよいよ季節の変わり目がやってきました。

夏から秋への季節の移動が始まります。

 

ここで湿疹の悪化する原因を考えると、意外にも汗が一番に挙げられます。

どのような状況で湿疹が悪化するのか?

それは夏の戻りです。

 

一時気温が下がり秋めいてきた時期のあとに一時的に気温が上がり夏が戻ってくる。

このタイミングで湿疹が悪化するパターンが多いのです。

 

つまり、夏の戻りによって大汗をかいてしまう。

しかしスキンケアは秋のスキンケアになっているために汗の刺激を除去できずに

結果的に湿疹を作る。

というシナリオです。

 

どうしても気温が下がってくると夏のスキンケアは不適当なように感じるようになります。

夏のスキンケアはとにかく洗うこと、流すことに主眼が置かれていますから

一面では止むを得ない面もあるのですけどね。

気温が下がるとその洗うスキンケアは減少することになっていきます。

当然ですよね。

でも、一時的な夏の戻りのときにスキンケアが足りないので、

湿疹ができるのが問題になるのです。

 

なので、この時期のスキンケアは「決める」ことはなしにしたほうがいいでしょう。

決めるとは決めつけること。この時期だからという思い込みはなしにすることです。

 

この時期の厄介なところは日によって大きくスキンケアを変える必要があります。

夏のスキンケア、秋のスキンケアいずれも対応できるようにしつつ、

その日の状況や皮膚の状況を見ながら夏と秋のスキンケアをどのような割合で

行うのかを決断していくというのがベストのような気がします。

 

まあ、はっきりしない季節なので、スキンケアもあえてはっきりさせないで

進めていってもいいのかなと思います。

なので、一番良くないのはこうだと決めること。

ということになるのでしょうか。

 

はっきりしません?まあ、そういう季節なのでしょう、きっと。